ブラジル戦


あんな負け方するとは思っていなかったんですけどね。前半はいい感じの試合運びだったんですが、ロスタイムでのまさかの失点。さらに、その後の沈滞ムードはオーストラリア戦と同じで、メンタル面での弱さが露骨にでましたね。

それいしてもブラジルはいいサッカーしますね。スペースへの走り込み、正確なパス、絶妙のクロス、ボールを自由に操るテクニック、それに強烈なシュート力。ジーコの目指したサッカーがこれだとすると、身体能力やテクニックの点ではまったく及ばない。

しかし、前半の試合運びで感じたのは、それをカバーするだけのチーム力が日本にはあるということ。

しかしながら、いみじくもロナウジーニョがテレビCMで語っているように、貧富の差がはげしいブラジルでのサッカーへの情熱(サッカー選手サクセスストーリーへの)と日本におけるそれの違いを如実に感じさせられた。

一億総中流の幻想というぬるま湯と突出した才能が嫌われる日本社会のなかで育った日本サッカーに対して、ブラジルのモチベーションが明らかにことなっているように思えた。


金 - 6 月 23, 2006   03:09 午後