桜満開の嵐山・嵯峨野の旅
(2005年4月)


大覚寺大沢池塀越しに見える大覚寺の紅枝垂桜
清涼寺多宝塔昼食の三段弁当お花見桜ソフトクリーム
〜 嵐山・嵯峨野での一コマ 〜
今日のコース:嵐山→亀山公園展望台→二尊院→清涼寺→大覚寺(大沢池)→嵐峡館(昼食と温泉入浴)→嵐山
早朝から快晴!例年なら桜も散っている頃ですが、今年は運良く桜の開花が遅れました。今日のメインは、船でしか行くことができない老舗旅館での昼食と温泉入浴ですが、11時30分の船の出発時刻まで時間もあるので、桜満開の嵐山・嵯峨野を散策します。
一部の写真はクリックすると大きな画像を見ることが出来ます。

■■ 嵐山と渡月橋 ■■
このスポットはカメラマンがいっぱいです。   渡月橋(とげつきょう)付近・・・所要30分

朝7時に到着。少し並んで駐車場の開門を待ち、京都市観光駐車場に駐車します。あまりに天気がいいし、人が少ないので、まずカメラを持って撮影へ。その後、車に戻り持参したお弁当を食べながら、拝観の始まる9時になるのを待ちます。

それにしても雲ひとつない快晴の嵐山でしょ?
 
渡月橋下流の桜の木周辺
■中の島公園

大堰川の中州に広がる、砂利が敷き詰められた公園で、嵐山エリアでも花見客でひと際にぎわう場所。園内に咲くサクラはもちろん、対岸のサクラや渡月橋も一望でき、風情のある景観が広がります。
向かって左が嵐山、右が亀山です。 中の島公園より
渡月橋より嵐山と亀山を望む 中の島公園より渡月橋を望む

写真的には嵐山公園の露天がじゃま・・・

嵐山公園には露店がいっぱい・・・
対岸の緑のテントが並ぶのが、嵐山公園です。たくさんの花見客で賑わっていました。

桜にもいろんな種類があるのですね。写真(←)の桜は、花と葉が同時に出てくる「山桜」のようです。

 カメラスポット・・・渡月橋周辺etc
 駐車場・・・京都市観光駐車場(1日1回800円)

※ほとんどのスペースがバス用となる為、普通車は100台弱。
 混雑時は、朝8時前にほぼ満車となるので注意してください。
 
中の島公園より大堰川を望む
渡月橋(とげつきょう)・・・大堰川(おおいがわ)に架かる全長250mの橋。亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」として、渡月橋と命名したという風情ある橋で、嵐山の景観にとけ込んでいる。鵜飼などの川遊びも渡月橋を中心に行われる。当初、橋は現在より100mほど上流にあったと考えられるが、1606年(慶長11)に角倉了以(すみのくらりょうい)が大堰川上流の保津川開削工事を行った際、今の場所に移されたそうです。
■■ 嵐山・嵯峨野の散策 ■■
頂上展望台へはこんな急坂を登ります。 亀山公園(かめやまこうえん)・・・所要30分

保津川上流に向かって右側に位置する小倉山の麓にある公園です。入口から歩いて約20分の頂上展望台からは、嵐山のサクラが一望できます。
でも、こ〜んな急坂(←)を登って行かなくてはいけません。日頃の運動不足のせいかいきを切らしながら辿りついた頂上展望台からは、嵐山の桜・保津川・天然温泉で知られる嵐峡館など素晴らしい景色を見ることができました。

 ・・・頂上展望台より(写真:下中央)
 アクセス・・・渡月橋→亀山公園頂上展望台 徒歩20分
住所 京都市右京区嵯峨亀ノ尾町
電話 075-861-0012(嵐山保勝会)
拝観 無料

お天気がいいと喉が渇きます〜。展望台付近に売店は無いので、飲み物を持参しましょう。
保津川と嵐峡館、それに専用の船が見えます。 絶景です。嵐山の桜が満開です。
保津川と噂の老舗旅館 山桜も満開

桜が満開です。

亀山公園は桜の穴場かも・・・?
嵯峨野と言えば、竹林ですね。 秋は混雑する寺ですが・・・

秋に比べるとかなりひっそりしています。まさにその名の通り・・・。
亀山公園から嵯峨野に向かう道 嵯峨野の竹林 ひっそりした常寂光時の山門
嵐山エリアの桜のスポットと言えば、「天龍寺」が有名ですが静かな雰囲気を楽しみたいので今回はカット。まだ人の少ない早朝の嵯峨野を散策しながら、二尊院に向かいます。

山門越しに見える桜は絵のようですね。  二尊院(にそんいん)・・・所要15分

とにかく立派なお寺です。俳優の田村正和さんのお父さんである坂東妻三郎の眠る「田村家」のお墓があることで有名なお寺です。

 カメラスポット・・・総門を入って参道両側を(写真:左)
 アクセス・・・亀山公園→二尊院 徒歩5分
住所 京都市右京区嵯峨
     二尊院門前長神町27
電話 075-861-0687
拝観料 500円
駐車場 無料駐車場有(数台)
桜というよりやっぱり秋の紅葉かな? 旅に出ると「二人の後ろ姿写真」を撮るようにしています。
本堂に向かう参道の桜 参道から山門に向かって

清涼寺(せいりょうじ)・・・所要15分

 峨釈迦堂(さがしゃかどう)として地元の人々に親しまれているお寺。最近では、テレビ時代劇の「鬼平犯科帖」のロケ地として有名です。寺からすぐ近くにある嵯峨豆腐で有名な「森嘉(もりか)」。ここのお豆腐(@360円)とひろうす(@180円)はかなりお奨めの一品です。
 ※「森嘉」については、「紅葉の嵐山・嵯峨野の旅(2004年11月)」で詳しく紹介しています。

 カメラスポット・・・多宝塔と(写真:下左)、アクセス・・・二尊院→清涼寺 徒歩10分
清涼寺の桜といえば、このショットですね。
住所 京都市右京区
    嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
電話 075-861-0343
拝観料 境内のみ自由
駐車場 800円(1日1回)
近くの民家の玄関はこんな風に飾られています。
多宝塔と桜 近くの民家の軒先・・・
■清涼寺・・・嵯峨天皇の皇子・源融(みなもとのとおる)の山荘跡である棲霞寺が起こり。東大寺の僧・ちょう然が中国で制作し持ち帰った釈迦如来像を長和5年(1016)ちょう然の弟子・盛算が棲霞寺の釈迦堂に安置し、清涼寺として完成した。
大覚寺大沢池

真言宗大覚寺派の大本山・大覚寺の境内東に広がる大沢池の周辺ではソメイヨシノやヤマザクラなどさまざまなサクラが咲く。池の周囲は800mの散策路になっている

 アクセス・・・清涼寺→大沢池 徒歩15分
お気に入りのショットです。 なんだか暗くなってしまった写真。写真は難しい〜。
大沢池と満開の桜・・・とても綺麗です。
アマチュアカメラマンが集っていたので私もパチリ!

塀越しに大覚寺の紅枝垂桜が見えるショットです。
住所 京都市右京区嵯峨大沢町4
電話 075-871-0071
拝観料 200円(桜開花期のみ)
駐車場 500円(1時間)
大覚寺大沢池・・・大覚寺の東に位置し、周囲約1kmの日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、中国の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれる。  池中には天神島・菊ケ島と庭湖石があり、この二島一石の配置が華道嵯峨御流の基本型に通じている。池のほとりには、茶室望雲亭、心経宝塔、石仏、名古曽の滝址があり、国指定の名勝地になっている。
■■ 嵐山の老舗旅館 嵐山温泉・嵐峡館へ ■■
嵐峡館別館前から出発します。
 嵐山温泉 嵐峡館(らんきょうかん)へ

以前から気になっていた嵐峡館。約1ヶ月前に偶然公式サイトで”日帰りの温泉入浴と昼食がセットになったお得なプラン”を見つけたので予約していました。当然桜は散っていると思っていたのですが、今年は桜の開花時期が遅れたので、お花見も兼ねることが出来たので、とってもラッキーでした。

 ※嵐峡館別館前から専用の船(約8分)に乗り込みます。
    船の運航:11:30〜30分毎に運航

■見上げると、嵯峨野トロッコ列車が通過します。
人気のトロッコ列車が通過中です。
屋形船でゆっくりなんてのも楽しそう・・・。
■保津川では、貸切の屋形船が往来します。
船でしか行くことができない嵐峡館。貸しボートや屋形船で賑わう保津川の下流をゆっくりと上流へとさかのぼって行きます。川沿いの山桜を楽しみながら約8分で到着。ちょうど「嵯峨野トロッコ列車」が通過していきました。嵐峡館は「船でしか行くことが出来ない秘境の宿」・・・とのことですが、実は保津川沿いの遊歩道を約15分歩くと旅館に到着できます(笑)。

 ■嵯峨野トロッコ列車・・・こちら♪(サイトでは桜の開花状況が詳しく紹介されています)
 ■保津川下り・・・こちら

 今日、私達が予約したのは「日帰り温泉入浴+昼食インターネットプラン」です。ちなみにお値段は@4200円。滞在時間は12:00〜15:00までの3時間。昼食を12:00〜13:00の間に取るという以外は、何回お風呂に入っても、部屋で昼寝を過ごしていてもOKなのです。

 ■露天風呂・・・
去年改装された大浴場は、”少し小さいかな”という印象を受けましたが、露天風呂からの景色は絶景でした。タイミングが良ければ、お風呂に浸かりながら、保津川下りの船やトロッコ列車をみることができます。また、緑色の川面に桜の花が映え、とても綺麗でした。
※入浴=小さなタオルが用意されていますが、バスタオルはありません(フロントで@210円で借りることができます。)
嵐峡館の船着場。

嵐峡館の船着場と外観
炊き合わせ・てんぷら盛り合わせ・ごはん・漬物・デザート... 「森嘉」のお豆腐を使った湯豆腐は絶品です。  ■昼食の「嵐山弁当」・・・

色とりどりのおかずや炊き合わせ、お造り、天ぷらの盛り合わせが三段弁当に詰められ、「森嘉」の湯豆腐、香の物、ちりめん山椒、デザート・・・等。お腹いっぱいになりました。
■客室と部屋からの眺め・・・

嵐峡館の客室は全て保津川に面しています。・・・なので、トロッコ列車も保津川下りの船も見ることができます。
客室は鍵がかからないので、貴重品は備え付けの金庫にいれておきましょう。
「老舗」と言った客室です。客室内にトイレはありません。 タイミングが良ければ、客室からトロッコ列車も保津川下りも見ることができます。
京都・嵐山温泉嵐峡館(らんきょうかん)

 住所 京都市西京区嵐山元緑山町11-2
 電話 075-871-0001
 URL こちら
 駐車場 嵐峡館別館に数台
※貸しバスタオル・・・@210円
※「猿」が入って来るので、部屋の窓は開けてはいけないそうです(笑)。
快晴の満開の桜の下。あなた達の人生の門出は素晴らしい・・・。
こんなステキな光景も・・・
■ 私のお奨めのお店を紹介します。 ■
  嵐山ちりめん細工館 

 住所 京都市右京区嵯峨
      天竜寺造路町19-2
 電話 075-862-6332
 駐車場 なし
 URL なし
どれもこれもかわいくて安くて迷ってしまいますよ。 京野菜シリーズです。たけのこがなんともかわいい〜のです。
ちりめんの花・・・@200円〜 ちりめんの京野菜・・・@150円〜
ちりめん細工を取り扱うお店。店内には所狭しとちりめんで作られた小物が並んでいます。私が気に入ったのが、ちりめんの京野菜達。とにかく手作りするのが馬鹿馬鹿しくなるくらい安い値段で売られています。でもとっても上手にできていて感心しちゃいました。

  かぼちゃ@200円、たけのこ・しいたけ@150円・・・

縦刺子(たてさしこ)と呼ばれる柄です。 かわいいし、いい音色なのです。   Platz(ぷらっつ) 

 住所 京都市右京区嵯峨
      天龍寺造路町5
 電話 075-861-1721
 駐車場 なし
 URL こちら
ミニ座布団・・・@2310円〜 とりのドアベル・・・@500円
明治20年代創業。天龍寺など全国の社寺仏閣や有名料亭で使われている座布団の老舗です。今では生活雑貨・家具・食器なども取扱っていてとってもステキなお店でした。

かわいいミニ座布団が気に入り購入してしまいました。

  よーじや嵯峨野嵐山店 

 住所 京都市右京区嵯峨
      天龍寺立石町2-13
 電話 075-865-2212
 駐車場 なし
 URL こちら
季節限定の「桜色」のあぶらとり紙はお土産にいいかも? 冷たいアイスとクリームブリュレのマッチングが絶妙でした。
季節限定桜色のあぶらとり紙 季節のクリームブリュレ630円
舞妓さんや芸子さんが愛用する”あぶらとり紙”で有名な「よーじや」。嵐山嵯峨野店は喫茶を併設しています。
バニラのアイスクリームがのったクリームブリュレ、とっても美味しかったです。よーじやのトレードマーク(舞妓さん?)をトッピングしたカプチーノもお奨めです♪
 あぶらとり紙・・・10枚入@340円、@370円(季節限定桜色)
■■ 桜にこだわった味やお土産の数々 ■■
あっさり味のさくら餅です。 ここのソフトはどれも美味しいです。人気は豆腐ソフトだそうです。 またまた買ってしまいました〜。
嵐山さ久ら餅 お花見桜ソフト 桜のコースター
嵐山で最初にさくら餅を作りはじめた老舗の菓子司「鶴屋寿」。桜色というより白色の桜餅はあっさり味でした。6個入り1071円〜。ところで、皆さんは桜餅の葉っぱも一緒に食べますか?

 ■ 鶴屋寿
 住所 京都市右京区嵯峨
      天龍寺車道町30
 電話 075-861-0860
 HP こちら
創作ソフトクリームで有名な「サガパー」。桜餅がトッピングされた春限定の「お花見桜ソフト」を試してみました〜。とっても美味しかったです。価格は驚きの1個460円!!

 ■ サガパー京都嵐山本店
 住所 京都市右京区嵯峨
      天龍寺造路町31
 電話 075-865-3789
 URL こちら
嵐山に行くと必ず立ち寄る京雑貨のお店「洛楽」。今回は「桜の花と花びら」を型どった絹布とちりめんで出来たコースターを購入しました。納得価格の1枚630円です。

 ■ 洛楽(らくらく)
 住所 京都市右京区嵯峨
     天龍寺芒馬場3-18
 電話 075-864-5130
 URL なし
  ■上記のお店の住所などについて詳しく知りたい方は、嵐山商店街へ♪
■ ■ まとめ ■ ■
 嵐峡館での昼食と温泉入浴を楽しんだ上に、桜の開花時期が遅れたこともあり、満開の桜を楽しむことが出来た「京都嵐山・嵯峨野の旅」。の季節は、清水寺などのある東山エリアの人気が高く、紅葉の季節は、嵐山・嵯峨野エリアが人気が高いようです。でも「桜満開の嵐山・嵯峨野」もとってもステキなので、ぜひ一度訪れてみてくださいね♪

 ◆まずは、観光案内所で「ぶらり京都散策マップ嵐山・嵯峨野」を手に入れてくださいね。
お奨めの散策ルートや神社仏閣の説明が載っています。
■ ■ その他の情報 ■ ■

■ 嵐山・嵯峨野の観光・・・ こちら
■ 駐車場・・・京都市観光駐車場→1日800円、天龍寺駐車場→1日1000円、清涼寺駐車場→1日800円ほか
■ トイレ情報・・・京都市観光駐車場の横にある「梅宮辰夫」の看板のあるお店のトイレが綺麗で空いています。
            (けっして外のコンクリート造の公衆トイレではありません。)

「MY TRIP INDEX」

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