お風呂で読んだ本


ここ1ヶ月くらいの間に半身浴しながら読んだ本をリストアップしておく(順不同)。

藤縄謙三「ホメロスの世界」(角川文庫)
阿刀田高「ギリシャ神話を知っていますか」(新潮文庫)
この2冊は、別途感想を書いた。

小川国夫「イエス・キリスト その生と死と復活」(NHK人間大学テキスト、1995)
「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだあとキリスト教について調べようとして本棚から探し出したが、最初の方だけ読んだだけ。

モーリス・ルブラン「ルパン対ホームズ」(堀口大学訳、新潮文庫)
亮佑が読むかなと思って実家らから持ってきてリビングに放置してらら、晃志が読んだ、というので読み返してみた。漢字が多く古い言い回しの会話文なので、晃志が読んだとは思えないと、問いただすと、全ページひらがなだけ読んだらしい。

北杜夫「船乗りクプクプの冒険」(角川文庫)
これも実家から持ってきた本。中学のとき友人が面白いとすすめてくれたので読んだ。久々にふれた北杜夫の世界。やっぱりおもしろい。

ディッケンズ「クリスマス・カロル」(村岡花子訳、新調文庫)
映画「天使のくれた時間」はクリスマス・カロルの現代的焼き直しだと書いたので、もいちど内容を確認するために読んだ。スクルージは老いた守銭奴の嫌われ者だが、ジャック(天使のくれた時間の主人公)はビジネスで成功した善人。さらにジャックが気づいた愛する人と共に歩む人生は、必ずしもウォール街でのビジネス成功を否定するわけでもない。

島田雅彦「優しいサヨクのための嬉遊曲」(福武文庫)
最近の著書「退廃姉妹」の書評を読んだので、昔はどんなん書いてたっけと思って引っぱりだした。バージニアには偉大な包容力がある。

森田慶一「建築論」(東海大学出版会)
学術書を読めるのは、疲れてないときだけ。これは大学生のときに買って読んだ本。読み返してみて新鮮。赤線がいっぱい引いてあっても内容はすっかり忘れていたが、自分が築き上げてきた建築に対する考え方と一致している。この本を読んだからそうなったのか、自らの学習のなかで独自に構築していったものがそうなったか、わからない。

松村秀一「団地再生」(彰国社)
既存共同住宅団地の再生に関する提案に関する参考文献として。以前は流し読みしかしなかったので、あらためてじっくり読んだ。



こうしてみると、それほど読んでない。おまけに新規購入したのは「ギリシャ神話を知っていますか」だけ。あとは、ほとんど一度読んだ本ばかり。もっとも20年前だったり、1〜2年前だったり、読んだ時期は異なるけど。


日 - 10 月 9, 2005   03:28 午前