せんべい


今日、ラジオのニュースで、煎餅の堅さを5段階表示して、堅さを強調し、堅い煎餅はよく噛まないといけないので、顎の発達や唾液の分泌促進など健康にも良いとアピールして、煎餅全体の売上げを伸ばしたいということを言っていた。

もともと煎餅は堅いものではないだろうか。堅いからおいしいんちゃうん?

その堅さとシンプルな醤油味が煎餅の魅力だとおもっている。

一方で濡れおかきみたいなぶにゅぶにゅした歯ごたえの気持ち悪いお菓子が流行っているのに、堅い煎餅は、どうがんばったって若い子にはウケないのではないかと思ってしまった。濡れおかき以前でも、ふわふわさくさくのおかきを煎餅と称してきたの米菓子メーカーなのに、いまさら堅焼き煎餅を復権させようとする真意はなんだろう。

NHKではメーカーを明かさないから、ニュースも半分は意味がわからない。会社名をつげるときとそうでないときの判断基準がわからない。5W1Hの原則からすると、素性を明らかにしないならニュースじゃないように思うけどね。

ところで「せんべい」と言えばお米の煎餅のことを言ってて当然という感じで報道していたのが気になった。実は「せんべい」と聞いて最初に想像したのは、お米のせんべいではなくて、瓦せんべいに代表される小麦粉の煎餅だ。関西で「せんべい」というと小麦粉のほうを指す。そういえば、以前、卒業生が手みやげにもってきたタイガース煎餅が美味しかったが、これも小麦粉の煎餅。

博多のにわか煎餅なども小麦粉。宝塚の名物である炭酸煎餅も小麦粉。

ラジオのアナウンサーたちが何の断りもなく「せんべい、せんべい」と言い続けているが、それがお米の煎餅であることがわかるのは煎餅を噛むときの音。放送局が渋谷にあって、我こそ中心とおもっているから仕方ないか、とも思う。草加煎餅は東京土産だしね。

そういえば、よく東京出張してたころは、帰りに草加煎餅を買ってきてたのだが、最近は出張もなくなって、わざわざ草加煎餅を買うことも少なくなった。

お米の煎餅は堅焼きの醤油味にかぎる。


木 - 3 月 27, 2008   11:50 午後