晃志と将棋


年賀状作成ソフトが起動しなくなったそうなので、親父のパソコンの具合をみに行った。晃志を連れて行った。

親父のPowerMacG4は、実はメインのHDのアロケーションテーブルがおかしくなってて起動できない。サブHDから起動して使っている。しかし、あくまでもサブはメインの保守用としてシステム構築しただけに、アプリケーションの起動でいろいろと支障をきたしている。

今日、もうちいどメインHDのボリュームを確認したが、フォーマットし直すしか対策はなさそうだった。

当面の目的は、年賀状ソフトが動けばいいので、ソフトをインストし直した。インストに時間がかかったものの、その目的は達成できた。が、もっと時間をかけてシステムを再構築する必要がある。また、おりをみて、作業しにこないといけない。

とりあえず、本日の作業を終えて、こたつに寝転んでいるところに、晃志が枕元に将棋盤を出してきて駒を並べはじめた。「将棋すんの?」「うん」

晃志と将棋するのは久しぶりだ。いつも遊び相手になってあげられないので、一休みしたかったが、応じることにした。

へぼ将棋だった。早く終わらせようと思ったのが災いした。

晃志はまだまだ初心者なので、ミスが多すぎる。そこを大人げなく容赦なく責め立てて、一気に王手に持ち込む算段だったが、あせってたので読みの甘さが露呈。持ち駒をすべて投入して、王手の連続で攻め込むと最後に晃志がミス。それを待ったして上げて、晃志は危機を脱した。それからが面白かった。

ちょうどその頃、親父が横で観戦し出した。パパから取り上げた豊富な持ち駒を駆使して、晃志が攻めて来た。これでもかこれでもかと攻めて来た。パパといっしょの戦術。何を隠そう、パパは将棋を知らない子どもと同じ打ち方しから知らないということだ。よこで親父が手を読んでいるのがとても気になった。

晃志のやり方は二百三高地やんか。ちゃんと援護射撃しながら攻撃せなあアカンで。とか言いながら、晃志の手筋を楽しむ。晃志が手を尽くす間に、こちらの持ち駒が増えていった。晃志の手が緩んだスキに反撃して王手。

もう少し、晃志に将棋の指し方を教えてたら、すぐに上手になるだろうと感じた。

子どもと一緒にいる時間が大切だと、痛感。


日 - 11 月 4, 2007   11:22 午後