MobileMeステータスの終了


MboileMeステータス (http://www.apple.com/jp/mobileme/status/)に18日付でMobileMeステータス最終投稿が掲載された。頻繁に状況を報告するといい、7/29(火)の記事では次回の記事はその週末になると予告しながら、結局8/18まで投稿がなかった。今後はMobileMeサポートページにシステム状況を表示するそうだ。

新たにMobileMeNews (現在は英語のページ、http://www.apple.com/mobileme/news/)というページも設置された。

まあ、まだiPhoneユーザーじゃないので、目くじらをたてて憤慨するほどの被害があるわけではないし、個人的には、.Macの後継機能がどうなっているかだけが気になるだけだったので、.Macの旧機能さえ正常に動いていれば、どうってことない。それにお詫びとしてMobileMeの契約期間は60日間延期されたし、まあいいとするか。

ただし、インターネットで情報サービスを提供する会社として、今回の障害を引き起こしたのはAppleとしてはまずかった。

サービスの障害状況は、.Mac(ドットマック)ではすでに行なっていたこと。ホームページに設置したアクセスカウンタの数値も表示していた。.Macでやっていたことを継承してMobileMeに移行すると予告していたんだから、MobileMeの機能としてもサービスの状況確認はどうするのか、最初からきちんと設計して、全体の動作確認しておくべきだった。(テストランをやっていないわけがないので、たぶん問題はもっと別のところにあったのだろう。)

MobileMe最大のメリットは、iPhoneとMac(あるいはPC)との即時同期。世界で同時販売したときの最初の購入層がコアなMacユーザーである確率は非常に高いわけで、もともと.Macアカウントを持っていると想定して当然だろう。そのユーザーが一斉に同期し始めるということを十分にテストしていなかったとしか思えない。

賢明にもApple はすぐにMobileMeステータスを発表し、正直に失敗を認めて、プッシュと言葉を使うのをやめた。障害発生時にすぐに失敗を認めて、その情報を公開し、すぐに対策を打った。

いままでのAppleにはなかった姿勢だ。


木 - 8 月 21, 2008   04:18 午後