インサイトの乗り心地はCVTが支配


試乗というか、代車で2週間乗った感想。ほぼ通勤にしか使っていないけど、2週間で446km、簡易燃費計は16.3km/ℓ。エアコンをかけ続けてこの数字だから、まあまあというところかもしれないけど、ハイブリッド車で、カタログ上30km/ℓを謳ってるわりには、低い。

以前に乗っていたフィットは、ハイブリッドではなかったけど、エアコンかけないときで18km/ℓくらい。エアコンかけると極端に燃費がおちて、12~13km/ℓくらいだったと思う。

それに比べるとインサイトはハイブリッドなのに、それほど燃費がいいわけではないのに驚いた。通常の通勤時の運転なので、急発進とか急ブレーキもなく、加速減速は比較的ゆっくり。エコ運転評価は毎回4.5くらいなのd、たぶんエコ運転だと思う。速度表示の数字の背景が緑色のことが多かったが、緑はたぶんエコ運転をしめしていたのだと思う。

それでも16km/ℓしかでない。

前にも計算したかもしれないけど、この程度の差だったら、燃費の良さでガソリン代を得するよりも、新車の価格差のほうが大きい様な気がする。

事故ったストリーム(1800cc)は、CVTではなくて通常のAT。先日高速道路を巡航したときで16km/ℓがでたけど、通常の街乗りでは10km/ℓが平均。エアコンつけると10を切るかもしれない。

インサイトの運転時の挙動が、前に乗っていたフィットと似ていた。とくに停止前の減速時に、徐行速度くらいになった時点でとつぜんブレーキが効かなくなったような瞬間がある。ブレーキオイルが抜けたように、ふーっと速度があがったように思う。フィットのその癖はなおらなかったが、ストリームに乗換えて忘れていた。しかし、今回インサイトが同じ挙動をしたので、ホンダのCVTの特性だと思った。

ハイブリッドの利点は、エンジン始動時の静かさ。セルモーターのきゅるきゅるという音がしないというのがいい。もうひとつは、信号待ちで自動エンジン停止。車が停止状態で排気ガスを出し続けることがないのが気分的に良い。

1300ccで車両重量約1000kg。発車加速時の俊敏さは心地よいが、慣性や剛性に欠ける。そのへんはフィットと同じ。しかし、室内空間、とくに天井が低く、乗りづらい。走行時、後方窓が狭いので、ルームミラーによる後方確認がとてもしづらい。

見た目はプリウスよりスマートでかっこよく見えるけど、運転時の安全性を損ねているは、よくない。

それにしても、インサイトは、レンタカーだったが、エアコンにタバコ臭さがしみついていて、気分が悪かった。


月 - 7月 11, 2011   12:36 午前         |