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聖ヨセフ教会礼拝堂

 

聖ヨセフ教会礼拝堂がまた、わかりにくいところから回り込まねばならない。裏に隣接する修道院はすぐに目につくのに、裏側に回るために、聖オーガスチン教会をよそ見して、ドン・ペドロ5世劇場をちら見して、官印局街を回って官印局の玄関ホールで雨宿りして、もう一度交差点を曲がって、とにかくたいへんな努力をして、授業中の中学校の隣に聖ヨセフ教会礼拝堂をみつけた。

路地の階段を上がらないと、教会の全貌は見えない

しかし、中身の素晴しさはマカオ一番だった。

特に気に入ったのは、エントランスを入ったところにある、うねうねにくりぬいた木の柱だった。旅行雑誌でみたものはクリーム色をしていたが、私のみたものは黒光りした木であった。このような柱はどこにも見たことがない。正面の祭壇など、うねうねが金色に装飾されていた。壁も豪華である。

マリア様らが等身大。教会の高さ大きさがわかるでしょう。

礼拝堂中央の高い天井にもうけられたドーム装飾がまた美しい。みあげると、「神様ごめんなさい」とつい言ってしまいたくなる。

こんな立派な礼拝堂なのに、観光客はみごとに一人もいなかった。観光客はみな、セナド広場と聖ドミニコ教会へ行ってしまうからだ。アルメイダ大通り(新馬路)の南側の方が大きなきれいな教会がたくさんあるのに。世界一教会が密集しているのに。おかげで、南欧の香り漂う静かな雰囲気を堪能することができた。

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