古いパソコンにもWindows XP Service Pack 3


管理組合所有のノートパソコン(VAIO PCG-NV55/BP)をアップデートすることになって、Microsoft Updateを施したら、最終的にWindows XP Service Pack 3のインストが始まった。しかし、その時間のかかること。パソコンがフリーズしたのではないかと思うくらいだった。

はたして古いパソコンにService Pack 3をインストする必要があるのかどうか分らないが、MacOS Xの教訓では、マシンのスペックとインスト済ソフトが対応している限り、常に最新のOSにしておくほうが安全かつ安心できる。

というわけで、最後までMicrosoft Updateの指示に従って実行していったわけだが、まずアップデートするためのソフトの更新があって、それらが修了してから Service Pack 3 のダウンロードが始まる。それに時間がとってもかかったのだ。

もともとService Pack 2 になっていたので、すぐに終わるとおもっていたのがまちがいだった。あとで調べて分ったが、マイクロソフトのダウンロードセンターにあるWindows XP Service Pack 3のCDイメージファイルは、388.6MBもあったのだ。

インストが終わると再起動。気分的にはめちゃくちゃ動作が遅くなった気がする。頻繁にディスクにアクセスしている。おかしい。なんと、Cドライブの残量が400MBくらいになっていた。たしか残り1GB以上あったとハズなのに。

これもあとで調べて分ったことだが、実はアップデートにはシステムディスク上に1.5GB以上の空き容量が求められている。アップデートの最中にはいっさいそういう情報が表示されない。粛々とアップデートが進行していった。でもこれは、結果として、パソコンに不案内なユーザーにはかえって迷惑ではないか。

ユーザーはその残りの領域をデータ保存用に確保していたハズ。それを圧迫してまでシステム拡張はしたくなかったかもしれない。しかしMicrosoft Updateは、HDの空きがあればアップデートを実行してしまう。

結果として、データ保存の容量が減るばかりか、システムの挙動自体に影響が出てしまう。こんなことらなアップデートしなれば良かった。

古いパソコンでは出荷時に内蔵HDをCドライブとDドライブに分割してあるから、全体で容量があってもCドライブの容量が残り少なくなっていることが多い。このディスクの分割は、いまとなっては有難迷惑でしかない。

このVAIOはなんとCドライブに10GB、Dドライブに20GBを割り当てていた。Dドライブはまるまる20GB空いている。ちゃんと調べてからアップデートすればよかったのだが、Cドライブへの割当が少なすぎる。何考えてたんだろう。

幸いにも出荷時のソフトしかインストしていないので、リカバリーディスクを使ってHDを初期化して、あとは出荷時状態に戻すことにした。ついでにSONYのサイトで更新プログラムを確認して、BIOSのアップデートやドライバのアップデートも行った。作業は、最初のアップデートから一週間後の土日をつかった。まる2日の作業。

おかげでVAIOは出荷時の状態に蘇った。そして1回目のアップデートとは異なり、サクサク動くようになった。感覚的なものだから、実際のところはどうかわかない。でも古いパソコンこそ、Service Pack 3にすべきかもしれない。


火 - 6 月 24, 2008   04:12 午前