第2回 スターシップトゥルーパーズ

★★★★★

 

なかなかの好評価ですね。もう映画館でやることはないでしょうけど、もし仮にあったら私は行きますね
これも前回の・・・・なんだっけ?もう題名も忘れそうなエボリューション同様SFの映画です。
舞台は未来の地球、遥か遠くの昆虫王国との戦争中で人々は兵役に入らないと市民権が得られないという世界の話
主人公が兵隊の訓練のなかで、友情・愛を培い成長していく・・・そして戦争がはじまり戦場へ・・・・てなおはなし。
あまりにも端下りすぎててわからないでしょうけど。それは、このコーナーは映画紹介ではないので勘弁を・・・

何がこの映画で良いって、そのテンポの良さでしょうね。実際売り物はその昆虫達がワサワサと出てくるCGなのですが
そこへたどり着くまでは実際1時間ほどかかるのですが。飽きさせない展開でスピード感があります。
ゲラゲラ笑って、ドキドキしているうちにいよいよ虫達との戦いと言う感じで。らすとまで全く飽きません。
俳優。役者がそんなにメジャーを使わなくても(あれだけCG使いまくったらそりゃ役者に力入れれないものね)
あれだけの惹き付けが出来るんだったら合格でしょうね。

あと大好きなのは、アメリカンジョークの数々・・・・これは嫌いな人は受け付けないでしょうけど
「本当にアメリカ人は、緊急時にこんなジョークを言える民族なのか????」と思いたくなるほど笑える。
だいたい、人の背丈の2倍くらいあるわけのわからん宇宙生物にマシンガンぶっ放している時に「虫でお悩み?」
なんて、声かけれる人はいない!!(笑)リーサルウェポンシリーズもそうなのですが、あのジョークの精神は
非常に学ぶことが多いですね。上手く馬券を外した時にセルフコントロールできるようになりたいものです(涙)

なんだかんだ言って、戦場のシーンの虫は恐い・・・・気持ち悪くて女性にはオススメできませんが、
そういうの大好きな人には向いてます。気分がスカッとしたい時はああゆう何にも考えないバカスカ撃ち込む系がいい
まさに「ビデオでレンタルして、ポテトチップスにビール片手に暇つぶし映画」としては最高でしょうね。

その代わりといってはなんですが、終わった時に何も思うことはないでしょう。
映画とはその後に心に残らなければいけない、と思う人には逆にオススメできません。
本当に、バブリーな映画ですからね。本当に何かを考えたくて気持ち悪い生物が見たかったら別の映画をオススメします。
例えば「恐怖のハエ男」とか(笑)

でも、よく考えると、結構意味深いものがあるんですよね。
もともとは有名なSF小説家の書いた原作ではあるんですが、アメリカの映画って基本的にその時の政治や社会背景
が、最も良く反映されるんですよね。これが封切られたのが私が大学生の時、今から6〜7年程前ですが
東西冷戦も終わって、南北問題もまだまだこれからではあるが南アフリカなんかの開放があったり
基本的にアメリカの外敵って見当たらなかったんですよね。
ただ、アメリカも日本もそうですけど、経済的に不安定で失業者は増えるし、株価は上がったり暴落したり・・・・
本当に安全なのは見てくれだけで、犯罪は多いし。お金はないし・・・
本当に平和なのか???と言われると誰もが自信がないような世の中で(それは今もそうなんだけどね)
具体的な「敵」が見えないのに今まで以上の恐怖感があるような世相だったんだと思います。

だから、こういった映画なのかな?
わけのわからない昆虫がわんさか出てきてバンバン殺される・・・あの昆虫が今の「見えざる的」の具現化したものでは?
と思います。人によってその「敵」はかわっていって「お金」だったり「仕事」だったり「第3世界」だったり・・・・・
アメリカの見えない不安が現れているのでは??と思います。
現実最近の映画って、明確な敵がいなかったりすることが多いですよね。
そういった今のトレンドを明確に打ち出している映画ともいえるんではないでしょうか???

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