紅葉の嵐山・嵯峨野の旅
(2004年11月)


もみじのじゅうたん青空とゆずの木
黄のもみじと緑の苔のコントラストちりめんの並ぶショーウインドー
〜 嵐山・嵯峨野での一コマ 〜
 今日のコース:渡月橋→天龍寺→落柿舎→常寂光寺→二尊院→祇王寺→滝口寺→宝筐院 
早朝はすごい霧で、ぽつぽつと小雨が降りだしました。でも、9時を過ぎると雲ひとつない良いお天気に!超有名な嵐山の紅葉を見ながら、渡月橋から紅葉のお寺めぐりをスタートします♪
紅葉シーズンの混雑度・・・★★★(かなり混雑)、★★(やや混雑)、☆(比較的閑散) 

■■ 嵐山と渡月橋 ■■
朝7時40分に到着。霧がかなり濃く出ているので、駐車場に車を停め、車の中で持参したおにぎりを食べながら、霧が明けるのを待ちます。さらに小雨がぽつぽつと降り出しましたので、ふて腐れて仮眠をとっていると、劇的に晴れてきました。では、出発♪

  混雑度・・・★★★
  駐車場・・・嵐山観光駐車場(1日1回800円)
 ほとんどのスペースがバス用となる為、普通車は100台弱。
 混雑時は、朝8時前にほぼ満車となるので注意してください。
貸しボートがいっぱい 渡月橋と楓の木 保津川・渡月橋・嵐山と私
雲ひとつない快晴の嵐山。観光バスがどんどん到着し、すごい人出です。普通に歩道を歩くのも大変なのに、人力車やレンタサイクル(1日約800円)は、普通に前に進むだけでも大変そうでした。メインの通りは、午前10時から片側通行の車線規制をしていましたが、道路に人が溢れ、紅葉時の嵐山の混雑ぶりは、桜の季節よりもすごいような...。ちなみに保津川のボート乗り場の貸しボートにも行列が出来ていました。ちなみに料金は1時間1400円です。

  スポット・・・渡月橋下流の楓の木周辺から(写真:上中央)
この楓の木の下がツアーの団体写真の撮影のスポットとなっています。
■■ 紅葉のお寺めぐりへ ■■
 天龍寺(てんりゅうじ)・・・所要30分

山門から長〜い参道を歩くと、本堂が見えてきます。広い境内は、見どころ・歩きどころいっぱいでした。曹源池と呼ばれる池に映った木々の紅葉がなんとも言えないくらい美しかったです。本堂にあがって、くつろぎながら、少し高い位置から庭園を見るのもお奨めです。

  スポット・・・曹源池庭園をバックに(写真:下中央)
  アクセス・・・渡月橋→天龍寺 徒歩10分
  混雑度・・・★★★
住所 京都市右京区嵯峨
     天龍寺芒ノ馬場町68
電話 075-881-1235
拝観料 500円
駐車場 1回1000円(300台)
曹源池(そうげんち)と紅葉 本堂と曹源池
天龍寺・・・1339年(延元4)に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立した京都五山第1位を誇る格式あるお寺で、世界文化遺産に登録されています。創建時は150余の塔頭を数えたが応仁の乱以後に8回の兵火に遭い、現在の諸堂は明治時代に再建されたもの。曹源池を中心に嵐山や亀山を借景とする池泉回遊式の庭園(史跡・特別名勝)は、開山の夢窓疎石[むそうそせき]の作。3段の石滝組などを配し、南北朝時代の禅院を代表する庭園だそうです。


人・人・人で
溢れかえっています。
 常寂光寺(じょうじゃっこうじ) ・・・所要20分

山門が見えたとたん、あまりの人に驚いてしまいました(左の写真)。開門から閉門時まで大混雑のお寺です。苔が傷むという理由で三脚での撮影は禁止なので、所々でお寺の方が見張りをされています。石段の途中から振り返って見る景色は最高でした。混雑していても見る価値あり!です。

  スポット・・・仁王門から石段を登る途中で振り返って見る景色
  アクセス・・・天龍寺→常寂光寺 徒歩15分
  混雑度・・・★★★
  禁止事項・・・三脚での撮影
住所 京都市右京区嵯峨
     小倉山小倉町3
電話 075-861-0435
拝観料 300円
駐車場 有り
(混雑時は停めれる状況ではありません。)
山門から仁王門をパチリ 仁王門
山門→仁王門→本堂と進んでいくと、小倉山の中腹となり、こんな風に、京都市内を見渡すことが出来ます。さらに登ると多宝塔に到着します。
常寂光寺・・・小倉山の中腹にある名刹で、静寂な寺の佇まいが天台四土の一つ常寂光土を思わせるところから寺名がついたそうです。茅葺きの仁王門には運慶作と伝えられる仁王像が立っている。檜皮葺きの多宝塔(重要文化財)は、江戸時代の建築ながら華麗な桃山様式を伝えている。
 落柿舎(らくししゃ)・・・所要20分

ここもすごい人。少し離れた場所から見る”田園風景と落柿舎”を、スケッチをする人、写真を撮る人、お弁当を食べる人...等で賑わっていました。

  スポット・・・正面にある柿の実をいれて(写真:左)
  アクセス・・・常寂光寺→落柿舎 徒歩7分
  混雑度・・・★★★
住所 京都市右京区嵯峨
     小倉山緋明神町20
電話 075-881-1953
拝観料 150円
駐車場 なし


とにかくすごい混雑でした。
落柿舎・・・ひなびた茅葺き屋根の庵は、松尾芭蕉の弟子である向井去来[むかいきょらい]が晩年を過ごした所。ある秋、去来が商人に庭の柿の木になっている実を売る約束をしたが、その夜のうちに嵐ですべて落ちてしまった。その後、去来は庵を「落柿舎」の名で呼ぶようになったとそうです。
 二尊院(にそんいん)・・・所要15分

とにかく立派なお寺です。俳優の田村正和さんのお父さんである坂東妻三郎の眠る「田村家」のお墓があることで有名なお寺です。

  スポット・・・総門を入って参道両側を(写真:左)
  アクセス・・・落柿舎→二尊院 徒歩5分
  混雑度・・・★★
住所 京都市右京区嵯峨
     二尊院門前長神町27
電話 075-861-0687
拝観料 500円
駐車場 あり
本堂ともみじ 小さな滝ともみじ
二尊院・・・釈迦如来立像(重要文化財)と阿弥陀如来立像(重要文化財)の二像を本尊とすることから、二尊院と呼ばれている。平安時代初期に嵯峨天皇が慈覚大師を開祖に建立、いったん荒廃したものの法然が庵を結び、弟子の湛空が再興した。常寂光寺と同じく、ここも藤原定家の山荘「時雨亭」[しぐれてい]があったとされるお寺です。
祇王寺(ぎおうじ) ・・・所要15分

 竹林と楓に囲まれた小さな尼寺ですが、庭園が素晴らしいです。特に苔庭を覆い尽くす散紅葉が美しいことで有名なので、ぜひぜひ紅葉が散る頃に訪れてください。

  スポット・・・庭園(写真:下の左)
  アクセス・・・二尊院→祇王寺 徒歩10分
  混雑度・・・★★

住所 京都市右京区
     嵯峨鳥居本小坂町32
電話 075-861-3574
拝観料 300円
駐車場 無料(5台)

祇王寺・・・法然の弟子・念仏房良鎮が創建した往生院(おうじょういん)が尼寺として再建された寺で、現在は大覚寺の塔頭。平家物語に名高い祇王(ぎおう)ゆかりの寺で、鎌倉時代に作られた祇王、祇女、刀自、仏御前と平清盛の像が安置されている。
滝口寺(たきぐちでら)・・・所要10分

ココはかなりの穴場かも?と思って入ったら、もう紅葉は散っていました(笑)。山の中腹にあるので、晴れている日の午前中に行くことをお奨めします。早く陽が沈んでしまうので・・。

  アクセス・・・祇王寺→滝口寺 徒歩10秒
  混雑度・・・☆
住所 京都市右京区嵯峨
     亀山町10-4
電話 075-871-3929
拝観料 300円
駐車場 なし
散策中に見つけた看板
一体どっちに行けばいいの?
滝口寺・・・『平家物語』の遺跡として昭和になって再建された寺。平重盛に仕え、宮中の滝口の侍になった斎藤時頼は、建礼門院に仕える横笛との結婚を望むが父に反対され、落胆のあまり出家、滝口入道と呼ばれた。それを知って訪れた横笛に会おうとはせず、高野山に入ったという。本堂に悲恋の2人の木像があり、門前には横笛の歌碑が立つ。
宝筐院(ほうきょういん) ・・・所要20分

まだ青い葉が多かったのですが、充分素晴らしかったです。穴場的なお寺ですが、入口の拝観受付で三脚や大型カメラの持込を見張っているおじさんの鋭い眼つきがちょっと怖かったですが・・・。

  スポット・・・境内全て。特に12月の散紅葉が美しい。
  アクセス・・・滝口寺→宝筐院 徒歩15分
  混雑度・・・☆
  禁止事項・・・大型及び中型カメラ・三脚持込
住所 京都市右京区嵯峨釈迦堂
     門前南中院町9-1
電話 075-861-0610
拝観料 400円
駐車場 なし
宝筐院・・・室町幕府・2代将軍足利義詮の墓所で楠正行の首塚がその右側にある。二人はともに南北朝争乱期の武将で対戦の相手である。敵将正行を武将として尊敬していた義詮が慕い彼の近くで眠りたいという遺言を残した。その義詮の法号「宝篋院」を山号として建立された寺である。
■■ 湯豆腐でランチタイム ■■
付きだし・炊き合わせ・てんぷら盛り合わせ・ごはん・漬物・デザート...
てんぷら定食(2625円)
付きだし・炊き合わせ・湯豆腐・てんぷら盛り合わせ・ごはん・漬物・デザート...
湯豆腐定食(3150円)
■ おきな

 住所 京都市右京区
      嵯峨釈迦堂大門町11
      (清涼時すぐ)
 電話 075-861-0604
清凉寺の近くにある豆腐料理がおいしいお店。嵯峨豆腐で有名「森嘉」の向かいにあり、純和風で落ち着いた佇まいの中で食事が楽しめました。「森嘉」のお豆腐を使った舌ざわり絶品の湯豆腐定食は評判通り、とっても美味しかったです。

 天ぷら定食・うなぎ定食・・・2,625円
 湯豆腐定食・刺し身定食・・・3,150円
 幕の内弁当・・・3,150円・4,200円・5,250円
 昼のおまかせ料理・・・6,300円

外観と店内のカウンター
■ 私のお奨めのお店を紹介します。 ■
森嘉(もりか) 

 住所 京都市右京区嵯峨
      釈迦堂藤ノ木町42
 電話 075-872-3955
 駐車場 4台(無料)
豆腐1パック(2丁)360円 外観
嵯峨豆腐を代表する名店。絹ごしのようにつるんとのど越しのいい木綿豆腐は、くずれにくくコシがあり、湯豆腐にぴったりで、京都の料理屋でもこの店の豆腐を使う店が多いそうです。


外観

コースター各種(600円〜)
洛楽(らくらく)

 住所 京都市右京区嵯峨
      天龍寺芒馬場3-18
 電話 075-865-5130
 駐車場 なし
嵐山に行くと、必ず立ち寄るお店です。ちりめん細工などの京都らしい小物を販売しているお店ですが、私は特にこ〜んなコースター(写真:上の中央)を集めています。

■ よーじや嵯峨野・嵐山店 ■ 秋栗味のソフト ■ さつま揚げ
舞妓さんや芸子さんが愛用する”あぶらとり紙”で有名な「よーじや」。ショップの横にカフェがオープンしていました。
 HP こちら
京都のソフトクリームと言えば、抹茶味が主流だと思うのですが、秋限定の「秋栗ソフト」を試してみたら、とても美味しかったです。1個350円。保津川をバックにぱちり!そしてペロリ! 棒状の湯葉を揚げた湯葉スティック(100円)やさつま揚げ(250円〜)もとっても美味しかったです。
■ ■ まとめ ■ ■
 紅葉真っ只中の京都嵐山・嵯峨野の旅は、とにかく人・人・人で溢れていてびっくりしてしまいました。4月の桜の季節に東山周辺を訪れた時よりと比にならないくらい...でした(汗)。嵐山周辺のお寺・道路・レストラン・お店・公衆トイレ・駐車場はどこも大行列でしたが、「紅葉の嵐山・嵯峨野」は見る価値・訪れる価値有りです。皆さんも、ぜひを訪れてみてくださいね♪

 ◆まずは、観光案内所で「あらしやま・さがの便利帖」を手に入れてください。


それにしても、紅葉の写真を撮るのはとても難かしいですね。帰宅してパソコンにデータを取り込んで見ると、ガックシ・・・でした。
■ ■ その他の情報 ■ ■
■ 今日私が歩いたコース(特選紅葉コース)
   ・徒歩・・・1時間半、・拝観・見学・・・2時間、・拝観料・・・ひとり2450円
■ 駐車場・・・ 嵐山観光駐車場駐車場→1日800円、天龍寺駐車場→1日1000円ほか
■ 食事のタイミング・・・ 嵐山周辺では12時前に入店するか嵯峨野周辺でお店を探してみてください。
■ トイレ・・・ 嵐山観光駐車場の横にある「梅宮辰夫像」が立っているお店の中にあるトイレが綺麗で空いています。
   (けっして外のコンクリート造の公衆トイレではありません。)

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