HDとフラッシュメモリーの転送速度のちがい


中2の長男から、HDの転送速度とフラッシュメモリの転送速度って、どのくらいちがうん? と尋ねられたが即答できなかった。いったいどのくらいちがうのだろう。

最近、Old Macの改造をしていないので、すっかりパソコンパーツのスペックに疎くなった。かつては、IDEハードディスクのインターフェースがATA100だとかATA133だとかだったが、その100とか133が転送速度だった(単位MB)、はず。

最近はシリアルATAになってるが転送速度は上がっているのだろうか。また、フラッシュメモリの転送速度はどのくらいのだろう。

早速調べてみると、こんなに親切なページを見つけた。

ハードウェア初心者にやさしいハードディスク選び

そこには、外部転送速度(インターフェース部分)と内部転送速度(HD本体)はちがうということが書いてあって、インターフェースの転送速度は速くなったが、HD自体の転送速度は昔からほとんど変化なくて70MB/Sらしい。

そうだっけ? すっかり忘れている。

そして、USBメモリの転送速度を調べてみたら、意外と転送速度に関する記事がなくて、2005年の古い記事ながらこんなのを見つけた。

高速USBフラッシュメモリ実力テスト

512MBで7980円、1GBで11500円~17800円もしていたいんですねえ。先日亮佑が4GBのUSBメモリを750円で買っていましたが、メモリ価格の値下がりはとても激しいものがあります。というわけで、性能も進化しているのかと思ったけど、この2005年のスペックで転送速度は公称20MB/S。最近のSDメモリもだいたい20MB/Sで、SDHC(ハイキャパシティ)メモリのClass6(最速)で48MB/Sなので、容量は増えたけど速度はそれほど速くなっていない。

ところが、以前亮佑には、メモリが最速だが高価だから大容量のHDなどの外部記憶装置が必要になった、と説明したのに、フラッシュメモリのほうが転送速度が遅いではないか????

しばらく自分でも分からなかったが、パソコン本体の主メモリは揮発性メモリで電源を切ると内容は消えるのに、フラッシュメモリは消えない(そのための工夫、しくみがある)ために転送速度が遅いということだ。

ちなみにいわゆる主メモリの転送速度はどうかというと、先ほどと同じサイトにまとめてあった。

ハードウェア初心者にやさしいメモリー選び

比較的古いDDR-SDRAM PC2100で、2.1GB/S。フラッシュメモリの100倍、HDの30倍くらい速い。PC2100というのがデータ転送速度を指すそうだ。

さて、こうなるとフラッシュメモリの電荷記憶のしくみを知りたいが、Wikiをみても記述に統一感がなく、フラッシュメモリについてだだけ物理的な仕組みに関する記述がない。ただし、検索しながら驚いたことがある。

フラッシュメモリには寿命があるといいうこだった。

メモリに寿命がある?

しかし、なぜかよくわかからない。(ホントに素人化している自分に驚く)。

ようやくたどり着いたのが、ここ↓。

大容量かつ高速化で普及が進む、「フラッシュメモリー」の原理を探る:WinPC Labs

やや難解だが、フローティングゲートと呼ばれる保管庫に電荷を出し入れしているということがわかる。このフローティングゲート内に電荷を保持するために「トンネル酸化膜」が使われているが、これが電荷の出し入れのたびに劣化していくそうだ。Wikiの記事ではよくわからないかったが、現在の製品としては、100万回程度が限界らしいので、頻繁に読み書きをしないかぎり、まず日常的には問題ないだろう。


日 - 1 月 25, 2009   11:23 午後