真珠の耳飾りの少女


フェルメールの絵画が描かれた背景を映像化した作品。フェルメールに似つかわしく光と色が美しく仕上がっている。

真珠の耳飾りの少女
フェルメールが少女を描きたくなった心境はどこにあるか。彼女が光と色を理解するからだ。周囲に理解者がいないなか、文字も読めない少女が自分の芸術を理解することに、少女に対する思い入れが増大する。



未知の世界へと招き入れてくれる主人に馳せる思いと、超えてはならない一線。しかし主と使用人を超えて、絵のモデルとなった彼女の目には、主への思いがある。フェルメールはそれを見事に描き込んだ。

人物を描く難しさは、写真も同じ。撮影者を見つめる目が、表情を決める。真珠の耳飾りの少女DVD

スカーレット・ヨハンソンが良い演技してます。


火 - 9 月 20, 2005   04:44 午前