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はじまりは、グラス片手の夜のホームページ散歩、ニッカウヰスキーのHPで見つけたマイウィスキー、自分で作った(?)ウィスキーを樽詰めして10年後に飲める夢のある企画を知ったことから始まった。
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やっと着いた余市、ニッカウヰスキー北海道工場!!
背中にどぉ〜んと髭のおじさんが描かれた緑のつなぎに着替えて会議室へはいる。マイウィスキーに来たんだという実感をかんじ、窓のそとを見ると、塔から煙が出ている。
ゆらめく煙りで燻されている乾燥中の麦芽をひとつかみ、口に含むと甘くそしてほのかにピートの香りがした。 麦芽を食べたのはあなたたちが始めてだと上司に呆れられてしまった。
醗酵タンクの内部を上にある窓からのぞく。そして、糖化液とアルコール発酵後のもろみをそれぞれ味見をする。糖化液は甘くかすかにピートの香りがする。そして、もろみは気の抜けたビールのようだ。こうやって味見をしていると、少しほろ酔い気分で楽しい見学ツアーだと思ったら、そうは問屋がおろさない。前の工程に戻って糖化槽の内部を交代に清掃作業、でも、皆さん我先にと作業してくれて、私はすることもなく、タンクの中を見学してきただけ。とても楽しかった。
ここでは今も石炭で釜をたいている。まず、上司の模範作業があり、1号から3号釜に分かれ作業開始、石炭をくべるのも気合がいる、石炭をおこす棒もけっこう重い、あまり釜に近寄ると炎が熱い。普段できないことをして楽しい。まるで風呂屋の釜炊きだ。その後、樽詰前の無色透明の原酒(63度)をきき酒して食事前に完全にできあがってしまった。夕食が楽しみだ。
1日目の作業も終わり夕食です。でも、蟹を食べるとなぜか静かです。まだまだ料理がでてきたのですが、食べることと皆さんとお話することに夢中になり、写真を撮り忘れてしまいました。(ほんとに豪勢!)余市でとれたぶどうからつくったワインで乾杯し、10年前に樽詰めされたマイウィスキーを味わい、これから作る私たちのマイウィスキーと、なぜここにきたのかという2回目の自己紹介に大いに盛り上がり、親密感が高まりました。
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