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 2002年 農園日誌  2009年1月ホームページを作った年のバックアップCD-Rを発見、日付を確認し繋ぎ合わせました。私の財産です。

12月31日 大晦日のこの日、我が家では2003年度用の初めてのトマトの播種をしました。トマトといっても、今日、蒔いたのは、トマトの台木です。うちで育てる桃太郎トマトの根っこの部分になるトマトです。しばらくしてから桃太郎トマトの種を蒔いて、二つの苗をくっつけて丈夫な苗を作ります。一粒づつ手で蒔いていきます。ほかほかと30℃に暖めてある温床に並べて、芽が出るのを待ちます。さあ、今日からトマト作りの始まりです。

12月29日 今日はお正月用のお餅つきです。杵つきですから、「うちのも頼むわね」と声が掛かります。そんなこんなで、かなりの数のお餅をつきました。今、部屋がお餅でいっぱいです。
 鏡餅や、お正月飾り用の餅花木も作りました。子供たちも面白がって手伝ってくれるので、にぎやかにぎやか。「私に任せて」と小三年の子の頼もしい言葉。もちろん杵は持ち上がらないし、顔は粉だらけ、丸めたお餅は餃子みたい。それでもなんとか無事に終了。お正月も近づきました。

12月23日 育苗ハウスでは、ワラを使った温床作りが始まっています。ワラの発酵熱を利用した野菜のための「ワラのベッド」です。苦労してお米のイナキ干しをして作ったワラが、ここで最も役立ちます。 昨日は、クリスマス会で一日、盛り上がってしまいました。手打ちそばや、カニ飯などもみんなで作って、大人も子供も楽しみました。昨日、遊んだ分、今日は頑張って仕事します。

12月16日 先日より企画していた「ミニ門松作り教室」を開催しました。Jは、お世話する役員だったので、4〜5日がかりで、山から竹や松を切り出したり、竹をカットして水洗いしたり、わらをカットしたりと大変苦労して準備しました。仲間と一緒にわいわいと過ごしたので、それも楽しかったです。
 教室は大盛況で、それぞれ苦労しながら、門松を作り上げました。ミニサイズだけど堂々としたものでしょう。南天や葉牡丹を飾っても素敵ですね。お正月までにもう一つ作ろうと思っています。
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 さて、山にある竹で、こんな素敵なものが出来るんだと感動したJは、庭に竹垣を作ろうと思い立ち、Tに裏山から竹を切り出してもらいました。でも一人で立ち向かうには、竹垣は大物だし難しい。そこに雪が降ったりしたものだから、すっかりくじけてしまいました。結局、Tに全部してもらうことになりそうです。ごめんなさい。

12月12日 来年度分の野菜の苗を育てるための土作りを始めています。左の写真はTが山から掘り出してきた「こだわりの土」、石を取り除き、細かい土にして、時間をかけて熟成させたワラの堆肥を混ぜ込んで、右の写真のような土にしていきます。 
 ハウスの外は雪です。今年は暖冬だと言っていたので、喜んでいたのにやっぱり寒いですね。我が家の庭には、小さな鎌倉の中に雪ウサギが入っています。

12月8日 今日は日曜日ですから、近くにある「コウノトリの郷」朝市が開かれます。今回は当番で、Jは朝から売り子さんです。近隣の農家がそれぞれに持ち寄った野菜や加工品を、観光客と近所の消費者の皆さんに販売します。消費者の方と直接話ができるというのは、私たちにとっても、面白いし勉強になります。
 ところで「コウノトリの郷」とは、絶滅寸前のコウノトリを保護し繁殖させ大空に返すのを目標に作られた施設です。ここ豊岡は、コウノトリでさえ、生きることのできる豊かな自然に恵まれた町なのです。
 右の写真は、施設の中のコウノトリです。現在では、この中でしかコウノトリを見ることはできないと思っていたのですが、最近、一羽の野生のコウノトリが豊岡の地に飛来しました。引き寄せられるかのように、コウノトリの郷」にやって来て、近くの山里を自由に飛びまわっています。左の写真、木のてっぺんにいるのが、野生の鳥です。偶然に出会うことができました。何しろ、たったの一羽しか飛んでいないのですから・・・。

12月6日 先週に引き続き、今日も元気に餅つきをしました、発芽玄米餅と白丸餅の2種類です。
毎週餅つきをしていると、変に充実感があったりして思わず力が入ります。
 普通の白餅の場合は、こづきで、ある程度餅になってくるのですが、この発芽玄米餅は、なかなかもち状にならず、こづきが白餅の倍必要です。疲れます。ついていると発芽玄米独特の匂いがしてきます。
 実は今までJが手作りの発芽装置でこつこつ発芽させていたのですが、先日、玄米発芽機を購入しました。とても簡単に作れるので、Jは、面白がってどんどん作っています。Tは、当分、餅つきに付き合わされることになりそうです。

12月2日 もうすぐ「ミニ門松作り教室」を開催する予定なので、Jと仲間たち、門松作りの先生で、山に門松の材料集めに行ってきました。竹を切り出すのは大変だったけど、山歩きはとても楽しい。農家で暮らしていても、山歩きなんて、そうそうしませんからね。カメラを持って入らなかったのがとても残念!
 途中で山に詳しい先生が、シメジが自生しているのを発見! 続いてなめこの群生を発見! 竹切りは先生にお任せして、私たちは、車からナイロン袋を探し出し、きのこ狩りをしてしまいました。
 天気があまり良くなくて、カッパを着ての強行作業だったのですが、お土産いっぱいで楽しかったです。今晩はきのこ鍋だー。

12月1日 日曜日には、直売所だけでなく、近くにある「コウノトリの郷」の朝市で野菜や加工品を販売しています。
 左の写真は何でしょう? お味噌? いえいえ、柿のジャムなんですよ。先日よりJが試行錯誤を繰り返していたのですが、やっと納得できるジャムになったので販売開始しました。珍しいでしょ。きれいなオレンジ色は柿の自然な色です。柿とレモンとお砂糖だけで煮詰めていますので、とてもナチュラルな味。パンとの相性抜群ですよ。
 右は、発芽玄米の切り餅と、白丸餅。もちろん杵つき。とても好評で、全部売り切れました。感謝です。皆さんも食べてみたくなったでしょ。 

11月25日 イチゴのハウスにミツバチが入りました。養蜂家のお宅から巣箱を丸ごとレンタルしたものです。花が咲き始めたハウスの中で、ミツバチは飛び回り、自然に交配をしてくれます。ほら、見てください。今年の蜂もよく働いているでしょ。巣箱の中に何匹の蜂がいるかは知りませんが、お天気が良くなると、一斉に仕事を開始、ぞろぞろと出口から飛び出てきます。ブーンという羽の音がそりゃ、すごいですよ。そんなときは、私たちもハウスの中には入りません。ミツバチにお任せです。

11月20日 庭のを収穫しました。剪定もしなければ、消毒もしない、放ったらかしの木ですが、秋になると、とりあえず実をつけてくれます。大きくはないけれど、味はまあまあ。
 庭に実のなる木があるというのは、とても嬉しいし楽しみなこと。いろいろと植えてみるのですが、なかなか実がつくまでには育たない。果樹の知識が全然無いしね。それでも今年は、柿のほかに、レモンの木に2つ実がつきました。そろそろ収穫しようと思っています。 今度は何の木を植えようかな。姫りんごなんかもいいなあ。

11月17日 お天気の良い日の我が家の庭先には、こんなに色々なものが干してあります。左から、唐辛子、サヤに入ったままの小豆、小豆、落花生です。もちろん、全部、我が家で収穫したものばかりです。農家の庭先は、こんな風ににぎやかです。そして季節によってさまざまなものが並びます。

11月14日 箱に種をまいて育てていた青梗菜の苗が、大きくなってきましたので、ハウス内に定植しました。ハウスといっても無加温のビニールハウスですから、お日様の光を受けて初めてほかほかと春のようになるのであって、日の当たらない今日のような天気では、底冷えします。風が当たらないのがせめてもの救いです。アー、寒かった! でも、全部定植できて良かった。

11月12日 少しづつイチゴの花が咲き始めました。イチゴってバラ科なんですよ。そういえば、イチゴの花は、野ばらによく似ていますね。もうしばらくして、花の数が増えてきたら、ミツバチをハウスに入れます。養蜂家の方から、ミツバチの巣箱をレンタルしてくるんです。ミツバチによる自然交配で、苺の実をならせるわけです。お天気の良い日は、ハウス中をぶんぶんと飛び回って働いてくれます。そんなときは、とても私たちが入れる状態ではないです。また写真で紹介したいと思います。

11月10日 秋の防火パトロールでTは、午後から消防車に乗ってパトロールをしました。
 昨日作った、切り餅のパック詰めは、野菜と一緒に文化祭の朝市で販売しています。
 ところでJは、友達と一緒に文化祭のフリーマーケットにも出店しました。売っているのは、手作りの小物や子供の古着です。Jと子供たちが、なんだかんだと言いながら作ったポンポン人形(写真)やミサンガも好評でした。かわいいでしょ。

  11月9日 明日は地区の文化祭が開催されます、イベントの中で新鮮野菜の朝市が設けられ、もちろん松下農園も参加します。我が家では、キャベツ・白菜をはじめ毎年恒例の切り餅を販売します、ゴマ餅・粟餅の他今年は、初めて発芽玄米餅も作ってみました。杵でついた餅を切り餅用の型枠に入れて一晩置き、今日はカットしてパック詰めをしました。明日は、良いお天気になりますように!

11月7日 寒い雨が続いていましたが、今日は待ちに待った晴れの日です。ハウスのビニールの張替えをしました。一年経って、汚れて弱ったビニールをはずして、新しいビニールを張っていきます。ビニール張りの様子は、10月23日のページに書いています。これは大変な作業ですし、ビニール代もバカになりませんが、この地方は雪が降りますので、弱ったビニールを張っておくとハウスごとつぶしてしまう危険があります。ですから、毎年、避けられない作業です。
 右の写真は、古くなってはずしたビニールです。まとめて処理業者に引き取ってもらいます。もちろんお金を払ってです。農業という最も自然近い職業にいても、廃棄物が出てしまいます。このビニールは、黒い苗ポットなどに再生されるそうです。

10月31日 久しぶりの良い天気です。イチゴにマルチを掛けてやりました。これで地温も上がって暖かくなるし、草も生えません。黒マルチはとても便利なものですけど、暑い時期、特にハウスの中での使用は、作物を焼いてしまう危険があります。作物や時期によって、マルチの種類も考えないといけません。
 2回目のジベ処理もしました。もうじき、白いかわいい花が咲いてきますよ。

10月25日 ビニールを張ったイチゴのハウスの中は、ほかほか暖かです。しばらく蒸しこんで、株をぐっと大きく育てます。今日は、ジベレリン処理をしました。ホルモン剤です。イチゴは日照の長さで季節を感じ取っているといわれています。だんだん日が短くなってきたこの頃、イチゴは冬が近づいていることを感じ取っているはずです。そこでビニールを張って暖めるとともに、ジベ処理を行うことによって、イチゴを冬眠させずに冬をすごさせることが出来るのです。ハウスに電気をつけて日照時間を勘違いさせてやる方法を取っているところもありますね。当農園でも挑戦したことがありますが、電気をつけなくても、また、完全無加温でも、真冬の降り積もる雪の中で、イチゴが出来るという結果を得たので、もっともシンプルな方法で育てています。真冬の1月中ごろには、赤い実をつける予定です。



10月23日 こたつが恋しくなってきました。イチゴのハウスにもビニールをかけて温めてやります。ハウスのビニール張りは、気合のいる仕事です。ポイントは、スピード。特に天井のビニールをかぶせるときは、風のやんだ一瞬を見計らって大急ぎでビニールを広げていきます。といっても、これだけの大きさのビニールとなると重いのです。ぱーっと広げたいけれど、実際は風が吹きませんようにと願いながら、よいしょ、よいしょと頑張るのです。さらに大急ぎで飛ばないように丈夫なマイカ線でくくりつけていきます。途中で風が吹けば、大きな凧みたいなものですから、どこまで飛んでいってしまうか分かりません。TもJも、この仕事のときは、年を忘れて走り回ります。やれやれ、今日も無事終了!
10月15日 来年の苗作りに向けて、土取りをしました。苗を育てるための床土に使う土です。土はお金を出してトラック一杯買うことが出来ますが、うちでは、山から無菌で水はけの良い、草の種が混じっていない土を掘り出してきます。つるはしを持って行くんですよ。手間は掛かりますが、この土はお金を出しても買える様な土ではありません。土の状態を見て、この時期に毎年取っています。かなりの重労働ですが、このこだわりは捨てられません。

10月12日 今日は秋祭りです。村中総出て、だんじりやみこしを担ぎます。せっかくみんなで集まるのですから、珍しいこともしようと「カニメシ」を作ることになりました。カニといっても「川ガニ」です。近くの川に網をつけておいたのですが、写真のようなカニがたくさん捕れました。美味しいカニメシが出来ました。

10月10日 秋の雨にあたって、畑の作物はすくすくと成長しています。 レタスは、少しづつ結球してきてレタスらしい形になってきました。
 芽が出てきたのは何でしょう? これはにんにくです。ここでは匂いを抑えた抑臭にんにくを育てています。今、芽が出ていますが、これからだんだん寒くなってきて、もう少し芽が伸びたときには雪の下敷きになってしまいます。じっと寒さに耐えながら根を張っていくんですよ。

10月5日 稲刈りのシーズンが終わって、空っぽになったイナキを片付けました。元通り、竹と丸太にして分解して、写真のようにコンパクトに積んでおきます。雨や雪で腐らないように、ちゃんと屋根もつけておきます。来年また使いますから、大事にしています。こんな片づけや収穫後の畑の掃除など地味な仕事の積み重ねが、農家の毎日なのです。種をまいて水をやって収穫・・・というような単純なものではありません。

10月4日 先日、全部掘れずに残っていたサツマイモを掘りました。あまり手をかけてやらなかった割には大きなお芋が入っていて、掘るのも楽しい!
 掘ったお芋は、しばらくお日様に干してから保存します。干したほうが、ほっこりと美味しくなるのだそうです。サツマイモは、寒いのが嫌いなんですよ。お店で買われたときも、冷蔵庫に入れたりしてはいけません。お気をつけくださいね。

9月25日 今日は、もち米の脱穀です。「マンゲツモチ」という種類ですが、とても味が良いと喜んでもらえます。最近では「お餅をついてください」と頼まれることも多くなりました。イナキで干したもち米をうすと杵でつくのですから、そりゃ、おいしいですよ。でも手作業だからたくさんはこなせませんけどね。
 もち米の脱穀が終わって、イナキは空っぽになりました。今年の収穫はこれで終りです。イナキの竹の先には赤とんぼがたくさんとまっています。いつの間にかすっかり秋になりましたね。

9月23日 秋晴れの良い天気になりました。子供たちは、学校が三連休で、そろそろ退屈してきた様子。そこで今日は、芋掘りをすることにしました。サツマイモは、小さな畑に自家用に作っています。たいして世話もしていないので草だらけで、いざ芋掘りをしようと思うと大変。それでも掘り出すと、結構たくさんお芋が出てきて、きゃあきゃあ言いながらの芋掘りになりました。小さな畑だけど、一度に全部は掘れなかったので、また今度のお休みに続きをしましょう。
 午後は、最後のコシヒカリのもみすりをしました。あとは、イナキに干してあるもち米だけとなりました。やれやれです。

9月21日 今日は、我が家のもち米の稲刈りです。イナキに干してあった最後のコシヒカリを脱穀して、あいたイナキにすぐもち米を干しました。
 大忙しなので、子供たちが手伝いにきてくれました。脱穀する稲を運んだり、結構頑張ってくれて助かりました。途中でいなくなっちゃったと思ったら、おばあちゃんと山の畑で栗拾いをしていました。 右の写真は、脱穀が終わったあとの田んぼの様子です。米は持ち帰ってわらだけが残っています。これを全部持ち帰って保管します。野菜作りに欠かせない松下農園の宝です。

9月19日 地元の小学生が作っているもち米の稲刈りをしました。子供たちが鎌で刈るのですが、とても全部こなせないので、Tがバインダーで刈り取りの手伝いをしてあげます。イナキの代わりに学校のフェンスに刈り取った稲を干していきます。このもち米を使って、秋の深まったころ、学校で餅つき大会をします。

9月18日 稲刈りの間に植えておいたレタスです。今年は雨が少なく、土が乾いていたので、なかなか植えられませんでした。雨の後、いっきにマルチをして植えました。10月の下旬には、結球して収穫できると思います。この時期には、コオロギがたくさんいて、苗を食べてしまいます。コオロギの鳴き声はとてもきれいですが、レタスを食べるのはちょつと困りものです。まあ、外葉を食べるくらいは許してあげましょう。

9月13日 今日は、脱穀を終えた米をもみすりしました。二人とも仕事が手一杯で写真を取る暇がありませんでした。ごめんなさい。もみすりを終えると玄米の出来上がりです。それを精米すると写真のように真っ白な新米の完成です。
 早速、炊いてみました。つやつやとしておいしい!明日から販売開始です。どうぞご利用ください。

9月9日 しばらくぶりにまとまった雨が降ったので、ようやく畑の仕事が進められます。イナキに干した稲は、濡れちゃいましたけどね。
 今日は、いちごを植えました。一年かけて育ててきた苗です。いちごは、植えて収穫するだけでなく、一年中苗の管理をしないといけない、かなり手の掛かる作物です。とにかく畑に定植できてやれやれです。いちごは、水が大好き。潅水チューブでたっぷり水を与えます。もう少し、秋が深まると、マルチを掛けたり、ハウスにビニールを張ったりします。今は、お日様の光と雨に十分当てて、しっかり育てます。

9月8日 雨になりました。稲刈りはお休みです。Jは、「手作りチキンラーメン親子体験ツアー」に出かけました。日清食品さんからのご招待です。実は、懸賞で当てました。相変わらず、懸賞には力を入れています。粉を練るところから始めて、パッケージのデザインまで自分たちでしました。世界で一つのチキンラーメンです。いい体験をさせてもらいました。その後、展望レストランでのバイキングや海遊館の見学など楽しい一日を親子で過ごさせていただきました。日清さん、どうもありがとう。

9月7日 これは、乾燥機です。通常、 コンバインで刈り取ったモミは、すぐにこの中に入れて乾燥しますが、うちでは、イナキで天日干しをしているので、最後の水分調整だけに使っています。天日干しですから、日によって水分が違ってきます。そこで脱穀した後のモミを乾燥機に入れて、仕上げの水分調整だけをします。この乾燥機は、水分○○パーセントとデジタル表示されるので、どこの田んぼで取れたお米も、均一に仕上げることが出来ます。

9月6日 良いお天気が続いたので、イナキに干していた稲もすっかり乾きました。今日は、脱穀です。イナキから稲を下ろして、ハーベスターという機械にかけます。これでモミとワラに分かれます。袋の中にモミがたまっていくわけです。ワラも束ねて全部持って帰ります。このワラは、野菜作りのために活用します。
 空いたイナキには、すぐに次に刈り取った稲をかけました。南の方に台風が来ていますね。せっかく干した稲が雨で濡れませんように。お天気もとても気になります。

9月1日 いよいよ稲刈りが始まりました。コンバインを使わずにバインダーを使います。昔は、鎌で刈ってワラで束ねていましたね。それをそのまま機械でしてくれるのがバインダーです。刈り取って麻ひもで束ねてくれます。その稲の束をイナキに掛けて干していきます。イナキの背が高いので、下から放り上げる者と、上で受け取って干すものと、二人一組の仕事です。時間もかかるし、体力も要るけど、やめられない魅力があります。
 あとは、お日様と風まかせ。一週間くらいでからからに乾くので、その後脱穀作業へと移ります。

8月30日 一つ目のイナキを立てました。これがイナキです。2〜3段の小さなイナキは、時々見かけますが、我が家のイナキは、9段あります。これを毎年、3〜4個立てます。このイナキに、刈り取った稲を端からぎっしりと干していきます。黄金色の稲が端から端まで干してある光景は、とてもきれいで絵になりますよ。ただし仕事は、きついです。天気の様子、台風の動きを見て、そろそろ稲刈りが始まります。

8月25日 地蔵盆の行事があったり、学校のクリーン作戦があったり、収穫作業が出来ない日が続いてしまいました。Tは、地区の育成会長をしているので、行事があるごとに準備から何から大忙しです。
 久しぶりにのぞいた伏見唐辛子の畑です。「わー!いっぱいなってる!こりゃ、大変だ」 朝夕涼しくなったので、元気を取り戻したらしく、たくさんぶら下がっています。山のように唐辛子を収穫し、袋詰めしました。明日の早朝に市場に出荷します。 

5月24日 これは、いちごの苗を育てている畑です。当農園では、いちごは冬に収穫しますので、秋にハウスに植えるのですが、それまでの一年間、別の畑で苗を育てています。つまり、いちごには一年中、手をかけていることになります。今日は、除草をしました。除草剤を使えば、いちごも枯れてしまうので、手作業です。いちごは、種をまくのではなくて、こうして親株を植えて育てていると、やがてそこからランナーが出て、次々と子苗が増えていきます。秋にはこの畑もいちごの苗でいっぱいになっています。それをハウスに植えるわけです。いちごは、かわいいし、作っていて楽しい作物ですが、一年中、管理の必要なとても手のかかる作物でもあります。

5月22日 トマトのハウスです。すっかり大きくなって、もう私たちの身長くらいに成長しました。Jは、トマトが倒れないように支柱に誘引していきます。この時期は、トマトの成長が早いので、次のハウス、次のハウスとトマトとの追いかけっこです。その間にTは、敷きワラを敷いていきます。日焼予防と適度な湿度を保つためです。そしてこのワラは、最後には、土に返って堆肥となります。
 今、ハウスの中はトマトの香りがプンプンしています。

5月19日 今日は、地区の育成会の遠足です。Tは、育成会長をしているので、準備から何から大変でしたが、心配していた雨も上がり、楽しい一日になりました。かぶと山園地に出かけたのですが、魚釣りや、アスレチック、山登りと遊ぶのが忙しい。80人を超える大団体でのバーベキューはボリューム満点でした。山頂からの景色は、最高! いい風が吹いてまさに命の洗濯という感じ。それにしても、普段からよく動き回っているつもりなのに、足が筋肉痛になりそう。明日、起き上がれるかな・・・。

5月15日 苗床の端っこにまいておいたカモミールが良い苗になったので、子供たちがそれぞれ一鉢づつ育てることになりました。大きな植木鉢にカモミールを植えて、トトロのピックをさしました。
 カモミールは、甘酸っぱいりんごの香りのするかわいい花を咲かせます。花を摘み取って、ハーブティーにしたり、お風呂に入れてハーブバスにしたりします。(したことはありませんが・・・)今年は、子供たちに頑張って育ててもらって、りんごの香りのお風呂に入ろうと楽しみにしています。

5月14日 今日は、ナスの定植です。これも虫除けのためにシルバーのマルチとシルバーの誘引紐を使っています。今日植えたナスは、大長ナスです。太くまっすぐに伸びた見事なナスがなりますよ。と言うか、見事なナスになるよう頑張りましょう。
 ナス畑の先のほうに小学生がたくさん集まってきました。5年生の勉強で自分たちで田んぼを作るそうです。それぞれにくわやスコップを持って、田起しをしています。うちの娘もあの中にいます。頑張れ!

5月13日 昨日植えたピーマンに支柱をしてあげました。とりあえず倒れないように仮の支柱です。これは、竹を割って作った支柱です。冬の間に少しづつ作っておきます。写真では見にくいですけど、銀色の紐でくくりつけてあります。これは虫除けのためです。虫とか鳥は、きらきらが嫌いなんだそうです。だからマルチもシルバーを使っています。なんだか宇宙ステーションの中に作られた畑みたいできれいでしょ。

5月12日 今日は、ピーマンの定植です。しばらく雨続きだったので、土が落ち着くのを待っていたのですが、苗は、どんどん大きくなるし、少々焦り気味でした。苗が大きくなってしまったわりには、根は真っ白でやわらかそうだし、葉っぱも青々しているし結構いい感じかも。
 今日は、JAのともちゃんが、実地研修に来てくれました。というかお手伝いしてもらっちゃいました。日曜日に長靴履いて、畑に来てくれるようなJAさん、めったにありませんよ。どうもありがとう、ご苦労様。

5月11日 Jの生ごみ発酵堆肥を使ったスイートコーン畑、その2。
 元肥に生ごみ発酵堆肥だけを混ぜ込んで育てているスイートコーン畑です。あれから、たまに発酵堆肥を作るときにできる発酵液を薄めて与えているだけですが、順調にすくすくと成長しています。葉っぱの色も濃く、がっしりとたくましいです。この先、とても楽しみ。
 今日は、トマトを作っている仲間で、お互いのハウスを見て廻る視察がありました。同じトマトを作っていても、それぞれ個性的な作りで面白いものです。さあ、今年も頑張ろうね。

5月9日 しばらく田植えをしていました。もち米以外は、全部植え終わりました。
 雨が続くので、ハウスの中で、支柱に誘引したり、除草をしたりしています。除草剤も使うのですがそれは、ハウスの周りだけ。やっぱり株元は、手で取らないとね。除草剤は、かなりきついので、ちょっと葉っぱに触れただけでも、ひどい害をもたらすことがあります。ハウスの中では、ほとんど使っていません。

5月5日 今年、初めての田植えをしました。なんだか風が寒くて、田んぼに入っているときは、水が温かくていいのですが、田んぼから出ると寒くて寒くて・・・。でもとりあえず、まず1枚めの田んぼは、田植え終了。広い田んぼに植えると、苗がとても小さく感じますね。もう少しすれば、一面緑色になってきれいなんですけど。我が家の田んぼには、毎年、カブトエビが発生します。豊作の象徴と言われる小さいエビです。珍しいそうですが、なぜだかうちの田んぼにはいるんですよ。また紹介します。

5月3日 トマト、大きくなったでしょう。まだまだ大きくなりますよ。これが一段目、二段目は、実になったところの赤ちゃんトマト、三段目は、ちょうどトーンをつけてやったところです。Tが、畑作りに励んでいる間、Jは、ハウスの中でトマトの脇芽を取ったり、トーンをつけたり、支柱に誘引したりしています。この時期のトマトの成長はとても早いので、世話をする私たちも、小走りで仕事をこなしていきます。暑いハウスの中での仕事は、ダイエットにぴったりですよ。

5月2日 良い具合に雨が降ったので、畑が作りやすくなりました。Tは、ひたすら畝作りに励んでいます。近所の田んぼでは、そろそろ田植えの準備を始めておられますので、少々気持ちが焦ります。田んぼもしないといけません。明日は、イセキといって、田んぼに水を引くために川の水をせき止める日役があります。ゴールデンウィークも農家には関係ありません。まあ、このごろは、逆にゴールデンウィークだけ田んぼや畑に出てくる家族も多いですけど・・・。

4月30日 久しぶりに雨が降りました。この暖かくて湿度の高い日を待っていました。今日は、いちばん遅手のトマトの接木をしました。ずっと乾燥注意報が出ていたので、そんな日は、接木には向きません。今日はバッチリです。
 きのう、耕運した畑にもしっかり雨がしみこんでくれればいいのですけど。早くピーマン植えたいな。

4月27日 今日は、ピーマンを植える畑作りです。写真の白くなっているのは、石灰をまいたところです。耕運して、畝を作ります。夜には、雨が降りそうなので十分雨をしみこませてからマルチをしますピーマンの苗は、もうすっかり大きくなっているので、早く植えられるように頑張っています。これからどんどん露地野菜を植えていきます。

4月26日 トマトが、こんなに大きくなってきました。Tは、一回目の追肥をしてやりました。この元気な木の勢いが、衰えませんように。2段めの花もきれいに咲いたので、Jは、トーンをつけてまわります。
 別のハウスでは、次に大きくなってきたトマトの定植をしました。もちろん育苗ハウスの管理もして直売所もちょくちょく覗いてみます。同時進行で、あちこちと走り回って大変ですが、この忙しさがおもしろいのです。

4月25日 見てください。苗がすっかり大きくなってきたでしょう。今日から家の前の直売所で希望者にお売りしています。今日は、昨日までとうって変わって肌寒いような天気ですけど、シーズンを待ちかねた皆さんが、次々に買いに来てくださいます。お店屋さんの仕事も加わって、またまた大忙しです。

4月24日 これは、何の花でしょうか? ブルーベリーなんですよ。ジャム作るの大好きのJとしては、ぜひともブルーベリーの木が欲しくて、去年の秋、玄関先に植えたのですが、早速花が咲きました。農家とはいえ、専門外の果樹の作り方とか、全然知らなくてまったく素人のガーデニングです。一年目から実がなったりしないんでしょうね。それでも花が咲いたら、やっぱり嬉しい。ガーデニングやブルーベリーに詳しい方、ぜひ、私に教えてください。メール、お待ちしています。

4月19日 ここはハウスの間の小さな畑。Jのマイ・ガーデンです。今日は、とうもろこしを植えました実は、この畑、生ごみ発酵堆肥の実験圃場にもしています。台所から出る生ごみ(カニのから、卵のから、魚の骨、りんごの皮、キャベツの芯などです)をEM菌で発酵させて堆肥にしたものだけを肥料として使っています。完全有機無農薬です。これでどれくらい育つか、実験中です。また様子を報告します。

4月7日 Tは、田んぼ道直しと、川掃除の日役に出かけました。天気予報では、曇りだったので、安心していたら、突然、雲が消え、快晴に! Jは、一人で大急ぎで、すべてのハウスの換気と、水やりをすることに。業務用のホースは、長くて太くて重いんですよ。引っ張るだけでも大変です。急な天気の変化は、怖いです。
 写真は、我が家の桃畑です。今、桃の花が満開です。

4月6日 トマトの1段目の花が咲きそろったので、ホルモン処理をしました。ホルモン処理の倍率は100倍ぐらいですが、我が家の場合、トマトが本来持っている実をつける力を伸ばしてやるため、あえて200倍の薄さで処理をしています。桃太郎トマトは、花が咲いても、なかなか実にはなりません。だから、1本、1本ホルモン処理をして、実をつける手伝いをしてやるわけです。

4月2日 きょうは、桃の節句のためのお餅つきをしました。このあたりでは,月遅れで節句のお祝いをするので、桃の節句は4月3日なのです。子供たちが土手から摘んできたよもぎを入れた草もちや、粟のお餅をつきました。写真は、粟です。自然な黄色がとてもきれいなお餅が出来るんですよ。

3月31日 今日は,地区の中年会のクリーン作戦(空き缶拾い)です。中年会は名前のとおり、中年のおっちゃんの会ですが、Tは、朝はとにかく忙しい。ハウスの換気と水やりは、毎日、欠かすことの出来ない仕事です。当分は、お出かけも交代で出かけることになります。クリーン作戦には、Jが、おっちゃんたちに混じって出席しました。
 それにしても道端のポイ捨ての多いこと!ホント、腹が立ちます。

3月29日 Tは、次のトマトの定植に向けて畑の耕運や畝作りで大忙しです。その間にJは、きゅうりの移植をしました。箱まきにしてあったきゅうりの双葉が開いてきたので、1本づつポットに植えていきます。ついでにカモミールの種もまいておきました。ハーブは作ったことがないのでとても楽しみ。

3月28日 松下農園ではいちごの収穫はJの仕事。いちごのハウスの中にはミツバチを飼っています。交配してもらうためです。今まで一度も刺されたことはないですよ。心優しい人は分かるんですね(?) 今日は何気なく黄色のポロシャツで来てしまいました。ミツバチは黄色に反応するんですよ。お花だと思っちゃうんでしょうね。ぶんぶんと近寄ってきて困っちゃいました。「ちょっと、来ないでよ!」なんてハチに向かって叫んだりして。でもやっぱり刺されなかった。

3月27日 今日は,ナスの接木をしました。ナスもトマトと同じで接木をすればとても丈夫な苗になります。手間はかかるし、気も使うし、大変な作業ですけどね。今回は800本ほど接ぎました。頭を切って別の頭を付けるのですから、苗は命がけ。しばらく養生させるのですが、とても心配。ナス、頑張ってくれよ!!

3月26日 Jは、暇を見つけるといちごジャム作りをします。完熟いちごとレモンとお砂糖だけで作る「いちごやさんのいちごジャム」です。家の前の直売所で売っています。バックに詰めていると「ジャムはないですか〜?」の声。無宣伝なのにわざわざ買いにに来てくださるお客様がいらっしゃいます。ありがたいことです。ジャム作りは時間がかかるけど良いにおいがキッチン中に広がって、とても楽しく幸せな仕事です。

3月25日 トマトの定植が始まりました。今年初めての定植なのでなんだかうれしい。しかし、晴天の日のハウスの中はとても暑い。3月といえども、汗をかきかきの仕事です。今日は、2ハウス、植えることが出来ました。

3月21日 日本中に強風が吹き荒れた今日。ご多分に漏れずここもすごい風!なんかハウスの様子が変だなと思ったら、吹き飛びかけてる!! ハウスの周りには太い針金がめぐらされていて、それに丈夫なビニール紐をくくりつけて天井のビニールを押さえています。ところがあまりの強風でその針金がぶち切れてしまったのです。早く気づいたのでなんとか応急処置をしましたが、もう少しでハウスが一棟丸ごと飛んでいってしまうところでした。やれやれ・・・。

2月21日 ピーマンもずいぶん大きくなってきました。これもそろそろ一本づつポットに移植してやらないといけません。今年はパプリカもまいてみました。赤、黄色、オレンジとカラフルな実をつけたところを想像するととても嬉しくなります。

2月20日 久しぶりの良い天気。松下農園ではイチゴの収穫は、奥さんの仕事。ハウスの中ではイチゴを交配させるためにミツバチを飛ばしています。晴れてくるとハウス中をぶんぶん飛び回ります。でも、一度も蜂に刺されたことはありません。心優しい(?)人は、蜂にも分かるんだ。ちなみに、このイチゴは雪の中、無加温で実をつけています。 


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