ドラマ感想文
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過去視聴ドラマ 2005年

2005年
7月
21時〜 22時〜
スローダンス(フジ)
海猿(フジ) がんばっていきまっしょい(フジ)
おとなの夏休み(日テレ)
幸せになりたい!(TBS) 電車男(フジ)
女系家族(TBS)
ドラゴン桜(TBS)
女王の教室(日テレ)
いま、会いにゆきます(TBS)
2005年
4月
エンジン(フジ)
離婚弁護士2〜ハンサムウーマン(フジ) 曲がり角の彼女(フジ)
anego〜アネゴ(日テレ)
夢で逢いましょう(TBS) 恋におちたら〜僕の成功の秘密(フジ)
汚れた舌(TBS)
タイガー&ドラゴン(TBS)
瑠璃の島(日テレ)
あいくるしい(TBS)
2005年
1月
不機嫌なジーン(フジ)
救命病棟24時(フジ) みんな昔は子供だった。(フジ)
87%ー私の5年生存率ー(日テレ)
富豪刑事(テレ朝) 優しい時間(フジ)
H2 君といた日々(TBS)
華岡清洲の妻(NHK)(15分〜)
ごくせん(2)(日テレ)
Mの悲劇(TBS)


いつも人生ブレーキばかりかけてきた妻夫木聡と、いつもアクセル全開で生きて きた深津絵里のラブストーリー。 物語的にはハマる要素も感動する要素も何もなくすごくつまらなかった。 特に最終回は睡魔との闘い(笑)。 深津絵里が持ち前の演技力で一人頑張ってた感じ。 広末涼子の復帰ドラマ第一作目という事で注目して見てたけど、 いい意味でも悪い意味でも以前と何も変わってなくて、しかもイマドキ の独身女性っていう設定に全くリアリティがなくて期待ハズレだった。 それから深津絵里のファッションも毎回とっても微妙だった。 洋服屋の店員って設定だからわざとはずしたような個性的なファッション で臨んだんだろうけど、とりあえず深津絵里には全く似合ってなかった しあんな格好した店員に服を選んでもらいたくないなというのが正直な 感想。 海上保安官の伊藤英明が主人公の物語。映画版は全く観てないんだけど、 ドラマ版の映像はとても映画っぽかった。このドラマを観てこれまで 考える事のなかった海上保安官という仕事を知る事ができてよかった。 毎回起きるいろんな出来事を通してこの仕事の厳しさや喜びがよく 表現されていたと思う。それからこのドラマで加藤あいのイメージが 変わった。これまではヒロインの意地悪な友人の役が多かったけど、 このドラマでは迷い悩みながらもそれでも一途に伊藤英明を思う とてもかわいらしい女性をうまく演じていたと思う。デザイナーの役 だけあって着てる服やアクセサリー、部屋のインテリアも素敵だった。 松山市内の高校を舞台に女子ボート部の奮闘を描いたドラマ。 これも映画版は観ずにドラマだけを観たので映画との比較はできない。 ストーリー的には毎回いろんな問題が起きるんだけど、どれを観ても 結局若いっていいなあと終始ため息が出た(笑)。 ヒロインの鈴木 杏は演技はとてもうまくて何度かもらい泣きする シーンもあったけど、ビジュアルがイマイチだった。 赤とベージュのツートンのジャージはかわいかったな。 中田三郎役が途中で変わったのは事情が事情だけに仕方ないけど、 キャラが急に軟派な感じになったのには最後までついていけなかった。 セリフが標準語なまりになってしまったのも残念だった。 石田ゆり子も方言が下手で、できないのなら無理に方言にしなくても 標準語のままでいいのになと思った。 錦戸 亮は演技も方言もバッチリで、特に最終回の鈴木 杏への告白は ドラマを通して初めて聞いた素直な言葉に胸がジーンとなってそれ以来 ファンになってしまった。 一人の主婦が仲間と海の家を開く話。 寺島しのぶの演技に興味があってドラマを観てみた。演技は確かに 自然でよかったんだけど、見た目が本当に普通のおばさんて感じで、 同じように専業主婦をしてる身としては身につまされるというか夢 がない感じがして観続ける気が失せてしまった。初対面の宇津井健に いきなり息子の心の病気の事をしゃべってしまうっていう無理のある 展開にも興ざめして、1話でリタイアした。 貧乏なヒロインがテレビドラマのプロデューサーと一緒にドラマ作り を通して幸せを掴む物語。一応最終回まで観たけど、ストーリーは ほとんど記憶に残ってない。深田恭子のサクセスストーリーだったら もっとおもしろかったのだろうけど、紆余曲折があり過ぎて着地点が よくわからなかった。深田恭子と取立て屋の忍成修吾のやり取りや 二人の関係の変化はほのぼのしててよかったし、珍しくダメ男の役だった 谷原章介も新鮮でよかった。W主演の松下由樹は無難な演技で全体 を引き締めていてよかったと思う。脚本がもっとおもしろかったらなあ。 電車の中で美女に一目惚れしたアキバ系の主人公が、ネットの住人の 協力で恋を成就させるというストーリー。 これも映画を観てないので映画との比較はできないけど、「ヲタク」 だった主人公がアドバイスを得て初デートの日に変身した姿は、映画の 山田孝之の時よりも変わり映えがせず感動が薄かった。 挙動不審な演技は素晴らしかったけど。 本来ならただ文字だけのチャットの世界を、個性豊かな面々を揃える 事で飽きることなく楽しく観れたのはよかった。 伊東美咲はエルメスの役がすごく合ってたと思う。 天然でおっとりしててちょっと浮世離れしたようなキャラが、セリフ 棒読みの伊東美咲にピッタリだった(笑)。 あとよかったのは白石美帆と劇団ひとり。 白石美帆はあんな役を演じてるのを初めて観た。 顔がキレイだからこそああいうSな役がハマるんだろうな。 劇団ひとりは「もう一つの最終回スペシャル」での薬師丸ひろ子の モノマネのアフレコがすっごくおもしろかった。 社長の愛人と社長の三姉妹との間の遺産相続をめぐるバトルを描いた 物語。録画に失敗して、以来観るのをあきらめ第三話であえなく リタイア。出演者みんなそれぞれの個性をうまく演じていたと思う けど、瀬戸朝香だけはこのドラマだけじゃないけどどうも好きに なれない。早口と滑舌の悪さがこのドラマでもすごく気になった。 個人的には同じ三姉妹の長女である高島礼子と自分とを重ね合わせて 耳の痛い思いをした事が何度かあった(笑)。 再放送が是非とも観たいドラマの一つだ。 おちこぼれ高校の生徒5人がユニークな弁護士のもと、東大を目指して 奮闘する物語。すごくおもしろかった。 いくつか紹介される一風変わった勉強法はとても興味深かったし、 熱いのか冷めてるのかよくわからないような、それでいて生徒たちの 心を掴んで離さない人物像を阿部 寛がうまく演じていたと思う。 5人の生徒それぞれの個性もはっきりしててよかったし、5人の間の 友情や恋も控えめだけどしっかり描かれていたのもよかった。 結果についても納得がいくものだったし、5人のそれぞれのその後も なんとなく想像できるような余韻を持たせてあったのもよかった。 このドラマに出会ったのがあと15年早かったら(長っ) 私もひょっとして東大目指してたかもなあ。 「悪魔のような鬼教師に小学6年の子供たちが戦いを挑んだ一年間の 記録。」とても見ごたえのあるドラマだった。始まった当初は、真矢( 天海祐希)に厳しい事を言われたりされたりしてマジ泣きする子供 たちがかわいそうで観ていられなかったけど、冒頭のこの言葉に 気付いてからは、そっか子供たちは戦うんだ、と思って少し気が楽に なった。真矢のように24時間寝ないで子供たちに張り付いてなければ できないような冷酷な指導がたくさんあったけど、都合のいい時だけ子供に戻ったり 義務は果たさないで権利ばかり主張するといったこの時期特有の子供が 持つ生意気さみたいなものをきっちり指摘してたのはよかった。 それに子供たちが真矢を慕うようになった流れがとても自然で、ドラマを観てた 私自身もその頃には真矢を疎ましく思う気持ちが全くなくなっていたのがすごく不思議だった。 また、一話の中に必ずちゃんと息を抜けるシーンがあったのもよかった。 和美(志田未来)の母役の羽田美智子のおっとりした明るい雰囲気に は毎回癒された。 もう一度観るとなるとまた体力が消耗しそうなのでしばらくはいいかな とは思うけど、とにかくよくできたドラマだった。 突然現れた死んだはずの女性をとりまく夫婦愛・親子愛を描いた物語。 これも映画よりもドラマが先だったので、何も予備知識がない状態で 観た。だからすべてのことがわかった最終回はとてもおもしろく、 最終回をこれだけ楽しめたのはこのドラマだけかもしれない。 あれだけひとりの男の人のことを好きになれるってすごいなと思った。 出会いから結婚に至るまでの2人がとても丁寧に描かれていたのも よかった。それからキャストの演技そのものはよかったんだけど、やはり小学生 の子供の親にしては雰囲気が若すぎたかな。特にミムラは綺麗すぎて 最後まで母親には見えなかった。映画ではなかった澪の両親の役柄を 設定してあったのは、いろいろな愛の形や死の受け止め方、乗り越え方 が表現されていてよかったと思う。 視聴率はあまりよくなかったけど、昭和の懐かしい感じの舞台も、 むかしむかしには本当にこんなことがあったのかもしれないなって 思わせる幻想的な雰囲気を醸し出していてよかった。 主人公の2人、特に小雪が全然魅力的に見えなかった。 ずっとおどおどして印象的なセリフを言うこともなく、なんでこんな キャラがヒロインになるのか意味がわからなかった。 最終回にはとってつけたようなキスシーンがあったけど、感動もドキドキも まーったくなかった。 第1話での生意気な少年とのやり取りはおもしろくて、途中までは キムタクが独特な接し方で施設の子供たちと打ち解けていく過程が 楽しかったりもしたんだけど、レーサーに復帰したあたりからどんどん 寒くなってって、特に最終回のあり得ないゴールシーンは観ていられなかった。 原田芳雄や高島礼子、松下由樹などのベテラン俳優はよかったけど、 キムタクや小雪、岡本 綾など中心のキャストの魅力が全然生かされて ないドラマだった。 天海祐希の演技はとてもよかった。 前作よりコメディ色が強い演出で、個人的には前作の方が好きかも。 キャスティングが多少豪華になってたけどそれが逆にしつこい印象を 受けた。特に戸田恵子や宇梶剛士が。 ミムラの受付嬢役もすごく好きだったのに片瀬那奈に変わっててガッカリした。 玉山鉄ニや佐々木蔵之介、津川雅彦がそのまま出演してたのはよかった。 新たに弁護士として瀬戸朝香が加わったんだけど、相変わらず滑舌が 悪くて役柄にも共感が持てず好きになれなかった。 ストーリー自体はおもしろかったし、前作にはなかった恋愛の部分も サブストーリーとして描かれていたのはよかったんだけど相手役が 宇梶剛士というのは無理があったような。もっとカッコイイ役者さん がいなかったのだろうか(笑)。 あまり期待せずに観だしたのだけれど意外におもしろくて、このクールで いちばん続きが早く観たいと思ったのがこのドラマだった。 「負け犬」役が稲森いずみではキレイすぎるという声も聞いたけど、 実際元カレは別の女優と結婚して幸せだというのに本人は独身なんだから 十分リアリティはあるし、演技もイヤミがなくてよかったと思う。 青木さやかもよかった。負け犬キャラが合ってたし、個人的には、 歳のずっと離れたおじいちゃんのような彼氏に「若い」と言われて 喜ぶところや、その彼氏をラブホに誘って自己嫌悪に陥るところが かわいくてよかった。 稲森いずみの不倫相手役の伊原剛志は、他のドラマでは好きだと 思ったことはなかったけど、このドラマの中だけはとても素敵な人 だったと思う。一生懸命働く稲森いずみを優しく支える存在で、 不倫という設定だけに最終的には別れなくちゃいけないんだけど、 それがかわいそうに思えたぐらいだった。 他にも釈 由美子も要 潤も、それぞれ表の強がってる顔と裏の弱い 部分との両方をちゃんと描いてあって、主要な登場人物の描き方が とても丁寧だった。 同じクールに「負け犬ドラマ」が2つもあって最初のうちは混乱した。 こちらのほうは登場人物が多くてごちゃごちゃしてた気がする。 みんながあり得ないほどアネゴを頼りにしてて観てて気の毒になった。 頼られると自分のことを後回しにして頑張ってしまう主人公は、篠原 涼子に合ってたと思う。 部下役の赤西 仁も「ごくせん」のときとは雰囲気が変わってスーツが 似合ってたし、アネゴから見てつかみ所のないわかりにくいイマドキの 男の子という人物像をうまく演じていたんじゃないかな。 2人の会話でときどき出る心の声の字幕もおもしろかった。 クールな後輩役の戸田菜穂は、一方で不倫相手と別れられないっていう グレーな部分を持ってることですごく人間っぽさが出てて、篠原涼子 との会話を印象深くてより意味のあるものにしたと思う。 しょっちゅう登場した立飲み屋でのシーンも、あるときは本音で語り合う場所で あったりまたあるときは相手の本心を探り合う場所であったり、 登場人物間の会話がおもしろくて楽しいシーンだった。 ただともさかりえの壊れ方は恐くて、このドラマの雰囲気に合ってなかった ような。 ラブコメなんだから、出てくると何か嫌な気分になるようなキャラ はいくら原作に登場しててドラマでは多少マイルドになってたとしても、 やっぱりいてほしくなかったな。 とにかく矢田亜希子がモテてモテてしょうがないドラマ(笑)。 すべてはヒロイン・ハツミに都合のいいように事が運び、ラストに 至ってはダンナがマスオさんになりかわいがってくれる祖母と父と はこれまで通り同居して・・・と、どこまでもハツミの望み通りで 妬みすら覚えた(笑)。 美人でスタイルがよくて、やさしい家族がいてカッコイイダンナが いてかわいい娘がいて、こんな恵まれた主人公のドラマから何を 感じて何を学べというのでしょう(笑)。 ドラマのタイトルは「ヒルズに恋して」のほうが絶対合ってたと思う。 草g 剛と松下奈緒との恋愛の要素もあったけど、ただの憧れという感じで、 とても恋に落ちたという言葉が当てはまるようには思えなかった。 町工場から大会社の社員となり、社長となり、再び町工場へという 草g 剛の変遷が、それだけで興味深くておもしろかった。 特に堤 真一を蹴落として経営者となったときの草g演じる島男の 目つきや考え方はこれまでとは全然違うものになっていて、人って 何かのきっかけでよくなることもあればこんな風に冷酷になることも あり得るんだなあとしみじみ感じた。 島男が実は天才プログラマーだという事実は、インパクトがあるわりには 最初と最後の部分でちょっと出ただけで、あとは島男の人柄のよさを ひたすらに強調するような内容だった。 人柄だけではどうにもならないときのお助けアイテムが「天才プログラマー」 ということだったのだろうけど、人間性で困難を乗り越えていくという 展開はありふれてるし、島男の持つこの2つの武器を併用してビジネス を成功させていくという展開のほうがおもしろかったんじゃないかな。 ドロドロ系はキライじゃないのでおもしろそうだと思って観たけど、 1話でリタイア。 飯島直子はどれだけドラマに出ても一向にうまくならないなあ。 キンキン声と早口と滑舌の悪さが女優向きではないと思う。 このドラマの彼女もやっぱり期待ハズレで、観続ける気にはならなかった。 おもしろかった! この脚本を書き終えたクドカンが「もぬけのから」状態になったのも 納得できる。 ヤクザを続けつつ落語の修行を積む虎児を柱に、新宿流星会がらみの 出来事、林屋亭での出来事、竜二との友情と恋愛などなどいろんなサブ ストーリーもおもしろくて、しかもそれが1話完結で最後にはひとつの 落語の作品としてまとまるという、とにかくすごいドラマだった。 メグがなかなか竜二の名前を覚えられないところや竜二のあり得ない 部屋、ギャル文字でメールを打つ日向、「ヤクザやったら夜はおもてで 遊ばんかい」などなど、笑えるところもたくさんあった。 クドカンのドラマって、出てる人みんな演技がうまく見えるのが不思議だ。 長瀬くんはもちろん、岡田准一も笑福亭鶴瓶もあの伊東美咲もよかった。 阿部サダヲもあれ以上オーバーになったらイヤだな、っていうギリギリ のところで寒い落語家をうまく演じていたと思う。 話の途中で舞台が変わって劇中劇が始まるのははじめは混乱したけど、 これも慣れてしまえばまるで曲が途中で変調するかのようないい アクセントになってたし、何より落語がわかりやすくなってよかった。 毎回きっちり観てたのに最終回の延長分を録画し忘れるという初歩的な ミスで、結局結末まではわからないんだけども。 どこか心あたたまる話だったのが、「女王の教室」の後だけによかった。 主題歌がこのドラマの方向性をはっきり示していてとてもインパクトが あったし、そういう意味ではわかりやすくて安心して観れた。 このドラマではまず成海璃子の大人っぽさにビックリ。 でも島へ来て髪をストレートにして子供らしい服を着たらとりあえず 歳相応に見えてホッとした。 緒方 拳と倍賞美津子は愛情あふれる保護者を好演していたし、小西真奈美 もクールだけど次第に成海璃子と心を通わせるようになる教師をうまく 演じていた。 島の住民みんながやさしくてあったかい人だとなんだかぬる〜いドラマ になってしまうし、時に感情的になってしまう瑠璃と同じレベルで キツイことを言い合える小西真奈美のような存在も、瑠璃の人間性を 描く上で不可欠だったと思う。 少ないセリフで意味深なことを言う岸辺一徳も存在感があった。 個人的には、自分のことで精一杯で一度は娘を捨てた母・西田尚美が母性に 目覚める部分にとても救われた気がした。 竹野内 豊が背負っていた過去の出来事は、かなりひっぱった割には 犯罪だとか聞いた人がひくような内容ではなかったのが意外だった。 もっとインパクトのあるものだったらよかったのにとは思うけど、 それでも何かに勘付いた緒方 拳と2人だけで話すときの竹野内 豊の表情にはジーン ときた。 いつか再放送があるかと未だにHPなどで結末を調べずにいるんだけど、 それにしても最後まで観られなかったのが残念だ・・・。 こちらは第1話でリタイア。 野島伸司の哲学的なセリフがホームドラマに合わなくて、しかも私は 個人的にませた子供が嫌いなので、子役がその野島節を使ってるという のがとてもイヤだった。 「ひとつ屋根の下」みたいなテイストを期待してたんだけどなあ。 竹中直人は予想通りうるさくて、市原隼人もそれに引きずられるように うるさくて。 綾瀬はるかと田中幸太朗の2人はちょっと気になったけど、やはり 続きを観る気にはなれなかった。 評判はあまりよくなかったけど、私はわりと好きなドラマ。 大学の研究室が舞台ということで、ドラマ全体に知的な雰囲気が漂ってて それが心地よかった。 研究者にありがちなというか、どこかみんな独特だったしその奇人変人ぶりに ちょうどアキバ系を見るような興味深さを感じた。 そのうちの一人である仁子を同じく変人である南原が、大人の包容力で 仁子を理解する一方で浮気を繰り返し、それでも仁子のお尻を追いかけ 続けるという図式がおもしろかった。 竹内結子も「プライド」の「古き良き時代の女」よりもこっちの気が 強い系の女の子の役の方が合ってたと思う。 ただオダギリジョーはもったいなかったな。 最後のほうでやっと出てる意味はわかったけど、あれではただの根暗な ストーカーって感じ。 あんな役をオダジョーがやるのはもったいない。 竹内結子の彼氏役だった黄川田将也のほうが存在感があって強く印象に 残った気がする。 ストーリーは、干拓の問題をからめたところでこのドラマの雰囲気が 変わってしまって惜しかった。 ラストも、仁子と南原はいいカップルだと思っていたし、出会いと別れ を繰り返しながらも切れない2人の縁は羨ましくもあったので、もう少し 未来に期待の持てる結末であってほしかった。