オスとメス

普通サザナミインコの雌雄の判別は、尾ばねを広げて、端から5、6枚目にある中央尾羽(ちゅうおうびう)で見分けます。

オスは黒い模様が尾ばねの先端に広く出て、そのまま羽軸に沿って付け根へ伸びています。
メスは、中央尾羽の先端部分が少し黒くなり、羽軸の周りは黒くなりません。


      
 コバルト オスの尾ばね                     コバルト メスの尾ばね











漣模様が出ないルチノー、クリームでは、尾ばねで見分ける事ができないのでDNA鑑定が必要になります。また発色が特殊な、パイド、スパングル系にも同じことが言えるようです。



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中型インコって、オスとメスの判別が難しいです。
鳴き方が違うとか、羽色に違いがあるとか、そういうのがあると大変ありがたい。
上がオスの羽、下がメスの羽です。「羽軸に沿った黒いライン」の有無が見えます。メスは、尾ばねの先端のみが黒くなり、羽軸の回りは地の色のままです。
鳥の羽はひと枝ひと枝が集まって一枚の羽になっているので、集積する部分は黒く見えがちです。このような光を鳥に当てるわけにはいきませんので、性別が不安な場合は、DNA鑑定をお勧めします。
割と簡単に見分けがつきそうですが、以外にそうではなかったりします。サザナミインコの羽軸はオスもメスも黒い色をしていて、「先端部分だけ黒い」と言われても、オスとメスを見比べてみないと分かりにくい場合があります。

左の写真は、グリーンのオスとメスの中央尾羽です。パッと見た感じ、どちらも羽軸に沿って黒いラインがあるように見えます。もう少し違いが分かるように、光を当ててみます。
オスよりも若干小柄なメスが多いようですが、大きなメスもいれば小柄なオスもいるので、大きさで見分けるのは難しいと思います。

またメスに比べてオスの方が、腰から尾ばねにかけての漣模様が濃く発色すると聞きますが、判別に使えるほど明確なものでもありません。
しかし、オスには尾ばねに黒い模様を発色させるホルモンが働くため、全体的にも黒色模様が強目に出ると考えられます。
(写真左:オス 右:メス)