シュート数と決勝トーナメント進出のとの関係


考察してみた。進出チームはほぼシュート数が多い。得点しないと勝てないのだから、ゴールを決めるためにはシュートを打たないといけない。シュートを放てるチャンスをいかにつくるかが、まず第一に勝つために必要なこと。

しかし、もっとも顕著な関係は得失点差。

いくらシュート数が多くて、得点が多くても、失点がそれを上回るとだめ。つまり、得失点差がマイナスの場合はまず決勝進出はムリ。シュートのチャンスをたくさん作り出したうえで、相手のゴールをふせぐこと。それが次に必要なこと。

日本の場合、オーストラリアにしてもブラジルにしても、気迫負けのように思える。失点の仕方があまりにもあっけないからだ。それまで防いでいたようなデフェンスができていない。同点に追いつかれてからの精神面の弱さがめだったように思う。

しかし、それにしてもシュート数が少ない。

敗退がきまったチームの、コートジボワールでもシュート数は50もある。だいたい30以上のシュートがないと勝てない。30以上のシュート数ながら敗退したのは以下のチーム。いずれも得失点差がマイナスだ。

チーム     シュート数 得点 失点  差
コートジボワール   50  5  6 −1
パラグアイ      39  1  2 −1
チェコ        35  3  4 −1
アンゴラ       34  1  2 −1
クロアチア      33  2  3 −1
イラン        30  2  6 −4

味方にはシュートを打つ機会をつくり、敵にはシュートを打たせない。単純だが、サッカーの基本。


金 - 6 月 23, 2006   07:33 午後