iPhone 3GS 発売開始


iPhone 3GS(新しいiPhone)が、昨日、日本で販売開始された。東京の表参道では前夜祭が開催されて、ソフトバンクの孫社長があいさつした。ビデオをみるととても楽しそうに新製品を紹介しているのが印象的。それにしても、一般市民(?)にしてみれば、たかが携帯電話の新製品ごときに、どうしてこれほど盛り上がるのか、疑問だろう。

実は普通の携帯電話ではないから盛り上がるのだが…

しかし、iPhone 3GS発売開始の盛り上がりは、マイケル・ジャクソンの訃報によって隅に追いやられた。なんともタイミングの悪いこと。それもまあしかたない。あるいは、iPhone 3GSの国内発売開始はマイケル・ジャクソンが亡くなった日と覚えることもできる(覚える必要はないけれど)。

さて、iPhone OS 3.0 は即刻ダウンロードしてインストールしたが、iPhone 3GSは、処理速度が平均2倍向上という魅力にもかかわらず、今回は見送らざるを得ない。熱烈なファンは、「買い増し」(いわゆる機種変更のことを業界で正しくはこういうらしい)によって新しいiPhoneを手にしているようだが、どう計算したって前の本体の未払分は残っているのだから、今よりやすくなることはないのだから…

iPhone 3GSを手にした人たちのつぶやき(twitter)を読んでいると、処理速度への満足感と液晶コーティングの使いやすさ(賛否あるようですが)が伝わってくる。が、そこはがまんがまん。

液晶画面の色温度が、従来機と異なるということ。ちょっと気になる。iPod touch とiPhoneでも色温度が異なる。どっちに近くなったんだろう。

ところで、iPhone OS 3.0 にしたら、動かなくなったアプリがたくさん出てきた。とくにWiFi接続を簡単にする WiFi trak が使えなくなって困った。標準の状態でも、いちど接続した頃のあるLANについては、勝手に無線LANを検出して接続するのだが、なんとなく不安。それが、さきほど3.0対応版がようやく公開された。

著名なソフト(しかもインスト済)の作者の何人かは、3.0が配布される以前に、AppStoreに3.0対応版を申請しているのに、審査が遅くてなかなか公開されないみたいと嘆いている。審査を急いでほしいものです。

3.0になって、起動できないことはないが、画面が乱れたり、動作が遅くなったり、特定の機能がつかえなくなったりなど、挙動がおかしくなったアプリはまだまだたくさんある。早く、3.0で正常に使いたいものだ。

そういえば、iPhone 3GSで動かなくなったアプリもあるようなので、要注意ですね。アプリの開発者は大変かもしれない。

開発といえば、iPhone 3GSは大幅に内部メモリにゆとりがあるそうだ。きっと3GS専用のアプリもでてくることだろう。そんなソフトが増えてきたら、やっぱり「買い増し」かな。


土 - 6 月 27, 2009   03:33 午後