ココでは逆輸入車の新車登録までの整備や手順を紹介します。

まずは車両を安定させる為にレーシングスタンドでバイクを固定します。
サイドスタンドでもいいのですが、やっぱり安定がイチバンです。
それからカウル等の外装をキズを付けないようにそ〜っと外していきます。
最近のバイクは軽量化の為、カウルが薄く、しかも複雑な立体パズルの様です。
隠れたスクリュやクリップがありますので、焦らずにゆっくりと外していきます。
ここまで外すのにも気疲れします・・・。
カウルを外しながら各部のチェックを忘れずにね。
それにしてもスゴイです。もうレーサーそのものの作りですねぇ。
エンジンのゼネレーターカバーなんてモノは無く、クランクシャフトの端に小さいカバーが付いてるだけです。バンク角が増え、コーナー速度が上がります。レーサーそのものです。

アッパーカウルまで全て外してしまいます。
それで足周りのチェックをします。
そして海外仕様の為、日本の交通ルールに合うようにヘッドライトを交換します。
左側通行用のライトに交換します。
このR1はイギリス仕様の為、ヘッドライトはこのまま使用できるので交換はしません。
ちなみにメーターの表示はキロとマイルの両方が選べます。

ん?このR1ですが、フロントフォークの突き出しが
左右で少し違ってます。
ほんの1mm程の違いです。
でも気持ち悪いので左右キッチリ合わせましょう。
やっぱり右と左は揃えたいですよねぇ。
ってことでタイヤも外してフォークの位置の調整を
します。締め付けトルクはキッチリ管理しますよ〜。

2006年式 YZF-R1 です。
もちろん新車です。
新車なのでカウルには保護テープが貼られてます。
う〜ん、カッコイイですねえ。
パリッと整備して気持ちよく乗ってもらいましょう。