神戸コンチェルトクルーズ


亮佑の誕生日のお祝いと結婚記念を兼ねて、「ミュージック・グルメ船」神戸コンチェルトで神戸港をクルージングしてきた。予約が遅かったのでティータイムクルージングしか空いてなかったが、今日は天気もよくて、ぽかぽかの春日和。気持ちのよいクルージングだった。

神戸といえば、晃志の「むぎはらしまじろう」を思い出す。いまとなっては笑い話だが、遠足で王子公園に行った晃志が「むぎはらしまじろう」なる人物に親切にしてもらった話。晃志、2年生の秋のこと。

家族で神戸周遊チケットをつかって実地見分した。警察などが親切に対応してくれたにもかかわらず、「むぎはらしまじろう」さんは見つからなかった。

その日、周遊チケットでクルーズ船に乗ったのだが小さな船だった。しかし、今回は食事付き(といってもティータイムの香港スィーツセットだが)の豪華なクルーズ船のコンチェルト 号だ。

ひさびさに家族でお出かけ。しかし、最近の電車好きの亮佑は、神戸に向う間、ずうーと電車の話ばかり。うんざりしている晃志。あきれかえるママ。パパひとりが亮佑の話につっこみを入れる。それにしても、この急激なマニアぶりどうだろう。阪急電車の車両の型番をすべて覚えているし、モーターの駆動音のちがいまで言い当てる。なんてヤツだ。

高速神戸まで阪急に乗って行ってモザイクまで歩く道すがら、亮佑はJR神戸駅や地下鉄ハーバーランド駅に行きたがる。駅においてある時刻表を収集しているからだ。とくにJRは3月15日にダイヤ改正があったばかりなので、貴重な時刻表ということだろう。しかし、ひとまずコンチェルトの乗船手続きを急いだ。不満げな亮佑だが、帰りには必ず寄るからと約束。

地下街を歩いていると、JR神戸駅へと上がる階段の上からか南米フォルクローレ音楽が聴こえてくる。ママのピアノ発表会で耳慣れた楽器の音に、おもわずみんなで駆け上がると、3人グループによるストリートライブだった。しばし聴き入る。上手だった。亮佑としてはJR神戸駅に先にくることができて大満足。

パパは、JR神戸駅構内で販売してた鹿児島物産に目がとまり、昔懐かしさに、思わず黒棒といもあめを買ってしまった。かるかんやぼんたんあめも欲しかったけど…


さて、モザイクに向っていくが、乗船手続きがどこなのか分らないまま、前回来たときに乗船手続きをした中突堤中央ターミナル「かもめりあ」まで歩いた。ところがコンチェルトのチケット交換所がない。あらためてチケットを確認すると、モザイク1階と書いてあるではないか。今通って来た道を引き返し、1階まで降りてみると、すぐそこにコンチェルト乗船場があった。

こんなこともあろうかっと早めに来たので、乗船時間まであと1時間。モザイクで時間をつぶし、小腹を満たすためにロッテリアの100円バーガーを食べた。そうこうしているうちに乗船時間。

船内は3層になっていて、それぞれの階にレストランがある。我々は2階の船首側だった。ホテルのレストランのような接客が気持ち良い。船首に近い右舷側のテーブルに案内され、室内からの見晴らしもなかなか良い。家族でゆったりとティータイムのはずだったが、ソフトドリンクはセルフサービスで飲み放題ときくやいなや、亮佑が何度もおかわりするのがとても恥ずかしい。

香港スィーツは、マンゴプリンをメインにごま団子や大学芋。おいしそうと、思っていると、晃志に向って乗務員のおねえさんが「何色がすきぃ?」と聞いてきた。なにやらお楽しみがありそうだ。とみていると、なんとバルーンアートのサービスだった。剣をつくってもらって、「おっ、ライトセーバー!」と言ったのはパパだった。



青のライトセーバーをもつ晃志
ピアノ伴奏によるフルートの生演奏は、4曲程度。ママのリクエストはとおらなかった。写真撮影サービスは、テーブル毎に順番に回ってくる。

3階はオープンデッキになっていて自由に出入りできた。子どもたちは食べ終わると、さっそく船内をウロウロ。結構、気に入ったようだった。デッキからの眺望がきれいと、誘いにきた。みんなで出て行った。

つづく


土 - 3 月 22, 2008   10:51 午後