日テレのワールカップ実況解説はいらない


今日は日曜日なので、昼まで寝ることに決めて、昨夜から今朝までイングランド対ポルトガル、ブラジル対フランスの試合をみた。でもさすがにブラジル対フランスは最後まで起きていられなかった。残り20分くらいで寝てしまった。

イングランド対ポルトガルは、良い試合だった。先日のドイツ対アルゼンチン、イタリア対ウクライナを観ていても、日本代表がこれらのチームと互角に戦いうるとは思えない。明らかに水準の違いを感じる。グループリーグ敗退して当然だったのだろう。日本代表はこれからに期待しよう。

さて、イングランド対ポルトガルは日テレが放映していた。日テレのW杯中継は、日本スタジオでハイライトなどをやってから実況に引き渡す。そのスタジオはカフェバーのようなセットを背景にして若い女性を数人すわらせている。それだけなら絵としてどうでもいいが、画面進行とまったく関係のない話をして笑っている。それが観ていて腹立たしい。でもハイライトだけなら観なければ良い。実況時間になってから実況だけをみればいいのだ。

しかし、その実況がもっと腹立たしい。試合運びと関係のない話を延々と続けるのは鈴木健アナ。自分の知識をひけらかしたいのか? 実況としては最低。同じようにコメントを挟みながら実況しててもNHKのアナウンサなら違和感を感じない。ボールが動き出すと即座に無駄話をやめて、ときには解説者の話に割って入って実況している。BSでも放送しているので、そちらを観ることができればいいのだが、地上波しかみれないので、我慢しなければならない。

しかも鈴木健アナは、シュートのとき、選手の名前を絶叫するだけ。蹴り損ないの弱いシュートでキーパーが簡単にとれそうな場合でも絶叫する。もううんざりだ(ブラジル対フランスの野地俊二アナ(NHK)は、シュートが枠内かどうか威力がどのくらいか即座に描写している)。

音声を消して観るという手もあるが、会場の雰囲気は味わいたい。

イングランドとポルトガルの試合は、まるでイングランドのホームのような声援。試合途中に会場で英国国歌を大合唱。それを聴かずに画面だけ観ていても、面白くない。

そういえば、思い出したが、昔、野球の実況解説がとっても嫌だった。テレビ音声がステレオ化して、テレビのスピーカが外付けになったので、わざわざスピーカーコードの左右をショートさせて、左右の真ん中に位置する音を消して(小さくして)観ていた記憶がある。そうすると、会場の雰囲気は伝わるが、実況解説は音が小さくなって邪魔にならない。

そのうち放送局自体が、副音声で実況解説なし音声を流すようになった。最近は野球を観ていないので、どうなったんだろう。個人的には副音声のモノラルより、ステレオサラウンドで会場の雰囲気を伝えてくれる方がいい。少しは臨場感を味わうことができる。


日 - 7 月 2, 2006   11:45 午後