MessageBox を表示する

MessageBox の表示とウインドウにキャプションを設定します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. ソースプログラムです。
    ファイル名 説明
    Msgbox.cpp MessageBox を表示
  2. 初めてのソフトは、慣れるまでに苦労します。 (^_^;)
    そんなとき役に立つのが、難しいことを抜きにした簡単なプログラムと説明です。
    今回も必要なのは、ごく簡単なプログラムファイル Msgbox.cpp 一本だけです。
    コンパイルと実行の方法は Set UP を参照して下さい。
  3. #using で実行に必要な DLL(Dynamic Link Library) をリンクします。
    using namespace は名前空間の設定で、修飾しなくても Class を参照できるようにします。
        #using <System.dll>
        #using <System.Windows.Forms.dll>
    
        using namespace System;
        using namespace System::Windows::Forms;
        
  4. FormClass は フォーム(Window) を生成するクラスです。
    今回は Form のキャプションを設定するメソッド Form^ SetText() を作成しました。
    ^ はポインタを表し、リターン値として Form のポインタを返します。
        ref class FormClass
        {
          private:
            Form^ form;
    
          public:
            //Constructor
            FormClass()
            {
                form = gcnew Form();
            }
    
            //Form のキャプションを設定
            Form^ SetText()
            {
                form->Text = "C++/CLI のフォームです♪";
                return form;
            }
        };
        
  5. main() メソッドでは、最初に MessageBox を表示しています。
    FormClass MyForm; は FormClass の定義です。
    MyForm.SetText() メソッドでキャプションを設定して、リターン値をパラメータにして Application::Run() を呼びます。 ヽ(^^ )
    Application:: は明確な namespace の修飾です。
        int main()
        {
            MessageBox::Show("C++/CLI で Form を表示します","caption");
            FormClass MyForm;
            Form^ form = MyForm.SetText();
            Application::Run(form);
    
            return 0;
        }
        
  6. Command Prompt から実行すると、MessageBox を表示されます。
    応答すると、少し置いて空のウインドウが表示されます。
    キャプションに "C++/CLI のフォームです♪" が表示されていることを確認して下さい。

超初心者のプログラム入門(C/C++)