第8回 環境問題シリーズB「環境と教育」

日時:2005年12月10日(土)15:00〜16:30
場所:兵庫学校厚生会館
講師:神戸山手大学 教授 カールハインツ・フォイヤヘアト(Karl-Heinz Feuerherd)

先月に引き続き、カールハインツ・フォイヤヘアト(Karl-Heinz Feuerherd)教授の2回目の講演で、以下は、その要旨である。

@今日は、ドイツでは、環境教育がどのように取り上げられているかを紹介。ドイツでは、州によって教育制度が異なるが、1年生から4年生までは基礎学校学ぶ。10歳で将来を決めてしまうのは早すぎるということで、5年生から6年生にかけて、オリエンテーション段階が設けられた。その後、ギムナジウムや実科学校に進むことになる。
A私たちは、昔は人力で物を動かしていたが、今は、発電機と発動機を使い、大量の材料を消費する。1970年代までは、アルミニウムの需要が高かかったが、プラスチックという競争相手が登場した。
Bハンブルクの南に位置する街、Lueneburg(リューネブルク)では、Johanneum Lueneburg(ヨハンネウム リューネブルク)というギムナジウムが、5年前のEXPO2000で、さまざまな環境教育の活動をインターネットやCD-ROMで紹介した。この学校は、600年前の1406年に設立された歴史ある学校で、19世紀の数学者Riemann(リーマン)の出身校でもある。
CJohanneum Lueneburg学校は、EXPO2000で、人間の解釈によって変わる自然のイメージをテーマに、様々な自然の解釈、自然の人文科学、自然と数学、自然と自然科学、自然と人間行動、自然と環境、ヨーロッパの環境学校を取り上げた。このことは、ホームページでも、今なお紹介されている。 http//www.johanneum-lueneburg.de/
Dヨーロッパの環境学校になり、エコスクールの認定を得るには、長年の活動により、燃料エネルギーの節減と電気エネルギーの節減を証明しなければならない。

<講演を聞いて>
(1) 前回の講演の内容が難しすぎたという意見を受け、今回の講演は、平易なものになったが、反面、何が課題なのか、何が問題なのかがとらえにくかった。