「テーパー設定装置」
「テーパーて何?」物語より




 「プレーニングモノレール」説明書からの引用なのでカタイ表現ですが、御覧下さい。


「ダイヤル式ハイトゲージ」の使用法と「テーパーモノレール」方式の原理
【ダイヤル式ハイトゲージの構造】
【符号の説明】
 1 メーター部      2 ポイント上下調整部  3 ポイント部 4 ベース部
 「ダイヤル式ハイトゲージ」は「プレーニングモノレール」上で「Vプレーナー(V 刃カンナ)」を使用して竹をテーパーに削る為の「テーパーモノレール」の設定に必要 。以下、「ダイヤル式ハイトゲージ」の使用法を「テーパーモノレール」方式の概念図 で説明する。

「テーパーの設定」

1)測定基準面の設定       「モノレール」の上部、下部とも水平状態  「プレーニングモノレール」の各調整ポイントの「モノレール上下調整ネジ」の出が 「0」の状態での「ダイヤル式ハイトゲージ」のベース部(4)の溝を「モノレール」 に嵌め「モノレール」上部にポイント部(3)を接触させ、ポイント上下調整部(2) で「ダイヤル式ハイトゲージ」の指針を「0」にセットする(「モノレール」上部の平 面精度が出ていない時は「Vプレーナー」の水平刃で「モノレール」上部を削って精度 を出しておく)。
2)テーパー値の設定   「モノレール」の上部、下部とも傾斜(彎曲)状態  「プレーニングモノレール」の各調整ポイントの「モノレール上下調整ネジ」を『各 設定値』にし、設定値を確認後、「ダイヤル式ハイトゲージ」を「テーパーモノレール 」より外す。
3)テーパーのカッテイング終了      「モノレール」の上部が水平状態  「モノレール」上部を「Vプレーナー(刃交換式カンナ)」の「水平刃」で「テーパ ー」の最上部(ロッドのトップになる位置)の高さまで水平に減量していく。
4)テーパーの設定完了          「モノレール」の下部が水平状態  「プレーニングモノレール」の各調整ポイントの「調整ネジ」の出を「0」に戻すと 、「モノレール」上部にテーパー設定が完了。「ダイヤル式ハイトゲージ」で「設定し たテーパー」をチェックする(テーパー値をカッテイング終了した「モノレール」のバ ット部の基準点を新たに「ダイヤル式ハイトゲージ」の0として他の測定点のテーパ値 をチェックする)。2)テーパー値の設定で設定した『テーパー値』が表示されている のを確認して設定完了。
5)「モノレール」上部の左右のカッテイング終了  「Vプレーナー(刃交換式カンナ)」の「V刃」で「モノレール」の上部を製造する ロッド1片の長尺方向の断面と相似形になるまで「モノレール」上部の左右を削って『 テーパーモノレール』は完成する。(なお、「モノレール」にテーパーが設定された時 点で「テーパーモノレール」と表現を変えています)
6)完成した「テーパーモノレール」に「竹」を乗せて削る  「Vプレーナー(刃交換式カンナ)」の「V刃」が「テーパーモノレール」上部の左 右に接触する位置(仕上げサイズ)直前まで「竹」を削って(つまり「テーパーモノレ ール」上部に設定した空間部分が「竹」の削れない部分として残る)、「竹」素材1片 の削りが完了する。
7)「テーパーモノレール」のテーパー設定応用例 「テーパーモノレール」を「竹」素材1片の仕上げサイズより少し小さく(「V刃」で 「テーパーモノレール」が削られない様に)しておくとテーパーの微調整が可能。    多用するテーパーで「テーパーモノレール」を1本、製作しておき、アジャスタブル で使用して、気に入ったテーパーが出来た時、設定データを記録し、上記1)〜6)の 方法で新たに「テーパーモノレール」を製作し「保存」する使用法が無駄が無く便利。
 要約すると、『弾力製の有る「モノレール」を「上下調整ネジ」で設定値量を 曲げ、「モノレール」上部を「水平刃」で削り取り、次に「上下調整ネジ」を下 げて「モノレール」下部を水平位置に戻し、最後に「モノレール」上部の左右を 「V刃」で削り取り、「竹素材1片」の長尺方向の断面と「モノレール」上部断 面を相似形にして、『テーパー設定』する方法です。
(分かり難い点が有れば、御気軽に御質問下さい。)



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