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旅 行 記

富士箱根、江ノ島、鎌倉  2013年  10月、11月    JA3ARI

  10月31日、家を出たのは6時30分。新大阪駅発「ひかり」に乗りスタートしました。これより先、伊豆大島に災害をもたらした台風26号と次の台風27号接近でやきもきしましたが、幸いにも当日と翌日は好天の予報で最寄りの地下鉄江坂駅まで自転車で行く事になりました。前日に自転車の空気を補給して準備しました、しかし、当日乗ったら空気が抜けていました。とにかくそのまま江坂駅に向かい、自転車を預けて新大阪に。
  新幹線で行くと言えば聞こえは良いが、新幹線は岐阜羽島まで。京都、米原、岐阜羽島の、たった3駅。時間で56分、私の人生の中でこの駅に降りることは想像もしなかった。この駅は政治家大野伴睦が強引に作らせた駅。当時、駅の周りはペンペン草が生えていた。それから何十年、駅に降り立つと大野伴睦夫妻の銅像が建っていた。周りもそれらしい街になっていたが、これも新幹線あっての街のようだった。ここからバスの旅、直ぐそばの名神高速岐阜羽島ICから名神高速に乗り名古屋へ。名古屋を経て東名高速を豊川、三ヶ日JCTから第2東名に入り浜松サービスエリアで休息。ここでウナギ弁当を買いバスの中で昼食。小さなウナギが三切れしか入っていなかったが結構うまかった。浜松と言ってもウナギは中国産だろうが、たまに食べるのは害が少ないか。途中で富士山の裾野と頂上の一部が見えた、しかし富士山はそれだけ、富士箱根と銘打っているが、その後は行きも帰りも見えなかった。まあ富士山は何度も見て居るからよいか。沼津ICから登山道を登って箱根関所跡港に到着。ここは箱根駅伝のコース。

<箱 根>
  到着が遅れ、芦ノ湖遊覧船の定期便に乗り遅れた。海賊船遊覧船会社が別便を仕立ててくれたが海賊船には乗れなかった。そして大涌谷へ。ここで暫し解散、大涌谷の湯煙を見て、大涌谷からロープウエイで早雲山へ。時期的には紅葉にまだ早く、一部で紅葉を見る事が出来た、がまだまだ。早雲山からケーブルカーで強羅へ。ケーブルカーは途中に駅が幾つもあって美術館もあります。そして各駅での乗り降り客も多く、観光だけでなく生活路線でもあるようです。大涌谷最後にスイッチバックで有名な箱根登山鉄道に乗った時、電車の1番前の席に座れて、このスイッチバックを目の当たりにし、女房は大喜び。運転士と車掌がその度に入れ替わり、最前列車両は最後尾に、そしてまた最前列に、最後は最後尾で終わりましたが、女房曰く、運転士と車掌の資格を持っていれば、いちいち交替しなくてもよいのに。しかしこれが売りなのかも知れないね。大涌谷40分掛かって箱根湯本着。箱根湯本から宿泊は大磯プリンスホテル。前以てネットで調べた所、凄いホテルと思った。大きいホテルだ。だがしかし、部屋に入ると部屋の照明が点かない。これと思う所を全部調べたが駄目。電気屋さんが分からんのかいな、と女房。仕方なくフロントに電話。係の人が替え電球を持って来たが点かず。なんてこっちゃ、朝の自転車と言い今日は運が悪いわ。食事に行くからその間に直しといて。
  照明は直ってた。ここまで来て電気屋も出来ない。野天風呂も雲で星が見えなかった。地方へ行けば野天風呂から星空を見るのが楽しみなのに。でも温泉は良かった。ロープウエーロープウエーロープウエー
大磯プリンスホテル、日の出大磯プリンスホテル大磯プリンスホテル

<江ノ島>
  翌日は江ノ島へ、朝の湘南道路は混んでいた、いつも混んでいるのだとか。江ノ島は坂や階段が多い。腰痛の躰では江ノ島神社へ昇るのが精一杯。展望台へはエスカレーターがあるが昇りだけ、下りのエスカレーターは無い。帰りは300段からの階段を降りねばならず、これはとても出来ない、と断念。江ノ島神社からは島の外の風景は望めない、写真も撮れず。江ノ島は展望台に登れば富士山が望めるそうですが、島自体はどうと言う事は無い、江ノ島は外から眺めるのが良いのかも知れません。
江ノ島神社江ノ島神社江ノ島神社から江ノ島橋

<江ノ島電鉄>
  江ノ電で江ノ島駅から長谷駅まで乗車体験です。江ノ電、江ノ島駅その江ノ島駅で添乗員と交渉している1組の夫婦が有り、そばで聞いていると長谷駅で一行と別れ、鶴岡八幡宮へ行かしてくれと言っている。このツアーには鶴岡八幡宮へ行く予定は無い。これより先に我々夫婦も鶴岡八幡宮へ行くための時間関係を計算していたので長谷駅で別れれば、長谷駅と大仏を往復する時間が省ける。添乗員に私の携帯電話番号を電送し、先の夫婦と同様に鶴岡八幡宮行きを要請した。前以てマピオン地図で距離チェックしていたし、グーグル地図のストリートビューで鎌倉の大仏へのルート、駐車場もチェック済みだった。腰痛の私の足でも時間内に往復出来る自信があった。幸い添乗員と我々2組の夫婦だけしか周囲には居なかったのでツアーの一行には知れず許可となった。一行と別れて我々は再び江ノ電で鎌倉に向かった。

<鶴岡八幡宮>
鶴岡八幡宮の舞殿(静御前が舞った)  単線で運転される江ノ電は、両側の家の軒下を走って居るようで、家のひさしに手が届きそうだ。線路に向かって玄関のある家があり、どうして出入りするのかなと思わせる。もっとも線路と玄関の間に小道があるのだが、玄関の前が線路の様に見える。長谷駅から鎌倉駅まで3駅で190円。帰りの江ノ電でピタパを使ってみた。使えた。どうやらピタパのイコカ機能が有効なようで、イコカのチャージが190円減っていた。江ノ電鎌倉駅を降り、ガード下をJR鎌倉駅のほうに回り込み、門前町をなす小町商店街を抜け鶴岡八幡宮へお詣りした。鶴岡八幡宮若宮大路と言う参道があるが、商店街のほうがいろいろあって楽しい。地図上だけでは時間に不安があったから急いだが、余裕が出来たので商店街をウインドウショッピングをしながら帰ってきた。商店街も鶴岡八幡宮も修学旅行の学生生徒で一杯だった。鶴岡八幡宮がツアーに這入っていても鳥居前までバスで行くだろうし、電車に乗って商店街を歩く事は無い。商店街が 1Km、往復 2.6Km、腰痛を押しての強行軍で汗を掻きました。

<鎌倉大仏>
  江ノ電で長谷駅まで戻り、グーグル地図のストリートビューで見た通りに鎌倉の大仏様まで歩いて帰着を添乗員に報告し、入場料は別に払い、大仏様を拝観。一巡り、真っ暗な大仏様のお腹の中にも入りました。体内の説明書によると、750年もの大昔にこの様な大仏を、どの様にして鋳造したか。それは30個以上の部分に分けて鋳造し、組み立て、つなぎ合わせたもので、体内からその様子が分かるでしょう、と書いてありました。先人の知識や技術力に脱帽です。大仏様とは、私は中学校の修学旅行以来、何十年ぶりかの再会、女房は初めて。大仏様の周辺も修学旅行の生徒で一杯でした。ゆっくり昼食を取って、お土産を買って、今回の目的の「鎌倉の大仏様に会う」が達成出来ました。前以ての計画と絶妙のタイミングで出来た単独行、この様な事は二度と出来ないでしょう。
  二人で、江ノ電 760円 拝観料 400円 入洞料 40円 合計 1,200円
鎌倉の大仏鎌倉の大仏鎌倉の大仏、体内

  これでツアーの全ての行程が終わり、帰路へ。東名高速を名古屋へ岐阜羽島へ。帰りも富士山は見えず。岐阜羽島から新幹線で新大阪へ。江坂駅の駐輪場で空気入れを借りて空気を入れ、家までたどり着きました。帰宅21時55分。

<余談>
  自転車を翌日調べたら、もう空気が抜けていました。原因はチューブの虫でゴムがボロボロになっていました。新しい虫と交換して直りましたが、自転車は空気を入れたあとが危ない。思えばこの自転車は買って既に6年以上を経過しています。あまり乗らないにしてもゴム類は劣化して行きます。今回の旅行は自転車でケチが付いた1日目に悪い事が続きました。しかし2日目は良い事、うまく行った事が続き、この分では帰りの自転車も空気を入れれば家まで空気が保ち、帰れると思いましたがその通りになりました。



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