2000.5月  はなのほろ酔い小部屋

ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね 

花の春が一段落すると、若葉の春です。
つややかな青葉が、光にひるがえり裏返り
きらきらしているのを見ると
その生命の力を分けてもらっているようで
うれしくなってしまいますね。
今日のおはなし・・・本、とくにコミックスというお話

あなたは、読書がお好きですか?
私は、本が好き。活字が好き。
子供の頃、病気をするとおとなしくさせておくために
大人は、わたしに本を渡しました。
少し熱っぽい頭で読んだりした本は、身体の状態とあいまって、
想像力の限りを尽くして憧れる不思議な世界の連続でした。

「本は不思議の国」
この思いがそれから何十年たった今でも私と本の関係の基本です。
だから、私の好きなものは
ファンタジー・歴史小説・推理小説・・・。
そして忘れてならないものはコミックス!
それは、病気のとき「だけ」、買ってもらえる本だったので
(それ以外は自分で買うことも御法度でした・・^^;)
よけいに大好きになったのかもしれませんね。

萩尾望都・大島弓子・吉田秋生・高野文子・山岸涼子・・
それぞれに個性あふれる人ばかり。
そのお好みの中から、今日は坂田靖子さんをご紹介します。

坂田靖子氏の本は、はっきり言って、
読まなくても別にどうっていうことはないと思います。(笑)
でも、知ってしまったら、もうなしでは生きていけない!(爆笑)
することのなくなってしまった龍やら、汗かきの仙人、
海をぺらっとめくってしまえるおじさんやら、好奇心満々の奥様、
象の顔をした隣人、顔が階段状になってる魔王さん、
そして何をするというでもなくぶらぶらしてる青年たち・・
夢を見るはまぐりや、お風呂の好きな鬼の子など、
数え切れないほどのキャラクターが
自分の好きなように飄々と生きている世界がそこには
広がっています。
誰もが、手抜きで生きているわけではないけれど、
自分に忠実に生きていると、どうしてだか周囲とずれていってしまう種類の
人や妖精や物の怪たちが、そこでは生き生きと描かれています。

暖かい晩春の午後、雨でも降っている一人の時間に
することがないなあというあなただったら・・・
ぜひ、坂田靖子を開いて見て下さい。
なお、坂田靖子氏に関するHPも数多くあります。
坂田靖子氏自身が開いているHPは次の通り。
「サカタBOX」
それ以外のところは、坂田靖子ファンになってしまった方は
自分で探してみましょう^^

おっともうひとつ^^
坂田靖子氏の描くお話で、出てくる食べ物・・・
クリスマスのプディングや、数の子からめて海苔をまいたお餅や、
タケノコの煮物、田楽味噌、東南アジアの村のシチューetc、etc・・・
お腹の空いているときには、読まない方がいいかもしれません。
なんともおいしそうに描かれているんですから!












今日のおまけ・・・五月いろいろ

あちこちで見つけた春のつづき、
珍しいものじゃなかったら
ごめんなさい・・・m(_ _)m






一面のれんげ畑!
これこそ、
五月の風景ですよね・・。
牧場の牛・・・・!
春らしいとは言えないかも
しれないけれど・・・
この春、私には忘れられない
思い出です^^;

これも五月の定番!
藤棚の下・・は、じっと眺めていたいけれど
案外、蜂がいるんですよね!(;^_^A

つばめのひなと、
ねぎ坊主。
つばめの頭と、ねぎの頭が、
なんとなく
似ているようで、
おかしくて・・・。
今年は、少し四月がいつもより
寒かったからか、
バラが開くのがいつもの年より
遅いように思います。
これは、今年最初の
つるバラです。
つるいっぱいに咲き誇るには、
まだ少しかかりそう・・・。