亮佑、修学旅行


昨夜。塾からの遅い帰宅に慣れていたので、9時頃になっておもわず「亮佑、何時に帰ってくるん?」と聞きかけた。亮佑は、昨日と今日、修学旅行で広島原爆記念館〜山口秋芳洞に行ってきた。

今日は、大阪で木枯らし1号が吹いた。立冬でもある。ほんとうに寒かった。いきなり寒くなるのは困る。昨日と同じ恰好をしていったので、夜の帰宅時がとても寒かった。秋吉台もさぞ寒かったに違いない。

亮佑は、お土産にたくさんの石を買って、無事に帰ってきた。そういえば、亮佑は石が好きなのだ。USJにいったときも、ジェラシックパークで石を買ってきて、大切にしていた。ママにはサファイアを買ってきた。

サファイアと聞いて、「わたしのみる夢、秘密なの~♪」と思わず口ずさんだ。「いまどき、そんなうた誰も知らんよ」と、ママ。青いサファイアのペンダントを見せてもらって、「サファイヤって緑やと思ってた」というと「それはエメラルド」とママ。「湖に君は身を投げた〜♪」と返すと「それも知ってる私もこわい」とママ。

パパの帰宅が10時ごろだったので、あまりたくさん話ができなかったが、広島は怖かったといっていた。

実は、修学旅行前夜、広島に行くのが怖いといってなかなか寝つけなかったのだ。原爆被害の悲惨な状況を写真などで知っていて、それが怖いという。その怖さは、死を連想するところからくるのだろうか。戦争の悲惨さを考えるよりも、そこで死んでいった人たちのことに思いをよせ、死そのものを見つめているのだろうか。だとしたら、なんと感受性の高いヤツ。それともただ単に怖がりなんだろうか。

亮佑の帰宅がよほどうれしかったのか、晃志は今夜、亮佑と同じ布団で寝ていた。


火 - 11 月 7, 2006   11:23 午後