変数の値を表示する

C++/CLI で、変数に格納されている数値と文字を WriteLine で編集して表示します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. WriteLine.cpp の全ソースコードです。
    /*★ Console.WriteLine()     前田 稔 ★*/
    using namespace System;
    
    int main()
    {   int     val = 123;
        String^ str = "文字列";
    
        Console::WriteLine("val={0}  str={1}", val,str);
        //Console::ReadLine();
        return 0;
    }
    
  2. 今回も作成するのは、簡単なソースプログラムファイル一本だけです。
    CLI.BAT は Set UP から取得して下さい。
    WriteLine.cpp を CLI.BAT と同じフォルダーに格納して下さい。
    C:\Data\Cpp\CLI.BAT
    C:\Data\Cpp\WriteLine.cpp
  3. using namespace System; は名前空間(System)の設定で、修飾しなくても System Class を参照できるようにします。
    詳細は namespace 宣言 を参照して下さい。
  4. int val は int(整数型)の領域で、初期値として 123 を格納しています。
    String^ str は String(文字列型)のポインタ領域で "文字列" の先頭を指しています。
    ^ はポインタを意味する記号で、文字列はC言語と同じようにポインタとして扱います。
    int val = 123;
    String^ str = "文字列";
  5. Console は System Class に含まれる Object Class です。
    Console::WriteLine() は Console Class のメソッド(関数)です。
    C言語では printf() を使いましたが、Maneged Mode では WriteLine() を使います。
    val と str の値をコンソール画面に表示します。
    {0} は0番目のパラメータ(val)を、{1} は1番目のパラメータ(str)を指しています。
    Console::WriteLine("val={0} str={1}", val,str);
  6. val だけを表示するときは次のようになります。
    Console::WriteLine("val={0}", val);
    同様に str だけを表示するときは次のようになります。
    Console::WriteLine("str={0}", str);
  7. Console::WriteLine() は表示した後で改行します。
    改行したくない時は Console::Write() を使います。
  8. Console::ReadLine() は画面の表示を確認するために挿入した命令です。 ヽ(^^ )
    CLI.BAT でコンパイルしたときは必要無いと思うので、コメントアウトしています。

【演習】

  1. あなたの名前と年齢を定義して表示して下さい。
  2. あなたと恋人(友達) (^_^;) の名前と年齢を定義して表示して下さい。
  3. Console::Write() と Console::WriteLine() の違いを確かめて下さい。
  4. プラットホームによっては表示確認の Console::ReadLine() が不要なことがあります。
    先頭に // を記述するとコメントアウトされるので、試してみて下さい。

超初心者のプログラム入門(C/C++)