風力発電について色々調べていたら新聞の記事があったので切り取っておいた。

また、インターネットを調べていたら、同じ内容の話がでていたので、コピーした。

おじいさんが色々実験をしているのがすごいと思った。

効率的風力発電を考案  神戸新聞 2002/07/18

 神戸市垂水区に住む建築家が、効率的に電気を起こす風力発電装置を考案した。先がすぼんだ四角柱形の空洞遮へい壁を置いて風の通り道をつくり、広い口から狭い口の方向に流すことで風力が増す原理を応用、発電を行うプロペラに風を集中させる。風速は空洞壁を通さない場合に比べて三―五倍に上昇し、発電出力は理論上、二十五倍以上と飛躍的に伸びる。すでに試作機は完成し、改良を重ねて実用化するという。
考案者は建築事務所を営む脇田正男さん(71)。高い建物の間を吹き抜ける「ビル風」をヒントに、約四年前から研究開発を続けてきた。知り合いの小学校の先生や発電の専門家らの協力を得て、試作機の完成にこぎつけた。
遮へい壁は幅三メートル、高さ一・六メートル、奥行き三メートル。鉄骨にテント用のシートを張った構造で、プロペラに風を導くため、ちょうどメガホンのような形状をしている。製作費は風力発電設備の購入費を含め、約五十万円。製作には約一カ月を要した。
風力発電はある程度、風がよく吹く場所でないと安定的に発電量を確保できないという欠点がある。今後は海岸や谷など風力発電に適した地点に試作機を持ち出し、実験データの収集などを行うという。
脇田さんは「この装置の開発をきっかけに、若い人たちに風力発電に興味を持ってもらいたい。今後の研究開発や事業化に協力してくれる人が現れるのを期待している」と話している。

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