平成24年 農園日記

 11月13日(火) 今年もあと一ヶ月半となりました。寒さも増してきました。ホームページの更新がまちまちになっていますが、頑張ってやっています。右の写真はコウノトリが餌を探している所です。あちこちで見られます。田んぼに稲がある時は何処にいるのか分かりません。しかし稲がなくなるとこんな光景は毎日のように見れます。すこし嬉しい気持ちになれます。秋野菜の真っ只中ですが、私は来年の苗床の土を山から取って来たりビニールハウスを片付けたりで忙しくしています。消防団も火災予防週間なので行事等もあります。今月末より恒例の忘年会もあります。
12月中旬には来年のトマトの種まきが始まります。
毎年、何かと沢山の出来事あり試行錯誤して頑張っています。
いつの間にか年取ったなって感じですが、気持ちはまだとても若いです。
 9月28日(金) 稲刈りが終わりました。刈り終えたコンバインです。今年は30a増えましたがコツコツとこれ一台で頑張りました。りりしい姿です。専業小規模農家なので機械も小さいです。昨日は、荒神さん(火の神さん)で毎年9月27日に当番でのぼりを揚げお供えをします。夜は火を囲んで弁当を食べたりお神酒を頂きます。この祠は私の祖先が建てた物で我が家の裏山にあります。こののぼりを見ると季節を感じます。
左は今日の15:00天気図です。台風17号が接近しています。稲刈り時期は台風に悩まされて来ましたが今年は大丈夫です。少し上下するだけで被害は違って来ます。一年中、台風のような低気圧で各地被害が出ています。厳重な注意が必要です。消防団の出動要請が無い事を祈るばかりです。
 9月15日(土) オリの当番最終日です。早朝にオリの点検に行くとシカが一頭入っていました。捕獲できました。14日の朝に点検に行くとオリの中まで足跡があったので入りそうと予感がしていました。その夕方にオリに沿ってヌカの甘い臭いで誘おうと10m程ヌカを撒きました。それが良かったのか入ってくれました。後は市の委託団体に連絡し役目は終わりです。6月は21頭のしかの群れを夜中に見ました。誰も信じてくれなかったですが「野生の王国」見たいな光景でした。農会で山裾の鉄網を延長したりしてその数は少なくなりましたが捕獲も一つの手段としてやっています。シカやイノシシが田畑を荒らすようになってから各農家は電気柵や魚網・トタンなどで囲うようになりました。子供の頃のような景観はなくなってしまいました。と言っても昔を取り戻す事が大切なのだろうかと疑問に思う。現実は想う以上に難しいです。
 9月13日(木)午前中は稲刈りして乾燥中です。右の写真、イノシシが入ってしまいました。手前は散々で稲を倒した跡です。一晩でこの通りです。電気柵の一番下の線が継ぎ目で浮いた状態でした。ここだけで80aあるので稲刈り前でうっかりしていました。この代償は大きいです。この際に他の電気柵も確認しました。今年の5月から農会で鹿と猪を捕獲するオリを2台購入し当番制で朝の確認と夕方に餌蒔きをします。今週は私が当番です。今までこのオリ鹿6頭と猪4頭を捕獲しています。

 8月4日(土) 毎日、暑くてビニールハウスに入るのが辛い毎日でした。トマトの出荷も昨日で終わり、後は直売所での販売のみとなりました。田んぼは水管理と草刈りを野菜の合間を見てしていました。7月に入ってピーマンとナスを市場に出荷しています。今年は10aの田んぼにナスとピーマンを作りました。苗はすべて自家作です。2年前から発芽から移植までを電熱温床に変えて移植後から今までの稲わらの踏込み温床をしています。電熱だと温度が十分保てるので一斉発芽し揃った苗が出来るので管理が思うようになりました。踏込み温床だと温度の持続がないので寒い冬なので温度が下がるのが早くて発芽が揃わず難点でした。あと1ヶ月もしたら稲刈りです。災害もなく稲刈りが出来る事を願うばかりです。今年は田んぼが30a増えました。大規模農家だと1f増えても大したことないでしょうが松下農園では重大な事です。写真はナスとピーマンの畑です。畝と畝の間の溝にいつも地下水を入れています。歩きにくいですが、この暑さをしのぐにはこれ位の水分が必要です。人間も同じです。
 6月1日(金) 2ヶ月以上も更新をお休みしていました。申し訳ござ゛いません。3月末のトマトの定植からず〜と田んぼと苗管理と続いて田植えも終わり右の写真のようにトマトも赤くなり始めました。田んぼは30a増えて水管理が増えました。今はナスとピーマンの定植準備、10aに一人で畝を作るのがとても疲れます。機械で出来たらいいけれどトラクターで外形を作って後はクワやスコップを使って畝を作っています。ナスとピーマン合わせて1,000本ほどあるのですべて植えたいです。畝幅もまちまちでマルチの幅も120cmや135cmを使っています。昼は半袖で夜は肌寒い日が続いています。日中は少し暑くて夜は涼しい。私は今頃の天気が一番好きですね。しかしこの天気いつまで続くのでしょう。
三江小学校にある巣塔のコウノトリの卵は4月の台風並の風で巣共に飛んでしまいました。ヒナが誕生するのが楽しみでしたが残念でした。

 3月24日(土)大変だった雪も日陰を残し溶けました。しかし晴れの日が少なくて定植の準備が進まないのとトマトの生育が平年より遅れています。数年前まで3月20日に定植をしていましたが、ここ数年遅くなっています。雪と雨の影響でとても植え付けが出来ません。トマトを作り始めて20年以上になりますが天候が異常です。温度差が激しい突風や豪雨といった今までの天候とは違います。今月は年度末総会の準備で会議に出る日が多く趣味に没頭できる日が少なくて不満です。今、豊岡市立三江小学校にある巣塔でコウノトリが抱卵しています。ハウスのすぐそばなので生まれるのが楽しみです。近くは農道なので一般車両は入れませんが、無事に巣立ちが出来るように見守って下さい。2005年(平成17年)の放鳥から7年、今ではコウノトリが飛んでいて当たり前の日々です。
 2月14日(火) 毎日とても寒い日が続いています。最高気温が5度や6度と寒さが身にしみますが、東北の方は連日マイナスの温度で私は経験した事がないのでどんな寒さか想像も出来ません。でも右の写真のようにトマトの苗は一生懸命頑張って少しずつ大きくなっています。この苗を見ていると生命力って凄いなと感じます。ここ数日は雨で雪も溶けてきました。今週、また雪の予報が出ています。雪はもう沢山です。春よ来い!。

 2月2日(木)兵庫県北部の豊岡市も大変な雪となりました。3日が節分で4日が立春、暦の上ではもうすぐ春です。しかしこの寒さではもうしばらくは真冬の中ですね。家の前は胸までの高さとなりスコップでの雪かきは限界です。畑のビニールハウスにはいけない状態で家の前の苗床の雪かきが精一杯です。東北の太平洋側は大震災の爪あとで、日本海側は大雪で日本中が大変な目に遭っています。暖かくなるまで頑張りましょう。

 1月16日(月) 雪も一旦収束で晴れ間が出てくるようです。畑や田んぼは雪で行けません。一回目トマトの移植も終わり順調に大きくなっています。毎年、同じ作業をしていますが雪が多かったり少なかったり毎年天候は違います。今年はどんな年になるのか想像も付きません。しかし、田畑を耕し種を播き野菜を育てるが仕事です。今年も、汗をかいて美味しい野菜を育てて皆さんに喜んで頂けるように頑張ります。