酸化皮膜処理したアルミニウム


アルマイトのことでしょ、といって通じるのはどうやら、オヤジ世代だけのような気がしてきた。アルマイト(AppleのWebでは anodized aluminum をわざわざ「酸化皮膜処置したアルミニウム」と訳すところがアップルの戦略なのか?

アルマイトときいて想像するのは、ヤカンやお鍋。安っぽいイメージがある。

アルマイトのiMac

やっぱり、安っぽく感じるね。

でも普通、アルミ製品はほとんど酸化皮膜処理されているんじゃないか?
電極分解で出来る酸化アルミニウムの膜のことを酸化皮膜(アルマイト)というんじゃなかったけ?
不安になったので、調べたら、(株)吉崎メッキ化工所のページ が分かりやすい。

アルマイトといってもいろいろあるから、すべて安っぽいイメージでもないハズなんだけど…

じつは、exciete.ismにこんな記事 をみつけた。まんまとアップルの戦略にハマっているような気がする。しかし、書いてる内容がなんか違う様な気がしたので、アルマイトのことを確認してみたわけだ。

iMacがついにアルミのグッドデザインに
(中略)アルミの質感は鈍い光を放っているが、これは「酸化皮膜処理」という処理が施されている。コーティングの膜が光を屈折させて、目に見える色を出す(シャボン玉が虹色に光るように)原理を応用している。


実物見てないからわからないけど、PowerBookG4やPowerMac G5のアルミとは違って、何か特殊な透明の幕を貼付けているのだろうか? そう思わせる記事だ。
さらに、シャボン玉が虹色に見えるのは、光の屈折じゃなくて、光の干渉のせい(これは最近 Life is beautiful で仕入れたネタ)だ。

署名記事なのに、なんか、全然ウラをとってない記事のような気がする。


金 - 8 月 31, 2007   12:14 午前