肥満細胞腫治療記録 3 放射線治療

日本で放射線療法が受けられる病院

北海道大学、岩手大学、日本獣医畜産大学、東京大学、麻布大学、日本大学、

南動物病院(三重県)、大阪府立大学、山口大学

このうち、ボルテージ放射線設備のある病院は、麻布大学、南動物病院、日本獣医畜産大学
ブログ さくらと一緒に 肥満細胞腫写真 さくらの足跡 診療明細書 トップ
 1回目 06/11/15 獣医さんから血液検査をして白血球を調べる・麻酔をする・エマージェンシーの準備をすると説明を受けた。用紙に署名した。数時間後、獣医さんがさくらを抱いて歩いてきた、「麻酔から覚めたところなのでしばらく抱っこして下さい」と、まだぼんやりしているさくらを抱っこして椅子に腰を下ろす。治療後食欲不振になるかもと聞いていたが、少し便が柔らかいが、さくらはいつもの様に食いしん坊,食欲もりもりなので一安心 ,来週も放射線治療をする
 2回目 06/11/22 さくらの治療が終わるのを待っているとミニチュア・ピンシャーの飼い主さんと獣医師の会話の中に「放射線はあと1回です・・・・」と聞こえてきた。そういえば先週も受付で見かけたような気がする・・・・。飼い主さんとお話を聞いたら、さくらと同じ肥満細胞腫。
担当の獣医さんが受付に来て2ワンを見て「肥満細胞腫グループやねぇ〜」と優しい口調で話しかけた。ミニチュア・ピンシャーちゃんは後ろ足に発症して手術。
その傷を口で舐めるので、皮膚がトラブっているらしい。包帯を巻いている足が痛々しい、来週、2ワンは前後して放射線治療を受ける。さくらの傷口は綺麗になった。食欲もあって元気
 3回目 06/11/29 肥満細胞腫友達のミニチュアピンシャー(今日で最後の放射線治療をした)と、お互いのワンちゃんの健康を願ってさようならをした。来週から大きなワンちゃんと前後して週2回の放射線照射になる。獣医さんから「今後、肥満細胞腫があった右側下唇のリンパ節の延長にある浅頸リンパ節や、後ろ足の膝リンパ節に転移が出来る可能性がある。グリグリの早期発見が大事」さくらのお迎えが1時30分頃なので学食でお昼ごはんを食べた。大勢の学生の中で不釣合いなおばちゃんがトレーを持って並んだ。食堂は満員でどこに座ろうかと席を探していたら、外のテラス席を見つけそこに座った。木漏れ日が射しポカポカと暖かくて、紅葉を見ながらきつねうどんを食べた。 
 4回目 06/12/5 普段はオトナシイさくらだけど、病院の受付で待っている時、白衣を着た人が通る度に大きな声で吠える。 痛かった、いやな記憶を思い出すのかも・・・
それと同時に、心臓の鼓動も早くなり舌を出してハァーハァー、そんなさくらは、獣医さんが迎えに来て診察台に上がったら、ジット動かないで静かにしてる。犬の平熱が38℃ さくらは39.5℃。緊張とストレスで体温が上がるようだ。元気で食欲ももりもり有るので問題は無いという事で、放射線治療をした。 麻酔は初めに前足に眠くなる注射をしてから、口から管を肺まで入れる。今週も2回の放射線治療予定
 5回目 06/12/8
 6回目 06/12/12 獣医さん:「傷口を掻いたりしないですか?」
 私 :「いいえ、全然しませんよ・・・」
獣医さん:「前回あった肥満細胞腫の横に脹らみがあるのがチョット気になりますね、刺して調べてみます。」
1時間30分後、生研の結果気になる部分は大丈夫だったので、一安心
帰宅後、しばらくすると前足で傷口を掻き始めた。
傷口が化膿したら大変なので、クリアーファイルを使って急遽エリザベスカラーを手作りした。息子が天使の翼?角?ハート?らしきものをくっつけた。
少しの間、チョットがまんしてね(^。^)
 7回目 06/12/25 今後は抗癌剤の投与が続く、1ヶ月分の薬を受け取った。無くなった場合は、近所の動物病院でもらう事になった。
獣医さんが、優しい声で「さくらよく頑張ったね、下唇付近の肥満細胞腫の再発はほとんど低いけれど、でもリンパ節への転移があるかもしれない・・転移が無ければ良いのにね、便は黒くないですか?細くないですか?」
さくらは放射線治療の翌日もいつもと変わらず食欲も有り、元気なので一安心です
大阪府大付属獣医臨床センターでの診療は一旦終了となった