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 2007年 農園日誌

 12月28日 12月はとても早く終わってしまいました。畑の掃除と育苗土作り・苗床作りの毎日でした。31日はトマトの種まきです。左の写真で11月に山から袋に取ってきた山土と今年作った踏込みの稲わら堆肥と混ぜて積み上げていきます。肥料は使いません。出来上がったのがホームページTOPの写真となります。土は小石や木の根が混ざっているので5oほどの網で”ふるい”にかけます。約3トンほど作ります。29日と30日は餅つき、18臼頑張ります。

 11月23日 今日、亥の子餅(いのこもち)をしました。今年は豊作でしたと今年取れたもち米で餅つきをしお世話になった方や親戚に持っていく慣わしがあります。今は農家でもしなくなりましたが、我が家では一年の行事として続けています。米とぎは私が昨日せっせと2升づづ6臼分とぎました。米粒がコシヒカリと違ってとぎにくいです。一晩水に漬け、お昼前から餅つき開始、40分ほど蒸籠で蒸してつき始めます。今年のもち米も粘りと弾力があり出来上がりは上々です。今年の5月湯がいて冷凍していたヨモギを入れ草餅もしました。今日は、勤労感謝の日で子供も手伝ってくれました。

 11月15日 ビニール・ハウスの掃除をやっています。秋野菜はホーレン草しか播いていません。トマトの支柱やハウスの周辺の草取りをしていて溝を掃除していたら”ザリガニ”を見つけました。こんな大きなのは初めてです。私の親指と”ザリガニ”のハサミが同じ位です。田植えのシーズンに、この”ザリガニ”が田んぼの畦に穴を開けるので水が一晩で無くなっていることもありますがそっと川に戻しました。

 10月26日 田んぼの作業も全て終わりました。イナキも片付けて冬支度です。右の写真は稲刈り後の稲の株から新芽が出ている様子です。40cmほどの伸びました。このまま冬になると枯れてしまいますが、この葉にカマキリやバッタがとまっていました。ハウスの掃除をしていると沢山のカマキリの卵の巣が産み終っていました。高い所に巣があると大雪と言われていますが低い所にあったり様々でした。 10月20日〜21日
北海道に行ってきました。時計台の写真です。小雨でしたがそれも風情があって良かったです。小樽と札幌しか行けませんでしたが、次回はゆっくりと見たいです。ラーメンも美味く、二条市場のイクラはクセが無く私も食べれました。

 10月6日 明日の夕方から台風の影響で雨になる予報でもち米の脱穀をしました。小春日和で12軒間すべて終わりました。午前中は子供も手伝ってくれてついでに写真も!。私がイナキより稲を降ろし家内が脱穀機に入れ出てきたワラを私が束ねます。息の合った作業が求められます。普通、12軒間の脱穀は2日位でしますが何故か今日は子供がいたせいか随分早く終わりました。ワラを運び終わったのが6時半頃でした。今、少し腰が痛いです。明日はハウスのビニールを片付けます。台風来ないで欲しいですね。今頃、稲刈りの地方も多いいと思います。頑張りましょう。

 9月25日 今日、ご予約頂いたお米の発送が無事終了しました。小さな郵便局に北海道から大阪の方まで小包を持っていきました。ホームページも通常販売に切り替えました。しかし田んぼにはまだ稲が残っています。イナキにもまだ脱穀をまつ稲が掛かっています。まだまだ大変な労力が待っています。22日の雨から涼しくなりやっと秋らしくなりました。涼しくなると田んぼの仕事もはかどります。今年の隣保旅行(10月20〜21日)は北海道です。一泊二日で北海道はちょっと厳しいと言う意見もありましたが午前中には着く予定です。この時期の北海道ではどんな服で行けばいいのかどなたか教えて頂けないでしょうか!。

 9月23日 昨日、脱穀が終わった直後に雨となりました。乾燥したお米は大丈夫でしたが稲わらは濡れてしまいました。一瞬にして黒い雲に覆われ雨になった時はショックでした。9月26日より『新米天日干しコシヒカリ』の発送を開始します。大変遅くなり申し訳ございませんでした。明日(24日)に籾摺りをします。毎年、お米暦40数年のベテランが立ち会っての籾摺りで緊張します。今年は晴天が続き温度が高かったので過乾燥(急激に水分を取られる)にならないかと心配でした。コンバインで稲刈りをしている農家はとっくに終わっていますが、松下農園は、まだまだ続きます。是非、『天日干しコシヒカリ』をご賞味下さい。

 9月17日 晴れか曇りかと思っていましたが雨になってしまいました。今日まで24軒間のイナキに稲が掛かっています。せっせとバインダーで刈った稲をイナキに掛けました。明日から一斉に脱穀を始めたいのですが今日の雨の量で明後日になりそうです。晴れ間が続いていたのに田んぼの中は写真のようにバインダーが滑り込んでしまう所もあります。5アールほど手刈りをします。予約を頂いている方には発送が遅くなっていますがしばらくお待ち下さい。

 9月3日 先週の大変な雨が終わって晴れが続いていましたが今日また雨、こんなに激しい雨になるとは思いませんでした。稲は随分と実りました。昨日までの3日でイナキを2つ立てました。昨日は汗まみれで久々に日焼けをしました。イナキの方はコシヒカリです。(もう一枚はもち米です。)今年はちょっと倒れました。他の田んぼは倒れていないのですが穂が土に付いていない状態なのでバインダーでは問題ありません。(写真で見るとひどく無残に見えます。)今週には稲刈り始めたいです。晴れが続いて欲しいです。

 8月21日 昨日、久々に夕立で雨が降りました。8月4日以来です。すぐに乾いてしまうほどの雨でしたが時々は降らないと野菜も稲も参ってしまいます。何処の田んぼも稲の色が変わってきて秋らしくなりました。26日頃からイナキや稲刈りの準備をします。毎年こんなに暑いのかなと気が弱ってしまいそうです。右の写真より今は、電気柵が張ってあるのが見えますが田んぼと電気柵の間に入るように上手にイナキを建てます。イナキも立て方(HP:20世紀の遺跡Tを参照)があり結ぶ方向を間違えると2段か3段でも倒れてしまいます。9段にもなるとちょっとした経験が必要です。7段でつっかえ棒をするので上っているとグラグラします。7軒間9段を3つ立てると母屋を改築する骨組みにも見えます。一人でコツコツ頑張ります。今日は、曇っていますが暑さは抜群です。熱中症に注意をして下さい。

 8月17日 毎日とても暑いです。40度まで上がった地方もありますが、早く涼しくなって欲しいです。昨日からお米のご予約を始めました。今年から20sの梱包を始めました。20s袋でなく10s×2袋を梱包したものですが値段が少しお得です。発送は9月中旬(15日前後)の予定ですが天候により数日遅れます。稲の色も緑から黄色に変わる時期で実が入り真っ直ぐしていた稲穂が下を向くようになりました。ほとんどの農家はこの時期田んぼに水を一杯入れていますが、我が農園は8月7日より水を切って乾かしています。ちょっと作り方が違うんです。9月に入りバインダーで稲刈りをしイナキに1週間ほど乾かします。どうしても9月中旬の籾摺りになってしまいます。秋晴れの中での稲刈り・脱穀が今年も出来れば有り難いです。

 8月9日 毎日、猛暑が続いています。トマトは朝6時頃から収穫していますが9時頃になると暑さがじわじわとやって来ます。茄子は暑さの為に少し弱っていますが沢山成っています。野菜も人間も夏バテです。もち米とコシヒカリは写真のように花盛りです。6月頃、今年は冷夏で不作だと言っていましたがこの時期にこの温度があれば豊作になりそうです・・・?。放置された畑で”いのしし”が暴れた後がありました。暑いので体に付いた虫や寄生虫を取る為に土(バクテリア)を体にこすりつけているのだと思います。カラスも田んぼの水で行水をしていました。カラスの行水です。皆、それぞれ暑さを凌いでいるのですね。8日〜9日と吹奏楽の兵庫県大会が尼崎で行われていて昨日、中学の部(銀賞)で1人23時過ぎに帰って来ました。今日は、高校の部(銀県奨)で2人帰ってきます。関西大会への道は遠いようですが頑張っています。高3の子は今日でクラブは最後、明日から大学受験に励むそうです。

 7月28日 もち米(マンゲツモチ(左写真))はもうすぐ穂が出て花が咲きます。一斉に咲き数時間で咲き終わるのでウカウカしていると見逃します。なす(右写真)植えるのが少し遅かったですが先週より毎日出荷が出来るようになりました。毎日暑い日が続いていますが、夏バテ防止に家内の作った梅シロップを飲んでいます。イノシシも10日より周りの畑を荒らしていますが電気柵の中には入らないようになりましたが収量は減りました。悔しい!、来年は必須です。農業は、毎年単純作業のようにもありますが作物毎に作り方や肥料・作業・時期が違うので試行錯誤でやっています。電気柵もシカとイノシシで張り方が違う事も勉強になりました。知人の猟友会の方、また教えてください。

7月12日 6月下旬、トマトを出荷しようとした矢先、猪に荒らされました。一晩で白マルチは穴だらけまだ少し赤いトマトも片っぱしから食べて残骸が散らばっています。トマトは支柱ごと倒されて無残な姿だけ残りました。翌日、電気柵を購入して設置しましたが、柵線やSガイシ等が少なかった為と知識が無い為に試行錯誤でやっと7月10日に食い止めました。その間に収穫できたトマトは昨年の3分の1ほどでした。とても悔しいです。猪がトマトを荒らすなんて初めてです。今日も22時過ぎ電気柵の点検に行ってきました。毎日、朝晩に電気柵の周りを歩き猪の足跡が無いか見回るのが日課になりました。

 6月7日 1日からトマトの直売を始めました。お昼過ぎには売り切れです。味の方は今年も絶品です。市場に出荷するほどの収量でないので真っ赤で収穫します。葉カビ病が出ていますが、忙しくて消毒をしていません。早くしないと数本が手遅れになりそうな状態です。今日は黒マルチを8本の畝にはって明日ピーマンを定植します。こんなに遅く定植するのは始めてで大丈夫かなと思うほど!遅いんです。毎日大変な暑さですが、暑さにも負けず頑張っています。

 6月2日 今日でトマトの定植が終わりました。3月に植えたトマトは1日より直売所で初売りをしました。収穫を始めたハウスから今日植えたハウスとさまざまです。田んぼの稲も少し伸びて田んぼ一面が緑になって来ました。朝、水管理等で田んぼを見て回ります。涼しくて気持ち良いです。 明日から"ナス"の定植です。今年は、田んぼの電気柵の設置がが長引きナスとピーマンが遅くなっております。少なくとも5月中には植えたいものです。

 5月1日 冷たい雨と風、昨日の天気が嘘の様な日でした。田植え前の稲(写真左)もご覧の通り大きくなりました。田植えは5月10日頃になるので晴れの日は水やりが続きます。トマトも順調良く畝作り→定植を繰り返し残り約1,600本になりました。定植前のトマトの苗(写真右)です。蕾の方向が判る頃定植をしますが、いつの間にか花が咲いて急いで植えるのが現状です。最初に植えたトマトはピンポン玉ほどになりました。暇があればトマトのわき芽とり、支柱たて、草取り、仕事はいくらでもあります。家内は、苗床の管理と販売をやっています。朝、苗に水をやっていたら外で「すみません。苗下さい。」とお客さんの声、ちょっと手が離せなくて「すみません。ちょっと待ってください。」いつものこんな状態です。

 4月22日 育成会の廃品回収が朝からありそれまで雨の心配もありましたがハウスのビニールを開けポットが乾いた苗に水をやりをして廃品回収に行きました。軽トラに10台ほどの廃品がありました。4月11日、育苗箱に播いたコシヒカリとマンゲツモチは「もやし」のように(左の写真)生えてきました。そして光に当たると緑一色となります。もうすぐ「田植え」だなって感じがして来ました。私の予想では、今年は梅雨が長く冷夏と思うのですが皆さんは如何でしょう。冬に雪が少ないと夏に雨が多い、そんな予感がします。夏野菜苗の販売を開始します。また、よろしくお願いします。

 4月12日 昨日、苗代をしました。年一度の行事見たいですが、手抜きは出来ません。約240枚の苗箱にコシヒカリともち米(マンゲツモチ)を播きました。トマトの苗床にビニールを敷き苗箱→新聞紙→透明マルチ→ビニールトンネルと言った具合にとても簡単な苗代です。一週間前後で芽が出てくるので新聞紙とポリマルチを取って水やりをします。ハウスの中はよく乾くので水やりは欠かせません。もち米ですが昨年はカグラモチでしたが今年は念願のマンゲツモチが友人より分けてもらい無事播く事が出来ました。米質・粘り・味共にマンゲツモチは最高だと思います。市販の餅と比べても違いが判ります。今年の秋が楽しみです。その前に右の写真のトマトの定植が待っています。

 3月30日 3月3日がひな祭りですが、桜が前線が遅い我が地方では1ヵ月遅れでひな祭りです。節句が終わると早くひな人形を片付けないと嫁に行けないと言い伝えがあるので子供達はサッサと片付けます。春休みなので皆のんびり気分ですが、育苗と定植で私は大変な毎日です。でも、食事や洗濯を家内と一緒にやっている姿を見ると、やっぱり忙しいのを判ってくれているんだなぁ!なんて思う”おやじ”でした。

 2月24日 良い天気が続き、いちごも真っ赤、2月と言うのに雪もなく外は春、ハウスは中は真夏日です。今日、お店に出したいちごもすべて完売しました。ちょっと変形したり完熟過ぎるいちごはジャムにします。TOPページの写真のようにお店に出ています。ジャムは家内がいちご・砂糖・レモンだけで作ります。右の写真は”いちごのアク”を取っているところですコツは「火を止めるタイミング」だそうです。この時を逃すと硬くなったり色が変わったりするそうです。私はいちごを作るだけ、明日の朝も家内の作ったジャムを食パンにぬって食べます。とても美味しいです。

 2月5日 今日の朝、外は霜で真っ白でした。ビニールハウスはいつも暖かいイメージがありますが0.075の厚さですから寒さは同じです。写真左からはビニールに張り付いた霜です。結晶のようで綺麗ですね。その右写真はビワの葉に霜が降ったものです。私は夢の中ですがこうなる時って寒いでしょうね。もっと寒い日はハウスの中に置いていたジョロに残っていた水が凍っている時もあります。でも稲わらの温床では10℃をキープしています。マイナスの温度でも電気が無くても苗の育つ温度が保てる。環境に良い事を一つでも沢山して行きたいです。

 1月21日 今日は、寒さが肌に感じる一日でした。11日に骨折した足の指も痛みが取れて苗床をよたよたと歩いています。”押し切り”で稲わらを切る時と踏込みをしている時、足に力が入るので痛みも増していました。やっと少し楽になりました。昨日と今日で一回目のトマトの移植(発芽した苗をポットに移す作業)を終えました。2回目のトマトはもうすぐ芽を出すと思います。トマトの種まきが始まったら一日も休みの無い日がずっと8月のお盆まで続きます。急がず焦らず一日一日やっていこうと思っています。さて、右の写真の中に「鹿」が1頭います。さて何処にいるのでしょうか?お時間がありましたら探してください。昨年、山すそに金網を張り巡らしたのですがどこからか入って山に帰れない「鹿」がいるのです。いつの間にかいなくなるのですが!。写真をクリックして下さい。

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