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第五章 アシュタンガ・サングラハ
投稿者:リベル 投稿日:2009年 1月27日(火)01時59分0秒「アシュタンガ・サングラハ」で「kuṣṭha」、「kilāsa」について記述しているのは「V. Nidana Sthana(病理篇)」と「W. Cikitsita Sthana(治療篇)」ですが、ここでは「śvitra」も含めて三つが登場する「V. Nidana Sthana(病理篇)」を取り上げます。
●梵語原典(ページ画像):kuṣṭhaika-saṃbhavaṃ śvitraṃ kilāsaṃ dāruṇaṃ ca tat
nirdiṣṭam a-parisrāvi tri-dhātūdbhava-saṃśrayam
●英訳(ページ画像):śvitra, kilāsa or Aruṇa is also described as similar to kuṣṭha(in respect to causes, doṣyās, dūṣyās, etc); it is non-exudative, produced by three dhātus(vāta pitta and kapha combined together)and residing in three dhātus(tvak or rasa, rakta and māmsa).
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な、な、何と、ここまで来て重大な過失に気付きました。大変な勘違いを・・・いやもう大慌てで心の整理を致しました。賢明な読者諸士の中には、とっくにお気付きの方もいらっしゃったのでは?
つまり、梵語の原典は「フリダヤ」で英訳は「サングラハ」を用いていたのです。[1月17日の投稿]の時に疑問をハッキリ書いています。
(ここで少し細かい話をさせてください。その為に梵語をもう一度コピペします。
「sva-dārāpatya-dhāvanam
kuṣṭhaika-saṃbhavaṃ śvitraṃ kilāsaṃ dāruṇaṃ ca tat
nirdiṣṭam a-parisrāvi tri-dhātūdbhava-saṃśrayam」
一つ一つ解剖するのはまたその内にさせていただいて(歓迎!でしょう?)「dāruṇaṃ」一つを取り上げます。「モニエルの梵英辞典」(左下)をご覧ください。訳者は「Aruṇa」としていますが、フランス語の「de=d’」でもあるまいしこれは引っ掛かります。しかし、この話もここまで止まりにします。「dāruṇaṃ」=「Aruṇa」として話を進めます。
このページをご覧ください。下から9行目のデーヴァナーガリー文字はローマ字で書くと、初めの三語は「kuṣṭhaika-saṃbhavaṃ」「śvitraṃ」「kilāsaṃ 」であることが分かりました。梵語をコピペしましたが、最初の1行はこの際関係がないと言うことが、今分かりました。1行目の詮索は省略して話を本題に戻します。)
ここで気付くべきでした。「本題に戻す」どころか別の線路を走り始めてしまったのです(赤面)。お分り頂いたでしょうか、梵語原典は「フリダヤ(上記(ページ画像))」を用い、京大人文研では「サングラハ(上記(ページ画像))」のゼロックスを採って、意気揚々とここへ掲載したというお粗末を・・・^^。英訳が合致しないのは当たり前でした。なまじ似ているからいけない?いやそんなことで逃げようったってそうは行かない。
で、梵語の「サングラハ」原典はオンラインでは有りません。なので正確を期するためには「フリダヤ」の英訳を大学でゼロックスして来るか、「サングラハ」の梵語原典をこれも大学で探す他有りません。できれば後者を選びたい、何故ならこちらには「Aruṇa」が出ているからです。これは「少菌型」の「紅斑局面」を指している筈だから・・・。よし「サングラハ」の原典の捜査に突入します。あなたここの「デーヴァナーガリー」を読むという方法も有りますよ、この間これは「kuṣṭha」でとか言ってたでしょう?・・・ではでは・・・(^_^)/~
追記:いやその考え方って、少しおかしいんじゃない?
要は、チャントした英訳なり和訳なりが有れば良いのではありませんか?
「スシュルタ・サンヒター」を調べるとき、梵語の原典は使いましたか?
要は、「フリダヤ」の梵語で「三人組」を発見して、そこから逆探知して「サングラハ」の英訳を入手したと言うことでしょう?
それなら「サングラハ」の原典は無くても「フリダヤ」の原典を「参考」として、「サングラハ」の原典は「デーヴァガーナリー」を置いておけば、それで良いことにはなりませんか?(ややこしいなぁ・・・)
分かった、仰有るとおりだと思います。「サングラハ」の英訳だけを用いて、ドンドン論を進めましょう、そして「ハンセン病とサンスクリット語」を完成させるのが正しい道です。ハイ、分かりました・・・目出度し、目出度し・・・ヽ(´ー`)ノ ワーィ!(1.27 2:35)