iPhoneと同じことケータイでもできるバレエの発表会の帰り道に中2の長男が言う。auでもiPhoneと同じことできるでえ。ホームページ見れるし、音楽も高音質でダウンロードできるやん。何がちがうん?
そうやなあ。と軽くかわしておいた。実際そのとおりだと思う。
iPhoneと従来のケータイの違いって何でしょうかねえ。 マルチタッチと加速度センサー? マルチタッチは確かに魅力てきな新技術だが、そんな技術はいずれ真似されてしまうだろう。 瞬時に同期可能なMobileMe? 当初の予定のようにうまくいっていないが、GoogleやYahooを使って無料で同じようなことはできる。MobileMeは有料! それに、3Gの受信感度が悪いらしい。 AppStoreで好きなアプリがすぐ買える ケータイアプリだっていつでもすぐ買える デザイン? iPhoneは携帯電話としてのデザイン原則からズレているのは確か。それを美しいと感じるか、使い勝手を優先するかだろう。じっさいに使っていないので電話としての使い勝手を最大限考慮したかどうかは疑問。また、これは趣味の問題。 結局、Mac(もしくはApple)のファンじゃない人にとって、iPhoneは他のケータイに対して突出した魅力があるものではない。むしろ日本のケータイ文化にはなじまないし、iPhoneでできることは従来のケータイでもWindowsとの連携でいろいろ使いこなすことができる。ワンセグに対応していないし、お財布ケータイにもならないiPhoneは、かえって使い勝手は悪い。そういう商品だ。 これって、かつてNEC9801シリーズが日本独自のパソコン文化を作り上げた時代に、PC/AT互換機がでてきたのと似てない? 日本IBMさえ当初はPC/AT互換機を売ってなかったほどに、日本ではPC/AT互換機は受け入れらなかったけど、DOS/Vの開発で一気に流れが変わった。ハードの仕様にこだわったNECは、DOS/VとWindows3.1の仕様に駆逐されてしまった。 Macの熱烈なファンの私には、文句なしに世界標準のモバイルフォンとしてのiPhoneに魅力を感じる。それにアプリによって使い勝手が向上していくというパソコン的側面には注目すべき。すでにiPhone 2.0.2 Software Update も配布されている(これはバグフィクスだけど)。 従来のケータイは新しい機能を使いたければ機種変更するしかなかったが、iPhoneはちがう。 もっともiPodに関しては初期ユーザーがどんどん見捨てられていって、新機能を使いたければ機種更新を余儀なくされているという状況もあるので、一概にAppleを賛美しているわけではない。Appleとてハードウエアを売らなければ商売にならないが、iPhoneは販売スタイルが他のApple製ハードウエアと異なる。今後、iPhoneに関してはどこまで旧機種をサポートしていくのか見極めたい。 |
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カレンダ
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Total entries in this category: Published On: 1 月 24, 2010 01:08 午後 |