２ 猪名川町の植物相（要約）
２．１ 植物の地理的特徴 ２．２ 森林の概要と特徴 ２．３ 隣接市町との植生比較 １） 比較の説明
隣接する旧篠山町、三田市、宝塚市、川西市、大阪府能勢町の５市町と文献（表７）に記載の植物総てについて比較検討した。 � ヽ道堋�とも古くから植物調査をされているが、希少種を重点的に調査され一般的に どこにでも見られる植物は記載が少く比較することはできなかった。 �◆｜�名川町と他の２以上の市町で記録されている植物は比較から除いた。 �� 絶滅危惧種の兵庫県Ａランクに指定されている植物は保護上、比較から除いた。 �ぁゝ�化・逸出植物は比較から除外した。 �ァ‐綉�� 銑い鮟�外した植物の種および、亜種以下を含めた604種を比較記録した。 �Α＾銘屬琉淌戮�よび、最高地点最低地点の標高で文献に記載されていないものは、 国土地理院発行の地図により算出した。 �А“羈咾僕僂い進幻イ両楮戮錬珪亙幻イ傍�載した。
２） 市町の諸元の比較 ３） 植生比較の凡例 ４） 植生比較 ５） 比較の集計 ６） 植生比較の考察
2．4 注目すべき植物
猪名川町に生育する植物の現状を、1998年から2004年に採集し同定したものから、町内および、県内での分布、ならびに、隣接する大阪府の分布などを検討して、県内、近畿で希少な植物を主とし、下記に該当する植物７８種を選定し記述した。 〇 県内の他地域にも分布しているが、特に猪名川町で特殊な分布をしているもの。 〇 県北部の日本海側に多いが南部では希なもの。 〇 県東南部で希なもの。 猪名川町以外の各地の植物分布確認は、発表されている植物誌、植物目録、発表文など、各文献に基づいた。
なお、兵庫県植物誌研究会で報告したもの（牛島ほか2002、2003、2004年）を含めて記述した。
