赤毛のアン


モンゴメリ作、村岡花子訳、新潮文庫

日本アニメーションの絵と声が思い浮かんできて、困った。アニメーションをテレビで初めて放映してたのは高校〜大学くらいのときだったろうか。背景画の描き込みがみごとだった。タイトルロールのなびく草木が印象的。

小説はというと、やはり古い言い回しが気になるが、それでもマリラがアンのおしゃべりに引き込まれて行くのと同じように、一気にアンの世界に引き込まれて行く。マリラの心理描写はアニメではわからない。

たぶん以前読んだときはアンに感情移入したのだろうが、いま、この歳で読むと、マリラに感情移入してしまった。


月 - 10 月 24, 2005   01:06 午前