ポケモンカードはゴミ箱のなか


今朝、ママがレッスンしている間に、せなあかんことやっときや、と言われていた子どもたち。パパが自室から出てくると、あわててゴソゴソと動き出す。まるでゴキブリ。みると、ポケモンカードが床に広がっていた。

毎度のことながら、これでまたママに叱られること間違いなし。パパは昨日の余韻があったので、こんなことしてていいんか? と詰め寄る。逃げる亮佑。のこされた晃志は知らん顔。

ママにいいつけられていたことをしないで、カードで遊んでて、パパがくるとこそこそ逃げ回っている。それに腹が立ったので、床に散らかされたカードをかき集めてゴミ箱に入れ、ゴミ袋の口をとじて、ベランダにだした。その間、なんの抵抗もしない子どもたちに余計に腹が立った。

もう二度とカードを買うな。どうせまた捨てられんねんから、無駄遣いや。

午後、仕事に出かけるまえ、なんでカードを取り返そうと思えへんねん? と聞く。自分で捨てておいておかしな話だが、捨てようとしたときに、しがみついてでもそれを止めさせようとしない、ことに腹が立ったのだ。それほどまでに物への執着がない。また買えばいいと思っている。それが腹立たしい。

ところで、昨日の靴のかかとの話。読み返してみて、なんでそこまで激怒する必要があったのかがわからん。

でもたぶん、昨日の件もポケモンカードと同じだと思う。どんなに祖末にあつかっても、ぼろぼろになればまた新しい靴を買ってもらえる、と思っている。ものの大切さがわかっていない。はさみをもって靴のかかとを切ろうとしたとき、いったん躊躇したが、やめさせようともしないことに腹が立ったのだろう。晃志に至っては寝たふりをしていた。それで激昂したんだなあ。

結果的には靴のかかとを切り取るほうが物を祖末にしてて、そうすることが何の教訓にもならないとは思うけどね。

でも怒れるパパをそのままやりすごしている子どもたちのほうが、賢明なのかもしれない。思い返して反省するのはいつもこちら。子どもたちが抵抗しないぶん、ますますそう思う。


土 - 2 月 25, 2006   11:07 午後