六甲高山植物園


昨年の夏、どこにも連れていけなかったので、せめて今年は近場でいいからと思って、久々に六甲山にドライブした。目的地は高山植物園。そのあと、森林公園にも行くつもりだったが、高山植物園が思いのほかいいところだったうえに、オルゴール館(ホール・オブ・ホールズ)にも行ったので、それはまたのお楽しみ。

もう10年くらい車で六甲山には行っていないような気がする。お盆休みのさなか、阪神高速は混んでいるとだろうとおもって、阪急逆瀬川から登ったが、逆瀬川にたどりつくまでの道をすっかり忘れている。ようやくたどり着いた逆瀬川駅をすぎるとあとはもう一本道だ。

道は空いていた。六甲山頂をすぎて六甲山カンツリークラブをすぎて、看板にそって、すぐに高山植物園にたどりつく。

涼しい。25度くらいか?

入場料はオルゴール館セットなら割安になるという。オルゴール館への行き方を尋ねると、もうひとつの入り口に面した駐車場から徒歩3分のところだそうだ。オルゴール館前の駐車場があるので、そちらが便利。高山植物園はゆっくり歩いて小一時間程度。食事をするなら、この入り口のカフェとオルゴール館内にカフェがある。半券があれば再入場も可能なので、こちらに車を停めたままでも良いとのこと。とてもていねいに教えてくれた。

木陰がとても涼しくて、ベンチでもあれば、ずっとここで涼んでいてもいいと思った。

夏の暑さにさすがの高山植物も元気がない。湿生植物は湿地の水が干涸びててちょっとかわいそう。でも、色あせたとはいえアジサイはまだ咲いていたし、木蔭に点在するササユリが美しい。ロックガーデンちかくに群生するニッコウキスゲの黄色い花も美しかった。なんといっても木蔭がおおいのがいい。木蔭がこんなに涼しいと、日向に出てていても平気だ。



映像館で夏から秋にかけての植物の短編映画をみた。40脚くらいの椅子があるフラットなフロアを暗くして液晶プロジェクタで投影していた。字幕にジャギーがあるのが気になった。30分おきくらいに手作業で映像を操作していたが、部屋の壁面にはいろいろな展示もしてあったので、大型の平面ディスプレイで常時エンドレス再生しているほうが、いいのではないかと思った。

高山植物園を出て、オルゴール館に向かう。途中、あじさいが群生していた。ほとんどのものが色が抜けてしまっているのが残念だったが、いまこの季節にあじさいが咲いているとは、まるでイギリスだ。子ども達がおどろかないのが不思議だ。

道なりに行くと、オルゴール館入り口にたどり着く前に、カフェのテラスに出た。遅めの昼食をここで食べて、そのままオルゴール館に入った。



オルゴールの演奏ステージが毎時00分と30分にはじまる。00分始まりのと、30分始まりのは、内容がちがうようなので、両方聴こうということになった。

久々に聴くオルゴールの響き。箕面に住んでいたころは、「スイスオルゴール」に演奏を聴きにいったりしてた。そういうことをすっかり忘れている今日この頃。先日、大山崎山荘で聴いたオルゴールの響きがまだ耳に残っているが、それと同じ会社(ポリフォニーだっけ?)のオルゴール(円盤に曲が刻まれているタイプ)がたくさんあった。六甲山のオルゴール館では手回しオルガンもあって、楽しい音楽の時間だった。

すっかりくつろいだ六甲山。最後はちょこっと山頂付近をドライブしてかえった。展望台ではしゃぐ晃志。



火 - 8 月 12, 2008   11:55 午後