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 2008年 農園日記

 12月30日 昨日は、1日中子供達と一緒に餅つきで、夜は消防団の年末特別警戒で詰所に24:00まで地区巡回や警戒をしていました。31日まで続きます。明日は、トマトの種まきで種を蒔く床作りの続きを今日仕上げます。今年は雪のない年末年始を向かえようとしていますが、年々雪が少なくなっているのは確かです。今年は、イチゴの収穫が例年より早く直売所で賑わっています。予約もあって午前中で完売の日もありますが、イチゴののぼりが立っている時はありますので立ち寄って下さい。今年も2日となりました。来年もよろしくお願いします。

 12月13日 今日は、豊岡市野菜園芸グループ(会長・私)が豊岡市但東町の(有)夢大地(代表取締役・小西正義)へ視察研修に行かせて頂きました。65mのビニールハウスが75棟ずらりと並んだ光景に驚かされました。すべてのビニールハウスに小松菜・チンゲンサイ・水菜・青ねぎが時期をずらして栽培されていました。夢大地は地元野菜の拡大と「安全・安心」の確保・安定供給・地域の雇用を備えた農業生産法人で将来の農業を担って行く農業後継者育成所でもあります。代表の小西さんは勤勉・努力家でとても話やすい方です。これから農業を目指したい方は相談しては如何でしょう。私はトマトやナスが好きなので葉菜類はと思いましたが実際に視察しとても刺激になりました。これから沢山の後継者が育ち地域の活性化に繋がる様に応援したいです。農園内にヤギが2頭いて、仲良く草を食べていた光景がとても自然(まわり)に溶け込んでいて嬉しかったです。有難うございました。

 12月3日 週末に寒波が来るようで、寒いのは苦手!。イチゴの花も咲き赤くなったイチゴがぽつぽつと見えるようになりました。我が家のイチゴとしては近年にない出来です。稲刈りやトマトの掃除でイチゴの定植が遅れて今頃食べられるなんてほんと満足です。クリスマスに十分間に合いました。ホーレン草やチンゲンサイ・キクナ・レタスも作りたいですが、今の作付け状態を考えるともう少し余裕が必要です。今年も一ヶ月となりました。来年はもっと自由な発想で農業を考えたいです。もっと自由に!。

 11月27日 消防団の親睦旅行で22日〜23日に三朝温泉に行きました。1番の目的は親睦、2番目に三徳山の投入堂参拝でした。参道が険しく岩の絶壁を鎖をロープ代わりにまた木の根をつかんで思考錯誤で登ります。若い団員が数名”もう駄目だ”と音を上げていましたが何とか全員が参拝出来ました。参道入り口で靴の検査があり滑りやすい靴の人は”わらぞうり”に履き替えます。途中、”こんにちは”と知らない人と挨拶や話をしたり、企画して良かったと思いました。帰りのバスでこの参道での出来事が話題で盛り上がりました。次回の旅行もちょっと風変わりな体験を企画します。私は、アルコールが駄目なので宴会はお茶で乾杯です。岩の窪みに投入れたように作られたので「投入堂(なげいりどう)」、どうやって建てたのでしょう?不思議です。

 11月17日 イチゴの花が咲き出しました。市場出荷はしないので沢山は作っていませんが、直売所で販売出来る程、2ハウスです。霜が降りるまでにビニール・トンネルをします。この分では、何とかクリスマスのケーキに間に合うと思います。子供達がクリスマス・ケーキに作る時にイチゴが無い年もありそんな時は色々な缶詰の果物がのせてあります。「何で今年はイチゴがないん」と子供から尋ねられる年は、結構辛いです。品種は昔からの「宝幸早生」で味は最高です。イチゴの元祖で初心者の方でも作れます。

 10月21日 もち米の籾摺りも終わりました。右の写真は、今月購入した籾摺り機です。インペレ方式で調整も簡単なコンパクト・サイズ、一人で一時間に10〜14袋籾摺りをします。この位が労働の限度です。ほとんどロール式ですがロールの調整が難しくロールで籾を磨り潰すのでお米の表面に傷が出来るそうですが、このインペレ方式だと遠心力で籾を飛ばし割る方法なのでお米に傷が出来ないので保存状態が良いとの事でした。最近はこの方式に変わりつつあるようです。ロールの交換も無いし掃除も簡単でした。もみがらの処分に今日も夕方、煙突を立てて燃やし薫炭にしました。

 10月15日 今日は秋晴れでしたが、一人コツコツと作業場の中で籾摺りをしていました。籾摺りをすると洗濯物が心配です。こんないい天気に籾摺りをすると洗濯物がホコリだらけと言われるかと思ったらちゃんと安全な場所に移動してありました。この辺が内助の功と言うものでしょうか。籾殻を貯めて置く場所が狭いので籾殻の処分に思案していました。まずは薫炭に、でもした事無いけど何とかしてやろう。ブリキ雨トイ(片方を30センチほど短くする)を重ねて針金で2か所ほどとめる。長い方を15センチ位土に埋めて立てる。周りに枯草や新聞紙を丸めて燃やすと同時に籾殻を少しずつかぶせる。煙突から煙が出るのを確認したら籾殻を周りにどんどん積んで行きます。ポイントは煙が煙突から出るか出ないか、出ないならもう一度燃やすとこから。煙が染みて今でもなんか臭い。

 10月7日 平成20年度産の籾摺りを初めてしました。ご予約を頂いて方には大変遅くなりました。明日、順次発送させて頂きます。バインダーで刈るのは簡単ですが、刈った稲を集めて稲木に掛ける作業がとても重労働です。田んぼに軽トラックが入れば楽なのですが、今年は少量の雨が続きましたのでほとんど一輪車か担いで運びました。天日干しも長く干していれば良いものでもなく、あまり長いと湿度で穂から芽が出てきます。ポイントは稲わらの乾燥度です。稲わらもお米も生きています。マーケットのビニールパックに入ったお米を見ると息の詰まる思いがします。

 9月24日 中々、晴れの日が続きません。周りの田んぼはどんどんと稲刈りが進んでいます。昨日の雨が少なかったので今日の午後、脱穀をしました。17日から1週間天日干しをして水分は16.3%理想の乾燥です。今年のお米は美味しいですよ。天日干しは晴れの高温よりさわやかな風を必要とします。雨が降ってもイナキに干していたら稲の表面だけ濡れてイナキの裏側は濡れないのです。良く考えてますね、昔の人は偉い。明日の夜からまた雨の予報です。
小雨なら良いのですが、一週間ほど秋晴れが続いて欲しいです。

 9月19日 昨年の今頃だと稲刈りの最中でしたが、今年はやっと始まったばかりです。けして遅くはないのです。周りが早いだけ、台風や雨の前に一斉に稲刈りが始まり終わってしまいます。松下農園はせっせとイナキに掛けるので10eの稲刈りに2〜3日掛かります。写真左は16日にバインダーで刈って17日にイナキに掛けました。アップで見ると分かりますが田植え後一回の除草剤も稲刈りの時には草は一面に生えています。写真右は奥に3基目のイナキを建っている所です。台風13号の影響もなく弱雨で、この間イチゴが出来ました。今日、3基目のイナキを完成させます。

 9月15日 今月に入って雨で稲刈りの準備が出来ませんでしたが、先週より晴れが続きイナキも2基建て準備万端の時、親戚に不幸があり3日遅れで稲刈りを始めました。まだ、田んぼの中はじめじめしている所があり台風13号の影響で今日の夜から雨の予報となっているので段取りが出来ません。今年の田植えが10日程遅かったので稲刈りは遅くないのですが、晴れが続く時に稲刈りをしたいですね。雨が降ればイチゴの定植をしています。

 8月24日 国の特別天然記念物オオサンショウウオです。田んぼの溝の草刈りをしていた父が手を噛まれながらも網で捕獲しました。動きは鈍そうですが、肉食で鋭い歯を持っています。詳しくは「ある日、突然の出来事」をご覧下さい。増水した川から迷ったのでしょうかいることは知っていましたが迫力ある生き物です。生きた化石とも呼ばれ昔から姿形が変わらず今では絶滅の危機にあります。「コウノトリ」と「オオサンショウウオ」が生き続ける環境を守る為、に、「なんとか頑張らないといかん」と思います。

 8月16日 盆が終わり子供達は、部活に出かけました。稲も順調に育ち稲穂が垂れて来ました。盆が過ぎると涼しくなるのですが、まだ熱帯夜が続いています。昨日も寝苦しかったです。最近、あちらこちらで突然大雨になったり天候が急変し事故になったりしています。農業も天気予報とにらめっこしながら仕事をしています。平成20年度新米の予約受付を始めました。詳細は「ご注文はこちら」でお願いします。僅かですが特典もあります。春から城崎温泉の旅館よりお米を使って頂いています。お客様に喜ばれていると聞き喜んでいます。昨年、豊作だったのでまだお米あります。値段も思いっきり下げました。よろしくお願いします。

 8月12日 毎日暑い日が続いています。8月2日、豊岡市の柳まつりで我が家から花火を見て子供達は大喜び、暑い夏を吹き飛ばすような花火でした。7月31日吹奏楽コンクールの結果ですが、豊岡南中学は「銅西奨、豊岡高校は「銅」でした。関西への道はまだまだ遠いです。明日の夕方からお盆です。私は、お墓の掃除だけやりました。田んぼの稲もこの暑さの中で実っています。豊岡市は盆地なので高温多湿で暑さはじっくり型です。新潟県魚沼地区も盆地で高温多湿です。お米の産地は冬は寒く夏は暑くないと美味しいお米は取れません。19年度産コシヒカリも残り少なくなりましたが「一年経とうとしていますが美味しさは変わりせん」是非、天日干しコシヒカリ100%をご賞味頂きたいです。関西にもこんな美味しいお米あったのかと驚きの美味さです。

 7月31日 第55回兵庫県吹奏楽コンクール全但地区大会が、豊岡市民会館文化ホールで行われました。子供2人出場しているので午後より見に行きました。毎年、消防団の訓練と重なり家内だけでしたが、今年は私も行くことが出来ました。どの学校も今日の為に練習を重ねその努力の成果を発揮する時です。子供の結果は、豊岡南中学と豊岡高校はAの部で金賞、県大会に出場です。良く頑張ってくれました。帰って来るなり「お父さん、県大会出れるよ」と報告してくれました。金賞と連盟賞で県大会出場を聞いた時は感激です。子供達は青春真っ盛りです。(写真は第54回の資料より)

 7月23日 午後、久しぶりに夕立で雨が降りました。乾いていた畑に雨が降りナスやピーマンが元気付いた感じでした。朝、5時過ぎよりトマトの収穫をしていましたが8時頃には汗が出る陽気、土用はやっぱり暑い。ナスの価格が低迷していていますが小売価格はどうでしょう。ナスの消費に皆さんよろしくお願いします焼きナス、揚げナス、どちらにしても料理する方は暑いのです(家内)。焼きナスにしょうが醤油・ナスとピーマンを炒めて醤油と砂糖(少)とだし汁、ナスは焼肉の時だけではありません。

 7月6日 30度を超す暑い日、今日は早朝より地区総出の河川の草刈をしました。毎年恒例でこの時期に行います。2`ほどの河川に散らばって草刈機の音をブンブンいわせながら2時間程度で終わりました。その間、猪の親子に遭遇、親と残りの子供はとっさに山に逃げましたが1頭のうりんこが刈った草の中に隠れようとし目の前を走って逃げました。トマトも中盤で暑さで一度に赤くなりそうです。ナスも収量も増え忙しくなります。ご注文フォームが完成しました。開店審査も終わりお買物カートでご注文を頂くと自動確認メールが届きます。ご利用下さい。

 6月21日 昨日は梅雨らしく蒸し暑いうえ大雨でした。嫌な季節です。露地のナスには久しぶりの雨でしたがハウスのトマトは湿度が高く”灰色カビ病”が出ました。4〜5段目に多く残念です。ナス500本の支柱立も後1畝で完了で今日終わらせる予定です。前回の日記にも書きましたが、まだ注文書のフォームの修正が出来ていません。プロバイダーの変更がこんなに大変だとは思いませんでした。お米はまだありますのでご利用下さい。よろしくお願いします。

 6月14日 久しぶりの更新です。プロバイダーの変更で不具合が出て注文書のCGIがうまく動きません。設定が違うのだろうと思いますが毎日HTMLソースと格闘しています。その間のご注文は「ご感想・ご意見はこちら」のフォームより「ご住所・ご氏名・〒・お電話番号・商品名・数量・お支払い方法」ご記入の上お申し付けください。よろしくお願いします。トマトの出荷も始まり直売所も毎日にぎわっていますが、この3日〜4日前からちょっと涼しくなったのか直売所のトマトが間に合わない状態です。生産者にとっては嬉しい限りです。お米もまだ在庫がありますのでご利用をお待ちしています。

 5月5日 連休真っ只中ですが休んでは要られません。野菜はすくすく大きくなり支柱立てと誘引をやっています。稲の苗も田植えを待っています。昨日はナスやピーマンの植える所を作っていたのですが暑くて暑くてよく日焼けました。今日は涼しくて小雨が降っていますこんな日が続くと野菜の病気が発生しやすくなるのですが今年はどんな年になるのやら!、今月中に「葉カビ」「灰色カビ病」の予防に消毒をします。これをしないと収穫前になって病気が蔓延し大変な事になります。

 4月14日 4月12日に苗代をしました。昔と違いハウスの中に古ビニールを敷きその上に発芽した籾種を播いたトレーを並べます。とても簡単な仕組みで、2人ですべてを1日で終わらせます。後は芽が出るのを待つだけです。トマトの定植も少しづつやっています。左写真はトマトの花で綺麗に咲いています。まだ、寒い日が続いているので育苗管理に要注意です。昨日は家内の誕生日で家の中で焼肉をしたので今日の朝も臭いが残っていました。○○リーズをしましたが今も少し臭いです。

 4月7日 良い天気が続いていて、3月27日よりトマトの定植が始まりました。ビニール張り・畦作りと平行作業で忙しくしております。只今、入学シーズンです。我が子も第一志望だった近県の国立大学に入学出来ました。桜満開です。入学式の日に引越しをしましたので1日で終わりました。寮生活で自炊をしていますが何を作って食べているのか心配です。これも学業の一貫としてやってくれればと思っています。まだ来年、再来年と受験の年が続きます。初めての大学受験でしたが親も大変多くの事を学びました。子供に負けずトマト作り、米作りに励んで行きたいと思います。と思いつつ3回目の接木を失敗しました。400本ほど友人より分けて頂きました。4回目は頑張ります。

 3月18日 日差しが強く、久しぶりに日焼けしそうな天気でした。3回目の接木を始めます。湿度が高く曇りか雨の日を選んで接木をします。この接木とは連作を回避し土壌の病気に強いトマトと完熟でも肉質が硬く美味しいトマト(桃太郎ファイト)をくっ付ける作業を言います。今では、ほとんど苗屋さんから購入したり共同育苗していますが松下農園では個人でやっています。2回目は温度が高ったせいか活着率は80%ほどでした。3回目は90%を目指します。これまで大失敗を何度かしました。1000本接木して活着したのは100本程度の時があり、ショックで次の接木をするのが怖かったりしました。毎年、この時期は気が抜けません。

 3月11日 春の陽気でここ数日良い天気が続いています。この度、思案を重ねた結果お米の価格体系を変更致しました。玄米10Kgと精米10Kgを合わせた20Kgでのご注文が増えたのと同様に10Kgと5Kgを合わせたご注文となると商品に送料が含まれると送料の計算が不透明になるので商品価格と送料・手数料を別々にしました。沢山の方に食べて頂ければ幸いです。ご理解をお願いします。一回目トマトの苗が出来上がりました(右写真)。活着率(接木が成功した率)は約90%程度でした。夜温の低い日が続いていたのでもっと低いと思っていましたが何とか出来ました。今2回目の接木をしていますが、日中は高温なので朝夕にしています。今月末にはトマトの定植、来月10日までに苗代です。これからもっと忙しくなります。

 2月28日 朝から晴天で苗の管理をしながら3回目トマト台木の移植をしました平年より接木も10日ほど遅れているので順番待ちの苗があちこちに並んでいます。明日は温度も高くなるので苗の管理も忙しくなります。来月の今頃はトマトの定植準備をしている頃、春は間じかに迫っています。左の写真はトマトの接木後5日目で”ならし”の様子です。シルバーのシート(遮光率70%)で晴天の時に遮光しています。3回目の台木をポットに約1,300本移植した様子です。トマトの接木は約1,200〜1,300本を4回、ナスの接木は約1,000本行っています。まだ五分の一ですね、これからは温度も高くなるので忙しくなります。

2月10日 毎日寒い日が続いています。1月下旬パソコンが故障し買い替えをしました。出費のかさむこの時期に何とか3万円程度で購入出来ました。CDの書き込みが出来なくなっていたのでフロッピでせっせと乗換をしました。
平年だと接木を始めている時期ですが今年は温度が低くまだ一週間ほど掛かりそうです。温度が長持ちしないので、度々切り返しを行い何とか温度を保っています。写真左のポット苗が接木を待つトマトで右が発芽したピーマンです。ピーマンはトマトと違い発芽温度が高いのでトマトとは別の苗床で育苗しています。今年は定植も収穫も平年より遅くなる気配です。寒いので体には注意しましょう。

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