フロッピーは1.4MB、ではCD、DVD、SD、コンパクトフラッシュは?


亮佑からの質問だった。帰宅して上着を脱いでいると、手紙が冷蔵庫に貼ってあるから読んどいて、と言って入浴した亮佑。冷蔵庫には、タイトルのような質問が貼付けてあった。

入浴後に説明した。

「CDは700MB、DVDは4.7GB、SDは最高1GB、コンパクトフラッシュは最高2GBくらいちゃうか。」
「DVDってすごいな。」
「でもSDとかコンパクトフラッシュは、メモリーカードといってCDやDVDとかの光ディスクと比べると読み書きの速度が断然速いし、何度でも読み書きできる。」
「MDとかMOって何?」
「MDはミニディスク、MOは光磁気ディスク、どちらもCDと同じ様な記録方式やけど、MDは音楽専用、MOはデータ専用。」
「MOってどのくらい?」
「最終的には1GBやったけど、だいたい640MBがいちばん普及したんちゃうか。」

説明しながら、CDが世に出てから20数年。いまだに昔のままの規格で販売されて続けていることに、いささか驚いた。IT革命の時代に、こんなにも長期間メディアの規格が変更されてないデジタルデバイスはないのではないか。同じ大きさで同じ原理で読み書きできるDVDがCDの7倍ものデータを保存できて、なおかつ空メディアの価格は同じくらいだ。

一時期、高品位なデジタル音楽再生メディアの規格がでてきたが、時代は音質重視より、お手軽さを要求している。かつて画質を追究したベータビデオが長時間録画可能なVHSに駆逐されたように。iTunesに代表されるネット音楽配信の普及によって、いずれCDメディアは消え去る運命にある。

「でもフロッピーは残ってるやん」

そう、なぜか今でも生フロッピーを売っている。文字情報しか要らないなら、フロッピーでも十分足りるからだ。またMIDIデータならフロッピーでもたくさん記録できる。フロッピーがなくならないなら、CDもなくならないか。


金 - 12 月 22, 2006   02:55 午前