ケータイが欲しい晃志とiPodが欲しい亮佑、そして…


新しくできたLABI(ヤマダ電器)のレストランフロアになかなか良いお店が入っているとママが言ので、ママの誕生日の前祝いということにして、みんなでお昼を食べに千里中央まで行った。

中華にするか、和食にするか、ずいぶん迷ったが、結局健康に配慮して和食のお店にはいったものの、バイキング方式の食べ放題だったらから、あれもこれもお腹いっぱい食べてしまった。もちろん亮佑の食べる量といったら尋常でない。まだ晃志は温和しいが、そのうち、二人で大喰らいするんだろうなあ。

食後の腹ごなしにヤマダ電機をウロウロして、大型電気店が集客力があることを実感した。このLABIができるまでは千里中央の商業施設は沈滞ムード一色で、セルシーにできた中華街も一つ消え、二つ消えと、いつの間にか中華街がなくなってしまった。LABIができて一気に活性化した。レストラン街も結構流行っていた。ただ、まちづくりの手法的には、40年前と変わらない中央集中型商業施設のあり方に、一抹の不安がないでもない。

電気店ではロジクール製のマウスを探していたのだが、先にケンジントン製の無線マウスを見つけてしまった。ノートパソコン用の小型マウスだが、普段マイティマウスを使っていると小型マウスのほうが手にしっくりくる。それにサイドのラバーの感触が気持ちいい。もともとターゲットはロジクールのコンパクトマウス(有線)だったが、ロジクールの無線マウスもケンジントン同様に手になじむ。しかも、USB無線レシーバが超小型。これはいい!

悩んだあげく、接続するのがPowerBookG4/500MHzだということを考慮して、やっぱり無線マウスはやめて、予定通りロジクールの有線マウス(1480円)にした。(マイティマウスにしないのは予算の都合。それと先日亮佑に1000円のノーブランド品買うなら、1500円のブランド品を買えと言った手前、ロジクールのは一番安いタイプでも品質がいいことを分からせたかった)

ロジクールのマウスを選んでおくと失敗しない。帰宅して早速使ってみた亮佑がその使い心地の良さに感動してた。それまで、ファミマの福袋に入っていたキティちゃんマウスや、ジャパンで買った7色に光るマウスなどを使わせていたのだが、どうも使い勝手がわるかったのだ。

さて、電気店の魔力は、ただ見ているだけのつもりでも、つい買ってしまうというところだろうか。

そのあと、iPodや携帯電話をみていたら、晃志が携帯を欲しい、亮佑がiPodを欲しいという。晃志はiPodに興味がないが、ともだちと電話やメールがしたい、写真も録りたいという。高画質カメラ搭載の型落ち品が実質0円だったので、晃志の目の前で店員にケータイの値段を説明してもらう。「この機種の場合、電話もメールもほとんどしなければ月に2千円程度、一般には3千円程度です。」0円の機種でも最低毎月2千円ときいて晃志もケータイはお金(電話代)がかかることを認識した。

(なんか前に100円パソコンのことで亮佑に同じようなことを説明したように思う。)

亮佑もケータイが欲しいが、いま一番欲しいのは新しいiPod nano(パープル)だと言う。実はauケータイの着メロ着うたをMacで自作するのにハマっている。だからauケータイが欲しいが、それ以前にiPodでそのまま音楽聴けるのならそのほうがいいということだ。iPod nanoの新製品をみて、絶対これがいいと言う。(ちなみにヤマダ電機には4GBのiPod nanoが14800円で売っていた。アップルがアナウンスしていない4GB版が一部に流通しているというのはこれだ。)

たしかに新しいiPod nano は魅力的だった。

パパはどうせならiPhoneが欲しい。そう言ってiPhoneをいじっくってら、店員がやってきて「在庫あります」の札を外した。iPhone3Gの16GB(黒)が売り切れてしまったそうだ。「白はありますよ、よかったらどうぞ」とにこやかに去っていった。まさか買う気があるとは思っていなかったのだろう。(買うなら16GBの黒だ。いやほんとはiPod touchのように光沢ステンレスがいい)

パパのお目当てのiPhoneが売り切れたので、ここで買うことはないと思いながら、「パパがiPhoneを買って、パパのケータイを晃志に、iPodを亮佑にあげたら、三人とも満足するなあ」と冗談でいってたら、ママがそれを承知した。え?

今日は妙に優しいママ。内心(ほんまにiPhoneかっていいん?)と思ってしまった。

それでも晃志には「パパが欲しい機種が売り切れたから、この話はまた今度」と言って誤魔化そうとした。しかし、いちどケータイを手にすることができると思った晃志は、あきらめきれない。「別のお店に行けば良いやん」といいだしたので、話半分にききながら通勤途中のソフトバンク店に行こうと思いヤマダ電機を出た。

しかし、他に買い物もあったから、ソフトバンクはやめて、池田のダイエーで買い物して帰ることにした。契約に必要な書類を持ってきてないし、池田のダイエーにも携帯ショップがあるからそこにいけばいいやん、とかなんとか言いくるめたのだ。

ところが池田のダイエーにはiPhoneは置いていなかった。すかさず晃志が近くのレンタルビデオ店にソフトバンクがあるというので、言ってみると、最近ツタヤに変わったその店(旧ワンパニ)のソフトバンクケータイ売り場はなくなっていた。

あきらめムードが漂ったのに、別の店で他の買い物をすませてきたママと出くわして、ママが言うには「マルシェ(阪急池田駅ビル内のショッピングモール)にソフトバンクのお店あったよ」という。

行ってみると、iPhoneあります!と大きなポスターが貼ってあった。

大はしゃぎの晃志をみて、ついに観念したパパ(いや本当は本人が一番うれしかったかもしれない)は「iPhoneほしいんですけど在庫ありますか」と店員に言う。どのタイプが欲しいかときかれてすかさず「16GBの黒」と応えると、何を思ったか、慌てて店の奥に入って行った。

すると、手に小さな黒い箱をもった別の若い女性店員が奥から出てきて「こちらです。16GBのブラックでよろしかったでしょうか」という。それをみて晃志のほうが興奮して喜んでいる。店員も晃志のために買ってあげるのだと間違えたくらいだ。

晃志の前で「契約に必要なモノがありますか?」と牽制してみた。ハンコが必要とかなんとか言われたら出直してこようとおもったのだ。しかし、そこはさすがに携帯ショップ。にこやかに「運転免許証などご本人さまとご確認できるものがあれば結構です」という。

とうとう抵抗をあきらめて、素直にその場で契約することにした。

契約書類の説明を逐一熱心に聞いている晃志。書類を書きながら、いま使っているケータイを晃志に手渡したら、うれしそうにいじくりまくって、ついには席を立って別のソファーに座って、のめり込んでいた。契約が終わる頃には、すっかり晃志風にカスタマイズされていた。

もちろん亮佑には帰宅後すぐに古いiPodを明け渡した。初期化して自分の名前をつけて喜んでいる。


どうせ買うんだったら、もっと早くヤマダ電機で決断していれば、ポイントとかたまったかもしれない。なんか、いつもこういうのって、無計画な衝動買いをしているような気がする。と思いながらも、iPhoneを手に入れることができで、いちばん喜んでいるのはパパこと、私です。

ありがとうママ。


水 - 9 月 24, 2008   04:08 午前