USBフラッシュメモリから直接ファイルを開くと動作が遅い


私の周辺での最近多いのトラブル。USBフラッシュメモリに保存したファイルを直接開いて作業していると、保存や印刷のときに異常に動作が遅くなる。きっと、USBフラッシュメモリの書き込み速度は、実は極端に遅いのだろう。

パソコン(Mac、Winとも)の動作が異様に遅くなって、ファイルの保存や印刷にやたら時間がかかっても、クラッシュしたわけではないらしいのは、マウスの操作には対応していて、かろうじてウィンドウの切り替えなどはできる。しばらく放置すると、保存や印刷が完了する場合が多い。

昨日はちょうどその現場に居合わせた。

学生が作業していたCADソフトの動作が異常に遅い。印刷を実行したあと、データ転送にやたら時間がかかる。ようやく転送を終わってもプリンタが反応しない。ファイルを保存しようとするとエラーがでる。しかし、しばらくたつとようやく印刷できる。という症状だったらしい。指導していた同僚のM先生が印刷できないのをその場で再現してくれた。

なぜだろう。M先生とさんざん原因究明っぽい話をしていたら、ふとUSBメモリが刺さっていることに気づいた。

ひょっとしてUSBメモリから直接ファイルを開いていないか?

学生に確認すると、そうだった。それにはM先生も気づいていなかった。

USBメモリからファイルをデスクトップにコピーして、開き直し、印刷すると、すぐにプリンタが反応した。明らかに原因はUSBメモリから直接ファイルを開いていたことによる。

しかし、ファイルをUSBメモリから開いても主メモリにロードして処理するのではないだろうか。ひょっとして、作業用のテンポラリファイルをUSBメモリ上に展開していたのだろうか?

いずれにしても、USBフラッシュメモリは、HDに保存したファイルを持ち歩くために使うもの、と認識したほうが無難だろう。


木 - 3 月 5, 2009   03:28 午前