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 2003年 農園日誌


12月15日 ハウスのビニールの張替えや、畑の掃除の合い間に、来年度の野菜苗を作る準備を進めています。左の写真は、昨年使った温床です。一年経った今、ワラで作った温床は発酵してご覧のように真っ黒な堆肥になっています。これと先日、掘り出してきた土を混ぜ合わせて床土を作ります。苗を育てる為の土です。種をまいてから、定植するまで、水をやるだけでしっかり育つ、力のある土ができあがります。
 そろそろ新しいワラを使っての温床作りも始まります。

11月22日 今日はお餅つきをしました。亥の子(いのこ)餅といって、豊作を感謝するお餅つきで、毎年この時期につきます。今年採れた新米に、大豆を入れた豆餅をしたり、今年の小豆を炊いてあんを作って入れたり・・と、まあ、今年収穫できたものをいろいろと入れて、餅をつくわけです。
 イナキ干しのもち米を杵つきするわけですから、我が家のお餅はとても美味しいと、皆さんが言ってくださいます。今回も予約注文がきていたので、たくさんつきましたよ。
 お餅のシーズンになってきたので、そろそろ好評の発芽玄米餅も始めようかと思っています。ネット販売も予定しておりますので、直売所まで来られない皆さんも、どうぞよろしくお願いします。

11月21日 今年もがたくさん採れました。食べきれないので、ジャムに加工しました。Jは、ジャム作りが大好きなんですよ。柿はイチゴなんかに比べて、糖分が多いので、砂糖は控えめでOKです。イチゴと違って、煮詰めるときに、熱くなった柿のペーストが火山の噴火口みたいにぐつぐつと音を立てながら飛び出してくるので、勇気が必要。でも仕上がったジャムは、きれいな天然のオレンジ色、味もおとなしい感じで、なかなか良いですよ。
 たくさんできたので、カップに詰めて、かわいらしくラベルを貼って・・・「コウノトリ郷公園」の朝市や直売所に並べます。こんな楽しい仕事、大好きです。

11月18日 来年の野菜苗を育てる為のを山から採って来ました。土も注文すれば買えるのですが、我が家では、この土がとても気に入っているので、わざわざ山から掘り出してくるわけです。ショベルカーを使って掘るほど沢山も必要ないし、山の奥の方なので、TとJ、二人でくわやスコップをかついで出かけます。農業って、人の見ていないところで地道な作業をしているんですよ。結構な重労働だし、何よりも重いので大変ですが、それだけ値打ちのある土なんですよ、これが。水はけもよいし、他に変えられないですね。冬になったら、この土にワラの堆肥を混ぜて、苗を育て始めます。

11月15日 今日は「インスタントラーメン博物館」に招待していただいて、チキンラーメン作りに挑戦してきました。粉から作るんですよ。ちゃんと卵ポケット付きのチキンラーメンができあがりました。袋も自分の好きな絵を描いて、世界に一つのオリジナルラーメンです。素敵なおみやげができました。
 「インスタントラーメン博物館」は、チキンラーメン発祥の地、大阪の池田にあります。皆さんも、機会がありましたら、是非、訪れていだきたいオススメのスポットです。子供達の勉強にもなるし、懐かしい昭和のCMも見れますよ。
 お世話になりました日清のSさん、どうもありがとうございました。バーベキューもおいしかったですね。

11月6日 ホーレン草の出荷が始まりました。このホーレン草は、JAの「特別栽培農産物」の規格に沿って、有機肥料を使い、農薬の使用も最小限に規制して育てているものです。今回は、農薬を使わずにここまで育ちました。グループで地元の市場に共同出荷しています。
 最近、食の安全には、みなさん、とても関心があるようで、生産者は、どんな肥料、どんな農薬を使っているかを、出来る限り消費者の皆さんにお知らせするようにしています。消費者の皆さんも、葉っぱに虫食いの穴があっても、これで当たり前と思っていただければ、本当に助かるのですが、やっぱり虫の食った野菜は見栄えも悪いし、気分も良くないですよね。むずかしいところです。

その間に、Jは子供達と一緒に「コウノトリの郷」に出かけて来ました。ここ豊岡の地が、特別天然記念物コウノトリの生息地であることは、このコーナーでも時々紹介していますし、ご存知の方もおられると思います。
 今日は普段非公開の「繁殖ゾーン」や「馴化ゾーン」なども一般公開されたので、見に行ってきました。2005年には、このゲージからコウノトリを出して、豊岡の大空を自由に飛ばせてやりたいという目標があります。羽を広げれば2mもあるコウノトリが飛ぶ姿は雄大で美しいですよ。機会がありましたら、皆さんも是非コウノトリを見に来てくださいね。

11月1日 イチゴのハウスに新しいビニールを張りました。今までビニールをはずしていたので、しっり雨にもお日様にも当たっています。これからは寒くなるので暖めてやらないとね。
 このハウスで70m位の長さがあります。それをカバーするビニールの大きさといったら想像できないでしょう?大きさもさることながら、重いんですよ。二人で張るのですが、とっても大変です。でも風の無い良いお天気で、ささっと上手に張れました。風でも吹きだしたら、ビニールは風にあおられて、大きな凧と化し、とても人間の力で抑えていたりできません。どこまででも飛んで行ってしまうことでしょう。だから、この作業のポイントはお天気の状態と素早い行動なのです。これからお天気の様子を見て、他のハウスにもビニールを張っていきます。

10月27日 サヤインゲンがたくさんなり始めました。細かいので収穫するのは、とても手が掛かります。でも手で収穫するしかないので、まあ、ぼちぼち頑張ります。 収穫後は、袋詰めして出荷します。
 サヤインゲンといえば、煮物の脇に彩り程度につけてあるのが、すぐ頭に浮かびますが、本当はとても味の良い、栄養のある野菜です。もっともっと、皆さんが身近に使ってくださればなあ・・と生産者は思っています。ちなみに我が家では、煮物のほかに、胡麻和え、てんぷら、クリームシチュー、グラタン、チャーハン、雑炊・・・と何にでも活用しています。

10月26日 神戸の六甲山で行なわれた「ふれあい満腹ウォーク」に参加してきました。兵庫県内とはいえ、神戸まではちょっと遠いのですが、せっかくご招待いただいたので、子供づれで行って来ました。所々でムーミンが迎えてくれる山道を歩いて登ると・・・山上の広場では、C.Wニコルさんのトークショーやどんぐりゴマ大会、そしてお待ちかねのバーベキュー大会。250人のバーベキュー大会は、とってもおいしくて、あちらからもこちらからも煙もくもくでけむかったです。
 秋晴れの一日を楽しく過ごす事が出来ました。ご招待してくださったコープ神戸さん、日本ハムさん、どうもありがとうございました。

10月16日 定植して間もないイチゴのハウスです。雨とお日様がよく当たるように、今はまだビニールが張ってありません。もう少ししたら、マルチをかけたり、ハウスにビニールを張って、暖めていきます。それ以外は全くの無加温で真冬にイチゴがなりはじめます。毎年、たくさんは作らないのですが、直売所で販売して、とても好評です。今年もおいしいイチゴがたくさん、なりますように。

10月15日 イナキに残っていた最後のもち米も、脱穀、籾すりを終え、今年の大仕事が終了しました。さてさて、今度は後片付けが残っています。
 イナキを解体して、もとの竹と丸太に戻します。長い竹を使っているので、一本一本が重くて大変です。解体したら、右の写真のようにコンパクトに積み上げて、雨除けのトタン板をかぶせておきます。
 農作業は、こんな細々とした手作業の積み重ねです。「おいしいお米をありがとう」・・・皆さんからのそんなメッセージが届くからこそ、やる気が出て続けていけます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

10月4日 さつま芋掘りをしました。今年は、雨の多い変な天候だったせいか、少々、小さめですが、子供達に持たせると、大きく見えますね。
さつま芋は、小さな畑で、我が家用に作っているだけなので、完全無農薬。というか、世話をしていないというか・・・。それでも、これだけできれば上等です。「ここは、いろんな虫がいて、おもしろい」などと、葉っぱに乗せて遊んでいた子供達ですが、そのうち、「学校のうさぎさんに、お芋の葉っぱをあげてくる」と葉っぱを抱えて走っていきました。
 明日は、地区の運動会です。私達も恒例の「風船割り」で頑張ります。

10月1日 コシヒカリの脱穀が今日終わりました。4日前よりとてもいい天気が続きとてもよく乾きました。水分量の目安はJAに出荷する基準として14.5%です。普通にコンバインで刈り取りした場合25%前後ですが、今年の我が家のイナキ干しの仕上がりは14.6%で乾燥機による最終調整も必要ありませんでした。コンバインで刈り取り急激な乾燥をしたお米と比べると、また違った食感があると思います。
 写真は脱穀作業です。家内もイナキのてっぺんまで登っています。

9月24日 籾すりも終り、今年一番初めのお米が出来上がりました。冷夏の影響も心配しましたが、ほぼ平年どおりの出来のように思います。
 早速、袋詰め、箱詰めをして、ご予約いただいていた方へ発送しました。おいしいといってもらえるかしら・・・とどきどきしながら。
 まだまだ、イナキに干したままのお米もあります。収穫期の遅いもち米の稲刈りもしないといけません。この雨がやんだら、また忙しくなりそうです。

9月20日 産地直送の専門誌「おいしい生活」の創刊号に松下農園のお米も採り上げていただきました。こんな小さな農園がメジャーデビューしちゃったみたいな感じです。掲載されている他の農園さんも、手間隙かけた作業を続けておられる方がほとんどです。仲間がいっぱいです。こうして日本のあちこちで、地道に頑張っている農家を多くの方に知っていただき、理解、応援していただければ、本当にありがたいことです。
 我が家の新米も、あと、もみすりをすれば出来上がりです。ご予約いただいております方には、一週間以内にはお届けできると思います。お待たせしておりますが、もうしばらくお願いいたします。

9月19日 脱穀作業です。イナキに干して、適度に乾燥した稲を、モミとワラに分ける作業です。この機械はハーベスターといいます。コンバインで稲刈りをすると、刈り取りと同時にこの作業まで一度で済ませることが出来ます。そう思うと、ずいぶん手間の掛かる事をしていますよね。最近は「スローフード」が流行ってきて、こういった手作業も認められるようになってきましたが、私たちにすれば、自分たちの良いと思うことをずーっと続けてきただけで、やっと時代が私たちに追いついてきたのかなと思ったりもします。
 台風がそこまで来ています。せっかく干した稲、雨で濡らしたくないので、作業も大急ぎです。自然相手ですから、こちらが段取りを合わせていくより仕方ありません。こういう時が、いちばん大変。



9月15日 ようやく秋らしい晴天が続くようになりました。稲刈りの始まりです。我が家では、イナキ干しをしますので、コンバインで一気に刈り取ってしまう事はできません。写真のように、バインダーで刈り取った稲を軽トラに積んで集めてきて、イナキに干していきます。機械の力も借りますが、ほとんど手作業の根気の要る仕事になります。なんだか、懐かしい風景でしょう。この辺りでも、みんなコンバインで稲刈りをされますので、こんな別世界のような風景が見られるのも、うちの田んぼだけになりました。
 小・中学校の運動会も終り、子供たちも、手伝いに来てくれました。半分以上、遊んでいますけど・・

9月3日 1日より、イナキを立て始めました。とにかく暑くて暑くて飲物がいくらあっても足りないほどの暑さです、でも1人でこつこつ2つ目のイナキを作り始めています、稲刈りは、もう目の前です。
今年は、ご存知のように東北を筆頭に冷夏で日照も少なく心配しています。この但馬でも結構影響してると思いますよ!。
松下農園の稲はどうでしょうか!もみすりをしてからのお楽しみです。
今年は、天候には随分神経を使いました。期待してください。

8月29日 夏休みも後数日、食事の手伝いや掃除・洗濯、お母さんのお手伝いを毎日やってくれました、今日は畑の手伝いでトマトの掃除で、とても暑くて汗びしょびしょになって頑張りました。
慣れない手伝いに、子供は夕食の前より、疲れがでてぐったり、久しぶりに早く寝ました。

30日、1日も休まずラジオ体操に行き、ご褒美の図書券に満足でした。

8月25日 23日の地蔵盆も終り、夏野菜も終り、トマトも終りました。今年は雨が多く、トマトの栽培管理は大変でした、イチゴの定植準備とほうれん草の種まきの準備の為、ハウスのビニールを一旦外します。盆過ぎより夏ばてで休んでいたので、ハウスは草に少し覆われ気味です。
9月は稲刈りの準備に入りまた忙しい日々が続きます、体が心配です。

8月4日 田んぼの様子です。稲穂がよく見えるようになって来ました。右の写真の、穂についている白いごみみたいなのが、稲の花です。まだまだ穂が出たばかりなので、葉っぱの高さと変わりませんが、これから穂がグーンと伸びて、重くなって下向きに頭をたれてくるわけです。
 今年はなんだか、梅雨が明けたのかどうか分からないような天気で、お米の調子も心配です。数年前の冷害でお米があまり取れなかった年を思い出してしまいます。今のところは問題ないみたいに見えます。この先、大きな台風が来ませんようにと祈っています。

7月30日 松下農園の畑の周りの様子を紹介します。
 畑の隅には、玉ねぎ小屋があります。今年は地元の病院の給食用にたくさん出荷したので、あと少しになっています。直売所用と我が家用です。バックの色鮮やかな緑色は、コシヒカリの田んぼです。
 畑の端っこは、お花畑になっています。今は、百日草とダリアが満開です。とってもきれいですよ。お花の向こうには、ナスの畑が広がっています。

7月28日 さて、何の花でしょう? これは、オクラの花です。とってもきれいでしょ。野菜の花は、みんなとてもきれいです。オクラは、特別、美しい。この花が咲いたら、あっという間にオクラの実ができます。夏野菜の代表という感じではないですが、夏には欠かせない野菜ですね。オクラは、とげとげがいっぱいあって、収穫するのは大変です。長袖の服とビニール手袋は必需品です。

7月27日 庭に植えたブルーベリーの木です。まだまだ木は小さいのですが、大きな実をつけるようになりました。真っ黒になったのをつまんで食べてみると、とても甘くておいしい! 庭に見のなる木があるっていうのは、本当に楽しい事です。
 ブルーベリーは、ジャム好きのJにとっては、とても魅力的な木です。ブルーベリー畑を作りたいとは思うのですが、そんなにたくさんの地主ではないので、今は庭に三本、植えてあるわけです。でも、きっとブルーベリーの畑を作るぞ!! 夢は大きく持たないとね。

7月19日 二連休になるので、私たちも出荷がお休みです。出荷が無くても仕事は山ほどあるのですが、夏休みに入った事ですし、今日は、子供たちと海に出かけました。とはいえ、Tは、田んぼに穂肥を撒かないといけないので、一緒には行けませんでした。
 地元、豊岡の海「気比の浜」に行ったのですが、景品付きのアサリが撒かれての宝探し大会や、地引網など、いろいろ参加して楽しかったです。まだ少し寒いので水着を着ていなかったのですが、ついつい本気になって海に入ってしまって、大人も子供もべちゃべちゃで帰ってきました。

7月18日 ミニトマトのハウスです。ここで栽培しているのは、ミニトマトといっても、かなり大玉で「ミディトマト」と呼んでいるものです。極力、水を控えた栽培をしていますので、とても甘く仕上がっています。これはもう、フルーツです。
 どんどん成長して、支柱の上まで到達して、Uターンさせたのですが、また地面まで達してしまいました。まだまだ伸び続けますので、もうハウスの中は、ジャングル状態になりつつあります。この後、どうしようかしら。
 このトマトは、とても人気があるので、来年は、もう少し増やしたいなと思っています。

7月17日 しし唐の袋詰め作業です。我が家では、「しし唐」「伏見甘長唐辛子」の二種類を作っています。どちらもこの時期には鈴なりになっています。昼間に収穫しておいたしし唐を、100gづつ、袋詰めします。トマトの箱詰め出荷が終わってからの作業ですので、時間的にはすっかり残業ですが、この作業は力もいらないし、結構面白い。袋の口をテープで留める簡単な道具があるのですが、子供たちが面白がって、がっちゃん、がっちゃん、やっています。夏休みには、いっぱい手伝ってもらっちゃおう。
 しし唐は、地元の市場に出荷しています。もちろん、直売所、朝市にも並べています。

7月13日 地元にある「コウノトリの郷」で日・木曜日に朝市が開かれます。我が家も朝市会員なので、この日には、早起きして野菜を並べます。今日は、販売当番なので、Jは、朝から売り子さんです。ここは地元の方だけでなく、たくさんの観光客の皆さんがのぞいていかれますので、結構、忙しい。我が家の今日のオススメは、きゅうり、ナス、ルッコラ入りトマトです。特にルッコラ入りトマトは、あっという間に売切れてしまいました。この家族さんがうちで作ったトマトを食べてくださるんだな・・と直接、目にする事が出来るので、こういう機会は楽しいし、大事な時間です。

7月9日 ししとうが、たくさんなり始めました。普通、小指くらいの大きさで収穫するのですが、ちょっと遅れると親指をはるかに超えた大きなしし唐になってしまいます。さらに、そのままにしておくと、赤く色づいてきます。そんなにたくさん作っていないのですが、トマトの収穫の合間の仕事になるので、小指サイズで収穫しようと思ったら結構忙しい。収穫後は小袋に入れて、直売所、朝市で販売しています。
 右の写真は、オクラです。まだ小さいですが、そろそろ花が咲き始めますよ。オクラの花は、黄色のとても素敵な花です。咲いたら紹介しますね。

7月1日 田んぼの様子です。ずいぶん大きくなって青々としてきたでしょ。周りが柵で囲ってあるのが分かるかしら。これは害獣よけの電気柵です。昼間は電気は切れていますが、夜になると感電注意です。今までこんな電気柵など使った事は無かったのですが、最近のいのしし、鹿の暴れようと言ったら本当にひどいので、とうとう田んぼや畑をぐるっと囲む形で設置しました。
 いのししは、体重100sほどある巨体で、田んぼの中で運動会をするのですから、たまったものではありません。ミミズを探して、あぜを端から端まで掘り起こすし、泥浴びをするので、排水用の施設など一晩で壊してしまいます。その土木工事力には、驚嘆するばかりです。でも今年はこの電気柵で安心かな。

6月22日 トマトの収穫、箱詰め出荷に追われて多忙な毎日です。にんにくも収穫したまま、とりあえず、ひろげて乾燥させていたのですが、今日はようやく、束ねて日陰につるしてやることができました。にんにくは、ほとんど我が家用です。
 このにんにくは、抑臭にんにくです。夜食べても、翌日にはほとんどにおわないので、どんどん料理に使っています。夏場のビニールハウスの中は、本当に暑いんですよ。換気はしているのですけど、なにしろ炎天下ですから。夏ばてしないように、にんにくは欠かせない食材です。

6月20日 台風が通過しました。ここは直撃ではなくて、雨も少なかったのですが、強風が吹き荒れました。おかげで、とうもろこしの茎が、ボキボキに折れてしまいました。くやしいー!
 このトウモロコシは、生ごみ発酵堆肥を使って、完全有機無農薬で育てていたので、とても楽しみにしていたのです。ようやく穂が出て、後一歩で実がなるところだったのに。あー、くやしい。
 幸いな事に、これは我が家とお友達のためだけに育てていたので、たくさん作っていたわけではありません。金額的な被害は、全然たいしたことないんですけど。あー、残念。

6月19日 これ、何の写真だと思います? 実は産卵している亀です。それもトマトのハウスの中で。毎年、この時期になると、トマトのハウスに侵入してきて、とてもお気に入りの様子で、あっちこっちのハウスの中をがさごそと歩いています。
 今日はハウスのドアを開けると、いきなり亀。トマトの株元に大きな穴を掘っちゃって、トマトの根が出ちゃっている。放り出そうかと思ったのですが、どうやら産卵の気配。そっとしておいてあげました。縁起物ですしね。
 この亀さん、トマトを食べるんですよ。首を伸ばしてがぶっと。亀に荒らされてるトマト畑なんて聞いたことがないと、みんなに笑われるけど、本当の話。松下農園のトマトに味づくとは、この亀、なかなかのグルメ。

6月13日 いよいよトマトの出荷が始まりました。今年もすっごくおいしいですよ。玉も大きくてツヤツヤ、今のところ、ほとんどが2L、3L玉です。自分で言うのもなんですが、とても立派です。これからだんだん暑くなり、トマトも上段に行くにつれ、だんだん小玉になってしまうんですよね。最後まで大きなトマトがなるのが理想なんですけどね。まだまだ課題はたくさん、頑張ります。
 地方発送も承っています。みなさん、どうぞご利用ください。

6月6日 ピーマンもずいぶん大きくなってきました。一段目の実を収穫しました。まだ少し小さめですが、最初の実は、早く取ってやって、木の負担を軽くしてやります。まず木を育てないとね。
 今日はピーマンの脇芽を取ってやりました。これもトマトと一緒で、葉っぱの付け根から脇芽がどんどん伸びてきます。脇芽をすっかり取り除いて、風通し良く、光も良く当たるようにします。脇芽を取ってやると、目に見えて木が元気になりますよ。
 ちなみに、取った脇芽は、炊いて食べます。柔らかな新芽は、良い香りがしてとてもおいしいです。こういうのって、皆さんにも食べさせてあげたいなあ。

6月2日 土曜日曜とご近所の皆さんと鳥羽・伊勢方面に旅行に行ってきました。この日は台風が通過したんですよね。旅行は奇跡的に雨にあわずにすんだのですが、家のビニールハウスが心配で・・・。帰ってみたら、多少、ビニールがずり落ちたりしていましたが、とりあえず無事でした。ハウスが吹っ飛んでなくて良かったです。お伊勢さんに参ってきて良かったー。
 二日、留守にした間に、トマトの脇芽はにょきにょき伸びてるし、花はいっぱい咲いてるし、あら大変! 二日分、急いで取り戻さないと・・・。
 トマトがちらほら赤く色づいてきました。出荷が始まるまで、あと少しです。

5月22日 トマトのハウスにワラを敷いているところです。
 トマトの株元は病気予防のためにできるだけ乾燥させているのですが、根が伸びてくる畝の間は、ある程度水分を保ちたいので、乾燥予防にワラを敷き詰めていきます。我が家の野菜栽培にワラの存在は欠かせません。いたるところで役立っています。

5月21日 サツマイモ畑です。やっと植えることができました。雨が降るのを待っていたのですが、ぜんぜん降らないので、からからの畑に植えました。ホースを引っ張ってきて水やりをしたところです。
 案外ご存じない方が多いのですが、サツマイモってツルを挿すんですよ。お芋を植えると思っている方が多いんですね。挿し木だから、今まだ根が生えていません。ツルから根が出てくるまで、水遣りは欠かせません。
 毎年、秋には子供たちと一緒に芋掘りをします。サツマイモは、ほとんど我が家のお楽しみ用です。

5月20日 トマトの消毒作業です。昨年末に種を蒔いてから、これが初めての消毒です。撒いているのは殺菌剤です。殺虫剤は入れていません。我が家の農薬の使用は少ないですよ。なにしろ横着ですから。へへへっ。でも、病気も出ないのに消毒する必要はないでしょ。何よりも肝心な事は、丈夫に育てる事です。そうすれば病気も出にくくなります。今回は「葉カビ」が少々出ているので、予防もかねての消毒です。葉カビは人間で言えば水虫みたいなものです。このために枯れたりはしないけれど、やっぱり青々とした葉っぱで気持ちよく育てたいですから。

5月19日 トマトもどんどん成長していますが、雑草も大きくなってきました。マルチのかかっていない株元は、手で除草していきます。ハウスの周りには除草剤を使うのですが、ハウス内では極力、使いません。
 株元は、病気予防のためにできるだけ乾燥させているので、この時期に除草しておけば、そんなに草は生えてこなくなるのですが、いくらからからの所でも、雑草は強いですからね。
 除草、脇芽取り、支柱への誘引と大忙しの毎日です。

5月18日 今日はちょっと一休み。「丹後 あじわいの郷」へ遠足です。本当は、とてもよい天気で仕事は山盛りだったんだけど、たまには子供たちとお出かけもしないとね。
 子供たちは、アイスクリーム作りに挑戦。新鮮なミルクと生クリームを使って、おいしいアイスになりました。右の写真は、お土産に買った石釜で焼いたくるみパン。とってもとっても大きいんですよ。いつも焼きあがるとすぐに売切れてしまって、なかなか手に入らないのだけれど、今回はしっかりゲットしてきました。満足、満足!

5月16日 今日はナスの定植をしました。ここで作っているナスは「庄屋大長」というとてもとても長くなるナスです。30センチくらいになります。味はとてもいいですよ。
 畑がいろいろな野菜で埋まってきました。楽しみがいっぱいです。でもこれらはみんな夏野菜なので収穫時期が重なるんですよね。もちろん収穫までにも、まだまだ手が掛かります。仕事は山盛りです。今年の夏も忙しくなりそう!

5月15日 この野菜は何でしょう? 何かなっていますね。きゅうり?
 いえいえ、これは「ズッキーニ」です。最近、ポピュラーになってきた野菜ですが、まだまだ一般家庭には普及してないですよね。スーパーとかでも見かけないし。我が家でも初めて作ってみたのですが、早速、かわいらしい実をつけてくれました。今ちょうど「花付きズッキーニ」状態です。
 ズッキーニってかぼちゃの仲間なんですよ。知ってました? 今年はズッキーニの料理方法をいろいろ研究してみたいと思っています。また、紹介しますね。


2月2日 明日は節分、あさっては立春ということで、我が家ではお祝いのお餅つきをしました。
 寒餅は、特別に美味しいということで、ついでにかき餅も作りました。干しエビや青海苔を入れたりして、色々な種類のかき餅にしました。カットして只今乾燥中。なんだか綺麗でしょ。
 立春とは本当に名ばかりで、まだまだ寒いですね。インフルエンザも依然、猛威を振るっていますし、風邪ひかないように気をつけましょうね。

1月25日 思わぬ良い天気になったので、箱播きしてあったトマトの苗を、一本づつ、ポットに移植しました。移植作業は、できれば暖かい日に、そしてポットの土が温まっているときに植えたいので(根がよく動いて活着しやすいのです)晴れの日を待っていました。この辺りは、冬場の天気が悪くて、雨や雪の日がほとんどなので、晴れの日を逃すわけにはいきません。でも、晴れの日を待っていたために、苗は、少々大きくなりすぎてしまいました。ちょっと心残り。
 ひょろひょろと伸びないように、しめて育てていきたいと思っています。

1月23日 トマトの苗も発芽して、随分大きくなってきました。そろそろ一本づつ、ポットに移植してやらないといけません。そのために、黒ポットに土を入れて、温床に並べて暖めておく作業をしています。
 ポットに入れているのは、ワラの堆肥を混ぜ込んで作った特製の土です。種をまいてから、畑に定植するまでの間、化学肥料、液肥さえも、一切使わずに、この土だけで育てていきます。十分、立派に育つんですよ。

1月19日 二、三日暖かい日が続いたので、ずいぶんイチゴが赤くなりました。収穫してパック詰めわします。ハウスの中は、とてもいい匂いがしています。ここだけは、春のようです。
 イチゴは、2ハウス、作っているのですが、うちのイチゴは、すべて直売所や朝市で販売します。それでも寒い日が続いたりすると、ゆっくりとしか赤くならないので、イチゴを目当てに直売所に来ていただいても、あったり無かったりします。ごめんなさいね。でも、加温せずに、ゆっくりじっくり赤くなったイチゴは、本当に美味しいですよ。食べてみる価値、あると思います。

1月14日 これはいったい何の写真でしょう? 実はこれは夜の温床です。この中にトマトの苗が入っています。ハウスの中にさらにビニールトンネルをかけて暖めているのですが、夜はなお寒いので、こうしてトンネルの上にわらで作った「こも」をかけてやります。下からはワラの発酵熱で暖められますので、外は氷点下になっても温床は暖かさを保つことが出来るのです。
 ただし、これでは光が当たりませんので、朝になると、こもを全部とって、お日様の光を十分に当ててやります。少々寒くても、昼間にはビニールトンネルもはずして、少しでも光が良く当たるように管理しています。こまやかな温度と光の管理が、とても大事な仕事なのです。 

1月10日 今日はチンゲンサイの収穫をしました。ハウスの周りには雪が積もっていますが、中ではご覧のように青々としたチンゲンサイが元気に育っています。コンテナに山盛り収穫して帰り、作業場で袋詰めをします。野菜を暖かい部屋に置くわけにもいかないので、袋詰めはとても寒い冷たい作業です。チンゲンサイは地元の市場に出荷するので、明日には店頭に並ぶでしょう。

1月5日 年末に蒔いておいたトマトの台木の芽がそろそろ出始めました。今日は接木したとき、頭の方になる「桃太郎トマト」の種をまきました。両方の苗がしっかり芽を出し、本葉の出てきたころ、接木をして一本の苗に仕上げるのです。温床の中もだんだんいっぱいになってきました。
 全国的に強い寒波がやってきていますね。ここもハウスの外は雪です。でも温床はワラの発酵熱で30℃にしっかり保たれています。

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