ソフトバンクのケータイ


先週の土曜日にソフトバンクモバイルが番号ポータビリティ手続きでシステム処理遅延が発生し、一時受付中止した件、かつて格安ADSLサービスを開始した時のソフトバンクと同じ印象。

破格の接続料金(当時)で受付開始したADSL接続サービスだったが、受付処理が円滑に行えず、申し込みから開通までずいぶん待たされた(私のもその一人)。ソフトバンク側の体制が整っていなかったからだ。それに加えてNTTの営業妨害的対応があったというのは周知の事実。中には待機中にキャンセルして他社に乗換えた人も多い。その間に他社が追随できたからだろう。

今回のシステムの不具合は、人的な体制の不備ではなくて、システム処理上の問題だったようだが、価格破壊的広告を売っておきながら、それに対応できるだけの体制を整えていないのは、以前と同じ。

また、それに対して、既存他社が攻撃しているのも同じ構造。しかもまたNTTが絡んでいる。さらに公正取引委員会まで動き出して、0円広告の是非も問われている。なんとなく四面楚歌なソフトバンクだが、格安料金を望んでいるユーザーが実に多いということを実証したのも、かつてのADSLのときと同じだ。

実は、問題が発生した土曜日、本当にソフトバンクは安いのかと料金を確かめようとした。ところがソフトバンクのWebサイトはとてつもなく反応が遅い。アクセスが殺到していたのだろう。なかなか開かないWebページを見ながら料金を検討しようと下が、ソフトバンクが主張しているように分かりやすい料金体系ではないことは確か。いったいどんなときに何が0円なのかが分かりにくく、最終的な料金はいくらなのか判読的なかった。

でもあの広告で通信料がすべて無料と思った人はいないのではないか。


火 - 10 月 31, 2006   11:43 午後