隣りのお姉さん 少年狩り

5作目です、1999年6月10日発行

「第二回 官能文庫大賞」受賞作です

 

 

季節は夏、笹田昇は将来デザイナーを夢見る高校3年生。彼は先週、駅の駐輪場から自転車を盗まれた為自宅まで徒歩をする羽目に。「やっぱり新しい自転車を買ってもらおう」そんな事を考えながら駅前通りを歩いていると。後から自転車に乗った幼馴染の「都築美保」が昇の名を呼びます。「ちょっと宿題を教えてくれない」と美保が頼みます。「べつに、かまわないけど」昇は二人乗りとなった自転車を走らせ、繁華街を抜けて自宅の裏地にさしかかった時。自転車を押しながら歩いていた女性を見つけます。女性は「立木奈緒」でした。

笹田昇

高校3年生(デザイナー志望の美少年)

都築美保

昇と幼馴染な柔道少女(実はマゾ)

立木奈緒

25歳の美人看護婦さん(7年前実弟を交通事故で亡くしていました)

ひと夏の経験といいましょうか…。

奈緒も亡き弟くんの呪縛から解き放たれたのでしょね。

いつしか部屋のなかから、奈緒の匂いは消えていた。

ふいに何年か後、いつかどこかで昇と奈緒が出会ったとしてら。

もうなにも起こらないでしょうね、良き心からの友人としてのお付き合いが始まる。

ついそんな事を考えてしまいます。

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