マリー・アントワネット


予告編をネットでみた。監督はソフィア・コッポラ、なんか新しい切り口に期待できそう。でも主人公を演じるのはキルスティン・ダンスト。え、あのスパイダーマンの?

そんなに美人じゃないし、あまり気品も感じられないキルスティン・ダンストが、どうしてオーストリアの名門ハプスブルグ家の出身のフランス王妃マリーアントワネットに?

スパイダーマンでは、どうして彼女をヒロイン役に抜擢したのか分からなかった。検索してみたら、それは、なぜかが同じ考えの多いようだ。が、以下の2つの記事は、キルスティン・ダンストが適役であったことを書いてある。

ハリウッドスター〈裏表〉PROFILING 柏木しょうこ: FILE08:キルスティン・ダンスト

漫棚通信ブログ版: なぜキルスティン・ダンストがスパイダーマンの ヒロインなのか

要は、6歳のときから映画女優として24歳にして30本もの出演作がある彼女は、いわば職人系女優で、長じてからの学園映画では「ルックスは勝ち組女子」なのに「シャイな文科系男子」を好きになってくる「偏見のない良い子」役ばかりを演じてきたので、スパイダーマンでははまり役だったということらしい。

でもマリー・アントワネットは宮廷の話。観てがっかりしたくないなあ。

キャスティングに関しては、公式サイト で監督が次のように語っている。

「マリー・アントワネットについて読むたびに、キルスティンを思い描きました。彼女は、人々の想像をはるかに超える問題を抱えながらも陽気でいきいきとしていた、あのブロンド女性と同じ気質を持っています。またキルスティンには、私がマリーに感じるのと同じ茶目っ気があって、独創的な精神を持ち合わせています。魅力と深みが絶妙に混ぜ合わさっているし、ドイツ人の血をひいているので、この役に完璧な肌とルックスの持ち主でもありました。キルスティンなら、私が想像したとおりに、マリーに息を吹き込めると思ったのです」

ルックスに関する見解には異論があるし、キャスティングで重視すべきは演技力であって、俳優自身のキャラクターではないように思うけど、それは映画を観てからの判断かな。


日 - 1 月 14, 2007   11:23 午前