池田駅から箕面駅経由で白島から小野原まで


きのう、亮佑が友達の鞄を間違えて持ち帰ってきた。亮佑が帰ってくるより前に友達から電話があった。池田駅で帰りを待っているという。まだ帰ってきていないし、何時帰ってくるかわからないから、いったん家に帰ってもらうことにした。

亮佑が帰ってきたのは8時頃。少々逆上気味のママが噛み付くように亮佑の非を責める。なんで友達の鞄を間違えてもって帰るねん。友達からは7時に帰宅したという電話がったのに今までどこ行っててん。などなど。

結局、翌日(今日)の10時、友達が池田駅まで持ってくることになった。池田で遊びたいということらしい。朝になっても、なかなか起床しない亮佑に対して昨日の喧嘩状態のままのママは、10時まであと10分となっているのにまだ家にいる亮佑にイライラ。遅れたらおいてくで、自分で北千里まで行って電話しいや、と言っていた。

実は、この日はグリーンヒルのおばあちゃんちにお昼を食べに行くことになっていた。ところが、亮佑は12時半になっても帰って来なかった。電車少年の亮佑のことだから、北千里から電話してくるだろうと思って、先に三人ででかけた。その車中、ママに「ところで電話番号知ってんの?」ときくと、「(知っているかどうか)知らん」という。「???」「知ってるやろう」と言い改める。まあ、どうにかするやろうとは思った。

グリーンヒルでは四人でやってくるものと思っていたのに三人だったので驚いていた。近くの回転寿司に食べに行こうということになったが、亮佑からはいっこうに連絡がない。食べに行ってる間に入れ違いになったらかわいそうだということで、おじいちゃんが張り紙をしてくれた。

寿司屋は日曜日の1時半頃というのに混雑していた。順番待ちは銀行のように番号が書かれた紙を抜き取る形式だった。こんなところまで自動化が進んでいるのに驚いた。人数と座席の種類(カウンターまたはテーブル、またはどちらでも)を選択すると番号カードが出てくるしくみだ。

カウンターでも可としたので、案外早く順番はやってきた。約1時間たって勘定を済ませようとしたとき、亮佑がやってきた。あの重い鞄を持って。

聞くと、お金を持っていなかったので、池田駅から歩いて来たという。なんていうヤツだ。10kmはあるだろうに、それを重い鞄をもったまま歩いてきている。歩くことを厭わないのはいいことだが、それにしても限度がある。こいつは、大物か? それとも単なるアホか?

それに今日は約束の時間というのがある。歩いていては到底間に合わないが、亮佑には残念ながら遅刻することが悪いことだという意識にかけるところがある。家族も祖父母もみんな待っていたのに…

お金がなくて電話できないとしても、PiTaPaの通学定期券を持っているので北千里までは電車で来れるので、歩くとしてもそこからなら2kmほど。しかし、普段からPiTaPaでいろいろな駅に降りては叱られているので、今回も北千里まで来たら叱られると思ったらしい。

昨日友達の鞄と間違えてもって帰ってきたこと自体を叱られて、その友達の帰宅時間より1時間位以上遅い帰宅のことでまた叱られて、今朝は待ち合わせ時間に間に合いそうにない時刻に家にいることを叱られて、叱られ続きの亮佑だったので、また叱られると思ってもしかたないのかもしれない。

それにしても、10kgはあると思われる鞄を下げて10km歩いてきたのだから、やっぱりこいつはエライと思うパパだった。


日 - 5 月 11, 2008   11:24 午後