自家製ピザ


久しぶりにピザを焼いた。久しぶりなので、すっかりピザ生地の作り方を忘れていた。だいたいのことは強力粉の袋やドライイーストの箱に書いてあるからそれでいいだろう。そして、今回はピザと同時に炊飯器でパンを焼くことも試みた。

うちのピザは、以前NHKのためしてガッテンでやっていた焼き魚用グリルで焼くナポリ風。グリルを予め熱しておくと一気にグリル内が高温になって、石窯と同じ効果があるらしい。

うちのグリルは片面焼きなので、一度表面を焼いて取り出してから、トッピングして、再び焼く。ちょっと手間だが、薄い生地はパリパリに焼けて、トッピングも程よく火が通る。ちょっと目を離すと黒こげになるのが難点。

さて、今日はパンとピザを同時につくるために共通の生地にした。炊飯器でパンで焼けるということは、以前きっこのブログでも読んだ覚えがあり、初めてでもちゃんとおいしいパンが焼けたそうだ。内容は詳しく覚えていなかったが、炊飯器で発酵させる際にうまくいかなくて、ネットで調べたよりもこまめに保温スイッチを入れて、たくさん時間をかけてたように思う。

念のためにネットで、炊飯器とパンで検索して、代表的な作り方を調べてみた。いつもは入れない砂糖と牛乳と卵とバターを使った。こねているときからいい香りがして、そのまま食べてしまいたくなる。

一次発酵にも炊飯器を使うらしい。いつもはお湯をいれたボールにこねた生地が入ってるボールを重ねて1時間ちょっと待つのだが、炊飯器を使うと、10分間保温ボタンをオンにして、その後30分まてばいいらしい。ちょっとだけ時間の節約になるので、試してみた。

40分後、あんまり膨らんでいるように見えなかった。きっこ氏の日記を思い出して、再度保温をいれて、あと10分くらい待ってみた。でもあまり変わっているように見えなかった。いつものようにお湯とボールで発酵された方が膨らんでたような気がする。ひょっとしたら、ここで失敗したのかもしれない。

ピザ用とパン用に分けて、パン用はガス抜きして、再度発酵。今度は保温スイッチ10分、切って15分でいいらしい。それで2〜2.5倍に膨らむそうだ。でも、あまり変わっていない気がする。も少し発酵させるか? と、再び保温スイッチ入れて、しばし放置。それでもあまり膨らんでない。待ちきれずに炊飯スイッチを入れた。

ピザ用は1枚ずつの分量にわけ、いつものようにボールに入れてたら、結構膨らんできた。4つに小分けして、ボールに並べたときは結構離れてたのに、それがくっついてしまうくらいだ(こっちのほうをパンにすればよかったのかもしれない)。

ピザはグリルの形状から四角く生地を伸ばして、まず1枚目。グリルから魚臭さを抜くために、1枚目のときはかなり長い時間空焚きしておく。トースター用のアルミのお皿に生地をのせて、グリルに入れる。見てたら、あれよあれよという間に膨らんで、グリル内で大きくなりすぎて、バーナーにくっついてしまった。あわてて火を消して取り出そうとするが、つっかえてとれない。悪戦苦闘のすえ、ようやく取り出したら、一部黒こげ状態だった。

パンの生地と一緒にしたから膨らみすぎたんか? 実は、久々に焼いたものだから忘れていたのだが、フォークでブチブチと穴を開けておかねばならなかったのだ。一部黒こげながらも、表面はほぼ焼けてたので、そのまま続行することにした。

トッピングは、まずイタリアントマトの角切り缶詰の水気をとってから塗るようにのせて、ピザ用チーズをのせ、予めブイヨンと一緒に炒めたミンチ、なすの薄切り、ピーマンの輪切り。なすは初挑戦。はたしてグリルで火が通るか疑問だったが、半生でも食べれないことはないだろうと思っていたのだが、予想に反して結構おいしく焼き上がった。我ながら、焼きたてのピザはおいしい。

一方、パンのほうは一旦、炊飯器のスイッチが切れたものの、ぜんぜんパンらしくない。炊飯器のタイマーが短すぎるんとちゃうやろか、と思い、再度スイッチをいれてみた。亮佑が、パンはまだかと催促するが、もうちょっと待ってて、と言ったものの、パンらしく焼けそうにないなあと、ちょっと面目なさげのパパだった。

結局、うまく膨らまずに、なんか蒸しパンみたい。団子っぽいというか、できそこないのホットケーキというか、それに粉っぽい。蒸しパンのほうがもっとふっくらしている。これは大失敗。でも一応食べれるからいいか。

きっこが失敗しなかったのは、なぜか。きっこの日記で検索して、成功の秘訣を探ってみた。きっこは二次発酵時にこまめに炊飯器の電源をオンにしたそうだ。

そうか、二次発酵がだめだったんだなあ。こんどはいつ挑戦できるか分からないけど、次回は二次発酵でしっかり膨らませることを忘れないようにするぞ。





日 - 3 月 11, 2007   10:14 午後